チューブレスタイヤとは?
チューブレスタイヤとは、その名の通り、チューブがないタイヤのことです。チューブレスレディタイヤというタイヤもあるのですが、チューブレスレディタイヤと違い、チューブレスタイヤの場合は、シーラントという空気保持のための塗布薬が不要です。チューブレスタイヤは、それだけで空気が保持できる構造になっているのです。チューブレスタイヤにシーラントを塗布したときにはよりパンクしにくくなります。
チューブレスレディとの決定的な違いは?
- チューブレスタイヤとチューブレスレディはどちらもチューブではない空気保持層がありますが、チューブレスレディの方が空気保持層が薄いです。そのため、軽量になりますが、空気が漏れやすく、シーラントの塗布が必要になります。
チューブレスタイヤってどんな仕組みなの?
チューブレスタイヤの基本的な構造はクリンチャータイヤと同じなのですが、決定的な仕組みの違いは、リムにスポークを通す穴が空いていない点です。スポークの穴が空いていないチューブレスタイヤ専用のホイールにすることで、空気をタイヤの中に充填する仕組みになっています。リムの内側にはチューブの代わりの層があり、空気を閉じ込める仕組みです。
チューブレスタイヤのパンク修理の方法
いくらチューブレスタイヤがパンクしにくいとは言っても、パンクしてしまうこともあります。パンク修理の工程自体は、普通の自転車のパンク修理よりも単純なのですが、チューブレスタイヤはかなり固く作られているので、力が必要です。チューブレスタイヤのパンク修理の手順を説明します。
パンク修理方法①パンク部分に印をつける
チューブレスタイヤの場合は、タイヤを外す前に、先にタイヤに空気を入れて、穴が開いてしまった部分を見つけます。穴が見つかったら、そこにマーカーやシールで印をつけておきましょう。穴に画鋲を刺すと、裏からでも穴の位置が明確にわかります。
パンク修理方法②タイヤを外す
タイヤレバーを使ってホイールからタイヤを外します。チューブレスタイヤ専用のタイヤレバーを使った方が安心ですが、普通のタイヤレバーで外しても大丈夫です。ただ、とても硬いので力が必要です。タイヤが傷付かないように注意してください。
パンク修理方法③パッチを貼る
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まずは、タイヤの裏側から穴が開いた箇所のあたりをヤスリで磨いて、パッチがくっつきやすいように表面を滑らかにします。そして磨いた部分を拭いて、ゴミなどを綺麗にしてからゴム糊を薄く塗り、パッチを貼ります。タイヤレバーなどを使ってパッチをきちんと貼り付けましょう。
パンク修理方法④タイヤを取り付ける
パッチを貼り終わったら、タイヤをリムにつけていきます。指でタイヤをぐいっと押してずらしたときにバルブの根元の部分が出ないレベルまでしっかりとリムにつけておきましょう。これができていないと空気が入っていかないので、丁寧にしてください。そしてホイールにつけたらパンク修理は完了です。
次のページでは、チューブレスタイヤのメリットや、おすすめのチューブレスタイヤについてご紹介します。