今注目のPrime(プライム)のホイール
ロードバイクは、タイヤやホイールといった「足回り」を変更することで走りが大きく変わります。そのため、自転車を購入すると同時に、別のタイヤやホイールにしてしまう人も珍しくないほどです。また、ある程度の距離や年数を使用していれば、すり減りや劣化で変更が必要となります。そんな際、新しく購入するホイールの候補としてPrimeが注目を集めています。
Primeのホイールの特徴とは?
ロードバイクのホイールは、多くのメーカーからさまざまな種類の商品が販売されています。その中からPrimeが注目されているのには、どんな理由があるのでしょうか。ここではPrimeホイールの特徴を紹介していきましょう。
Primeのホイールの特徴① コストパフォーマンスの高さ
Primeのホイールの特徴的な点として最も大きいのは、何といってもコストパフォーマンスの高さでしょう。ロードバイクライダー憧れのフルカーボンのホイールが、モノによっては一般的なフルカーボンホイールの半額程度で手に入れられるのですから驚きですよね。
PB(プライベートブランド)だから安い
Primeというのは、メーカーの名前ではありません。もともとはイギリスに本社のあるCRC(Chain Reaction Cycles)社から2016年に発売されたPB(プライベートブランド)商品の名称です。その後CRCは、同じくイギリスの自転車関連を主に取り扱うオンラインショップWiggle社によって買収され、PrimeホイールはPB商品としてどちらでも販売されることとなったのです。
マージンがないから安い
一般的に、商品の販売は市場に出るまでにいくつかの業者が間に入ります。業者はそれぞれマージンを取るためそれが商品に上乗せされ、最終的に消費者のもとに届くころにはもともとの価格より高くなってしまいます。その点、PB(プライベートブランド)なら中間マージンが最小限に抑えられるため、安く販売することができるというわけです。
Primeのホイールの特徴② パーツがバラ売りされている
一般的に、メーカーでは完組のホイールのパーツは売っていません。ところが、Primeのホイールでは、ハブやベアリング、フリーハブボディ、リムを単体で手に入れることができます。もちろん完組ホイールも販売しています。部品単位で購入して自分で「手組み」する人は少ないでしょうが、こういった点もPrimeの評判が高い理由のひとつでしょう。
Primeのホイールの評判は?
安いホイールといえば中国製がすぐに頭に浮かびます。スポーツバイク関連の商品でも安い中国製を利用している人も少なくありません。一方で価格が安くても中国製品に対して購入をためらう人もいます。では、同じように安いとされるPrimeのホイールの評価や評判はどうなのでしょうか。
カーボンホイールは高い!
カーボンホイールは多くのロードバイクライダーにとって憧れです。標準でついているスチールホイールからカーボンホイールに変更したいと思っていても、価格がネックとなって交換せずに我慢している人もいるでしょう。カーボンホイールの価格はピンキリですが、初めて購入する場合の目安として15万円~30万円ともいわれます。
Primeなら半額で手に入る
たとえば、人気の高いFULCRUMのRacing Quattroのクリンチャーのカーボンモデルは、Amazonでも17万円近くします。ところが、PrimeならRR-38V2チューブレスレディモデルで85,000円と約半額で手に入れることができるのです。このように、Primeは高嶺の花であるカーボンホイールを手の届く価格にしてくれます。
安くても品質はいい
とはいえ、やはり「安かろう悪かろう」では困りますよね。しかし、Primeのホイールは違います。前述したように、Primeではほかのメーカーではほとんど行わないパーツの「バラ売り」を行っています。これは各部品に自信がある証拠ともいえるでしょう。
次ページでは、Primeホイールのインプレを紹介!
https://www.wiggle.jp/サイクル/