ロードバイク用ホイール「キシリウム プロ」の紹介
mavic(マビック)社が販売するロードバイク用ホイールの「ksyrium pro(キシリウム プロ)」は、高い性能とオールラウンドな特性を併せ持つ製品です。ここではホイールを買い替える際の選択肢にあがることも多いmavic社の「ksyrium pro」について紹介してきましょう。
mavic(マビック)とは
黄色を企業カラーとするmavic(マビック)はフランスの自転車用パーツメーカーです。タイヤ、ホイールからシューズ、ウェアとヘルメット、自転車用アクセサリーまで幅広く製品展開しています。特にロードバイク用のホイールについての評価が高く、足回りの買い替えやカスタマイズを考えた時には真っ先に候補にあがるブランドです。
レース中継などではおなじみのマビック
マビックはレース中のパンクなどのトラブルに際に、選手へ新しいタイヤを供給するサポートチームを担っています。特徴的な黄色のサポートカーがマビックです。レース中継などを見ていると一際目立つ黄色のサポートカーが走っているので、それで覚えがある人も多いでしょう。
キシリウムプロは最上位のモデル
キシリウムには3つのグレードモデルが存在します。エントリーモデルの「ksyrium(キシリウム)」、ミドルグレードの「ksyrium elite(キシリウムエリート)」、そしてハイグレードの「ksyrium pro(キシリウムプロ)」という製品構成になります。キシリウムプロは、キシリウムプロustとキシリウムプロustディスクがあり、さらにカーボンust、カーボンSL ustと続いていきます。
キシリウム・シリーズの製品構成
キシリウム | ust・ustディスク |
キシリウムエリート | ust・ustディスク |
キシリウムプロ | ust・ustディスク・エグザリット |
キシリウムプロカーボン | ustディスク・ustディスクspモデル |
キシリウムプロカーボンSL | ust・ustディスク・チューブラー |
キシリウムプロカーボンSL | スペシャルエディションモデル(2種) |
マビックのust規格とは
キシリウムシリーズの製品名の後につくustとはチューブレスタイヤに対応していることを指しています。マビックはこのustで特許取得をしており、この記載がある製品なら、はめ込みに苦労するチューブレスタイヤの着脱が簡単にできる仕様です。キシリウムシリーズは、このustが採用されチューブレスタイヤのデメリットを軽減し、メリットである耐パンク性能、乗り心地と転がりの良さが得られています。
ust規格なら携帯ポンプでも空気入れができる
LANDCAST 自転車 空気入れ 仏式・米式 携帯ポンプ 300psi ロードバイク・クロスバイクに軽い力で高圧まで空気が入る
通常のチューブレスタイヤでは携帯用ポンプ(空気れ)を使うことが難しいですが、マビックのust規格なら簡単に入れることができます。しかし、携帯用ポンプでロードバイクに必要な空気圧(およそ6から7bar)まで入れるのは、それなりの時間と腕力が必要になることは覚えておきましょう。
キシリウムプロの特徴
キシリウムシリーズのカテゴリーは、平地でのロングライドを得意とするエンデュランス系統のホイールです。しかし、剛性や力の伝達効率が高められた最上位グレードのキシリウムプロは、平地巡航だけでなくヒルクライム・ダウンヒルもこなすオールラウンドな特性を高いレベルで実現したモデルとなっています。
キシリウムプロの価格
キシリウムプロはキシリウムシリーズの最上位モデルです。ゆえに価格も相応のものになり、一番安価な「キシリウムプロust(ペア)」で140,000円という高価な製品となります。ツールドフランスモデルなどのスペシャルエディションを除くと、「キシリウムプロ カーボンSL ust(ペア)」が320,000円ともっとも高い製品になり、ホイールだけでミドルグレード相当のロードバイク完成車に匹敵する価格となっています。
ミドルグレードのksyrium elite(キシリウムエリート)もおすすめ
キシリウムプロは魅力的だが価格的に手が出ないという方には、ミドルグレードの「ksyrium elite(キシリウムエリート)」があります。特にはじめてロードバイクを手にしてから数年が経ち、そろそろホイールの買い替えを検討している方におすすめです。プロと比べて安価とはいえ、高級品であることに違いはありません。その性能と特徴のメリットを十分に体感できる製品仕様となっています。
次のページでは、マビックの他のホイールとの違いを紹介するよ!
▲ksyrium elite(キシリウム エリートust) ペアインチ: 1520 グラム(F665.R855) 参考価格85,000円