コラムをカットしよう
パイプカッターで慎重にカットする
コラムをカットします。パイプカッターを、カットする高さにセットして、コラムの周りを回転させ、切り込んでいきます。1周するごとにカッターの刃先出し量を追加することを忘れないでください。何周かするとパイプが簡単にカットできます。
フルカーボンなら糸のこで切断しよう
コラムもカーボンとなっているようなフルカーボンフォークであれば、パイプカッターを使用せず、糸のこぎりで切断するほうがよいでしょう。切断の際は、パイプに対して、垂直にカットできるよう、注意しましょう。
カーボンフォークにパイプカッターは使えない
パイプカッターは刃を押し当てる圧力でパイプをカットします。カーボンでは材質としての強度が足りない為、クラックの発生や樹脂の剥離が発生する為、使用できません。
ソーガイドがあると便利
ソーガイド STRAIGHT/22-150 (STRAIGHT/ストレート)
参考価格: 1,377円
ソーガイドは、パイプに対して垂直を維持してくれる工具です。フリーハンドでカットは、切断面がズレていって垂直でなくなったり、波打ってしまったります。その後のやすりがけで、修正は可能ですが、大幅な手間がかかるので、こういったソーガイドを使用して、まっすぐにカットできるようにすると、効率が大幅に向上します。
カット面をやすりで整える
コラムカットが終わったら、やすりでカット断面を整えます。パイプカッターでのカットではカット面が広がってしまい、フレームに入らなくなることがありますし、カットした面は荒れており、素手で触れるとケガをする恐れがあるからです。
コラムカットのポイント
- アルミ、スチールのコラムにはパイプカッターを、カーボンのコラムには糸のこぎりを使おう。
- 糸ノコでカットする場合は、ソーガイドを使うとまっすぐ切りやすい
- カット面は必ずやすりで整え、パイプの広がりが無いようにしよう
まとめ
今回は、コラムカットの目的やメリット、デメリット、カットの手順についてご紹介しました。自転車を楽しむうえで、徐々にポジションが変わることもあります。決まったポジションに調整した結果、自転車のスタイルが変わることもありますが、コラムカットなどにより、美しいスタイルを維持することができます。工具類も比較的安いので、ポジションが決まった際には、コラム長の調整にもチャレンジしてみください。
筆者提供