ロードバイク用フラットペダルの選び方
フラットペダルは主に、街乗りや近所のサイクリングなど、いわゆる普段使いを想定して作られています。メーカーにより形状や使用される材質は異なるので、購入する際は用途を考えてから購入しましょう。以下、3つ選び方のポイントを紹介します。
選び方①踏み面が広い
踏み面が広いペダルは、力を伝えやすく足に掛かる負担を軽減してくれます。少し足が動いても走行に影響が出にくいので、初心者の方にも人気があります。
選び方②軽量なもの
自転車本体と同じく、ペダルも軽量な方が踏み込む動作が少なく済むのでラクに走れます。素材はカーボン製を選ぶと軽量で快適な乗り心地にする事ができます。カーボン素材でも安いペダルは存在します。
選び方③踏み面の凹凸が細かく刻まれている
雨の日に走行する時、滑ってペダルから足が外れてしまうことがあります。それを防ぐために、踏み面に細かな凹凸が施されているものを選ぶとよいでしょう。スニーカーやサンダルでも気にせず乗ることができます。
spdペダルはロードの扱いに慣れてから
ロードバイクは競技用の自転車なので、spdペダルを使用することが多いです。spdは、足とペダルが靴底の留め具で固定されており、ガンガン踏んでも足がずれない、ペダルを引き上げる動作が容易に行え、効率の良いペダリングができるなどのメリットがあります。反面、自転車を乗り降りする度にペダルから足を外さなければならない等のデメリットもあります。停車時にペダルを外し忘れる、「立ちごけ」を避けるためにも、最初は選ばない方が無難でしょう。
【定番】ロードバイク用フラットペダル3選
定番のフラットペダルを3つはメーカーごとに形状や材質に違いがあるので、分かりやすく各メーカーの特徴や性能を紹介していきます。
①MKS(三ヶ島) ペダル シルバン ツーリング ネクスト
- 材質:アルミ
- 重量:338g
- 価格:¥6,575
三ケ島ペダルは、設計から組み立てまで全て日本国内で行う、純国産のペダルです。創業は1949年。その高い技術力でプロアマと問わず多くのサイクリストに愛用されています。高い耐久性、回転性能。デザインに関しては奇をてらわないオーソドックスなものが多く、どんな自転車にも合わせやすいのが特徴でしょう。迷ったら三ケ島のペダル。まさに定番のフラットペダルです。
MKS(三ヶ島) ペダル のおすすめポイント①最強の耐久性
ボディには、ADC6と呼ばれるアルミ素材が使用されています。加工が難しく高度な成形技術を要求されますが、衝撃耐性・耐食性に優れています。日常使いからロングライドまで、ガンガン使っても問題ありません。
MKS(三ヶ島) ペダル のおすすめポイント②軽量で滑らかな回転性能
ペダルの軸にはトリプルシールドベアリングが採用されています。トリプルシールドベアリングは軸の根元に2つ、先端に1つ、合計3つのシールドベアリングが内蔵されており、それによりペダルの回転が非常に滑らかになります。回転が滑らかになると、つま先でペダルを拾いやすくなり、快適に走ることができます。三ケ島のペダルが初心者に人気の理由はまさにこれです。
②シマノPD-EH500 片面SPD/片面フラット
材質:アルミ/クロモリ
重量:383g
価格:¥9,831
シマノから販売されているPD-EH500は片面がフラット、もう片面がspdペダルになっているのが特徴です。普段着でカジュアルに乗りたい場合はフラットペダル。本格的なサイクリングをする時はspdペダルと使い分けることができます。用途に応じペダルを交換する手間が省けるので、コスパが良く初心者に人気があります。
シマノPD-EH500のおすすめポイント①雨の日の走行も安心
PD-EH500のフラット面には、ピンを挿し込むための穴が空いています。このピンを六角レンチを使用し取り付けることでスパイクの役割を果たします。雨の日でも滑ることがなく、不意の雨でも安心して走行することができます。性能、価格ともに最強のペダルです。
シマノPD-EH500のおすすめポイント②SPDデビューに最適
クリートはマルチモードが採用されています。どの方向に足をひねってもペダルから外すことができ、とっさの時すぐ地面に足を着けることができます。いずれビンディングデビューしたい初心者におすすめです。
シマノの定番ペダルPD-A530がついにモデルチェンジ!!
— 伊丹のカンザキ(サイクルショップ) (@ITAMIKANZAKI) July 21, 2018
PD-EH500となりました!
前作はフラット面がスベりやすいという弱点があったのですが、このモデルは見事に克服しております。
着脱可能なスパイクピンが付いており、好みに合わせてカスタム出来ますよ😉
当店に大量入荷してます!! pic.twitter.com/h46IVdIvvi
③ROCKBROS(ロックブロス)自転車ペダル
ロックブロスは、楽天やアマゾンなどのネット通販を利用して購入することができる、自転車部品メーカーです。豊富なカラーバリエーションのペダルを多数扱っており、ロードバイクに限らず、あらゆる自転車のペダルに対応できるのが特徴です。網目状に肉抜きされたスタイリッシュな踏み面は、軽量化に貢献するだけでなく、デザインもオシャレでかっこいいです。価格も数千円台と安いペダルが多くラインナップされています。コスパがよく初心者の方に人気です。
続いて、おしゃれでかっこいフラットペダルを紹介!
【おしゃれでかっこいい】ロードバイク用フラットペダル2選
性能だけじゃなく、見た目にもこだわりたい方に、おしゃれでかっこいいフラットペダルを2つ紹介します。安いけど品質はしっかり、そしておしゃれ、そんなフラットペダルです。
①ROCKBROS(ロックブロス) フラットペダル マジョーラカラー9/16インチ
ROCKBROSペダル マジョーラカラー
参考価格: 2,780円
マジョーラカラーは、見る角度や光の当たり方でさまざまな色に変化するのが特徴です。定番カラーのシルバーやブラックに比べ、かなり目立つのでフラットペダルでワンポイント、個性を出すのもありでしょう。また、ベアリングは密閉式になっており、雨や砂を遮断する構造で耐久性も抜群です。踏み面も広くペダリングしやすく、おしゃれでかっこいいだけでなく性能面でも問題はありません。
ロックブロスのペダル買ってみた😳
— RYOTA (@libertywalksik) April 6, 2021
色がドストライク過ぎて🤩
マジョーラとかカメレオンって
最高にいい色してるよね😍#ロックブロス#マジョーラ pic.twitter.com/KIdqFk3pJV
②三ケ島ペダルBM-7
BM-7は、豊富なカラー展開が特徴です。カラーはなんと6色もあります。(ゴールド、シルバー、ブラック、ブルー、レッド、銅メッキ)ペダルのデザイン自体もクラシックで、シンプルなデザインの車体によく似合うよう設計されています。また、踏み面に滑り止めのピンは装着されていません。その代わり、ペダルに細かな凹凸加工が施されており、シューズとのフィット感は抜群です。他のメーカーに比べ、安いペダルではありませんが、価格以上の性能を持ち合わせたペダルです。
スチールバイクには、やっぱり三ケ島のペダルがいいなーー
— 旅自転車愛好家 鈴木正夫 (@cc_nishiyama) January 26, 2019
クラシカルなスタイルで細身のバイクにぴったり‼️#シルバンロード#三ヶ嶋ペダル #スチールバイク pic.twitter.com/WCE2vKKNra
【コスパ最強】ロードバイク用フラットペダル2選
一般的に高価とされるロードは、室内保管が原則です。アパートやマンションに住んでいる方は、車体を担いで部屋に出し入れする機会が多いので、ペダルの軽量化は走行性能を向上させるだけでなく、普段使いでも大いにメリットがあるといえるでしょう。ここでは、コスパ最強の軽量ペダルを2つ紹介します。
Promend カーボンペダル
Promend カーボンペダル
参考価格: 6,480円
材質:カーボン
重量:282g/左右セット
価格:¥3,200
Promendのカーボンペダルは、踏み面がアルミ、ペダル軸がカーボン製となっています。踏み込みの力に対し強度が必要な部分にはアルミ、それ以外にカーボンを使用することで、強度と軽量化の両立を図っています。完全なカーボンペダルではないものの、普段使いには十分な軽さと耐久性、耐食性を備えているので初心者の方におすすめです。
CRANKBROTHERS MTB用フラットペダル
CRANKBROTHERS MTB用フラットペダル
参考価格: 5,500円
材質:カーボン
重量:299g
価格:¥4,540 - ¥6,513
CRANKBROTHERSのペダルは強化繊維のプラスチック素材が使用されています。カーボン素材とは異なりますが、軽くて強度があるのが特徴です。また、踏み面は非常に薄くなっており、ペダル軸に近い位置で踏み込みが行え力をダイレクトに車体に伝えることができます。カラーは8色でおしゃれにこだわりたいユーザーにもおすすめです。
フラットペダルは走りに直結する部品
おすすめのフラットペダルを7つ紹介させていただきました。走りに直結する部品だからこそ、手を抜かずこだわりたい部分ですね。用途を決め自分に合ったペダルを選べば、走りの質は更にアップします。