自転車の種類
現在日本でよく見られる自転車にはいくつかの種類があります。大きく分けて自転車の種類は
①ロードバイク(舗装路を長い距離走ることに向いている)
②マウンテンバイク(悪路や山道、泥道を走ることに向いている)
③クロスバイク(ロードバイクとマウンテンバイクの中間の自転車)
④ミニベロ(タイヤの小さいおしゃれな街乗りの自転車)
⑤シティサイクル(通称ママチャリ、最も馴染みのある自転車)
⑥電動アシスト自転車(電気とモーターの力を使い、小さな力で大きく進んでいく)
今回は、自転車の種類別の値段(相場)を紹介していきます。
種類と値段(相場)①ロードバイク
近年多く見かけるスポーツ自転車。長い距離のサイクリングや、とても早いスピードで走行しているのはロードバイクです。日本各地にサイクリングロードが整備され、競技だけでなく、平均して10km以上の距離を走る人や、趣味でサイクリングを楽しむ人の多くがこのタイプの自転車を使用しています。ロードバイクの特徴や値段の相場を紹介していきます。
ロードバイクの値段の相場
ロードバイクの値段(相場)
- エントリーモデル(初心者向け)は10万円前後
- ミドルグレードモデルは20~30万円前後
- ハイグレードモデルは50~100万円以上
価格の相場としては、プロのレーサーが使用するような物は100万円以上はしますが、これから始める初心者の人は、平均で10万円台が相場になります。コンポーネントと呼ばれるメカのグレードや、フレームの素材が値段の差となり現れます。通販などで購入する事もできますが、自分の体型に合わせたセッティングが必要なため、サイクルショップでの購入をおすすめします。通販のみでの取り扱いのメーカーもあるので、自分でメンテナンスができれば、通販の方が安い値段で手にいれる事ができます。
ロードバイクの特徴
ロードバイクは、自転車競技に使われる舗装された道を走るスポーツタイプの自転車で、日本各地で行われるレースで使われる車種の一つです。外見の特徴は、独特な形状のドロップハンドルがあります。ブレーキとシフトレバーは一体化していて、タイヤは細いものが使用されます。性能的には、車重は軽く、フレームは、アルミやクロモリ、カーボンといったものを使用しています。材質によって異なりますが8kg前後です。長距離や高速でのサイクリングに向いています。
種類と値段②マウンテンバイク
どんな悪路でも走破してしまう自転車はマウンテンバイクです。野山を駆け抜け、トレイルライドと呼ばれるサイクリングが行えます。近年では、日本各地にマウンテンバイク専用のコースも整備されていて、レンタルのマウンテンバイクも準備されている事が多いため、手ぶらで行ってもマウンテンバイクを楽しめます。そのようなマウンテンバイクの特徴と値段の相場を紹介します。
マウンテンバイクの値段の相場
マウンテンバイクの値段(相場)
- エントリーモデル(初心者向け)は5~8万円前後
- ミドルグレードモデルは15~25万円前後
- ハイグレードモデルは50万円以上
レースで使うマウンテンバイクになるとその値段は50万円ほどになりますが、初心者の人であれば、平均8万円ほどが相場になります。5万円以下の安い物もありますが、ギアの段数がある程度あるものや、ブレーキがディスクブレーキのものをおすすめします。サスペンションの数でも、値段の差があります。通販などで最安値のものを選ぶと、互換性の低いパーツを使っている事もあるので注意が必要です。
マウンテンバイクの特徴
マウンテンバイクの外見の特徴としては、どんな悪路も走るタイヤです。とても太く、路面によくくいつくように凹凸がついています。ブレーキは、車輪の中心に近い場所に設置できるディスクブレーキ が採用されているものが多く、制動力が高いものになっています。また、サスペンションを搭載していて、路面のショックを吸収する事ができます。
種類と値段③クロスバイク
ロードバイクとマウンテンバイクの中間に位置するものがクロスバイクになります。舗装された道を多く走るけど、ロードバイクとの違いは、ハンドルがドロップハンドルでない事や、タイヤがロードバイクよりも少し太いものになっています。スポーツタイプの自転車ではありますが、比較的カジュアルに乗る事ができます。多く使われているスポーツバイクで、通勤や通学に使用する場合が多い自転車です。
クロスバイクの値段の相場
クロスバイクの値段(相場)
- 通常モデルは3~7万円前後
- ブランドバイクは8~15万円前後
クロスバイクの値段の相場は、3万円から7万円台と幅広くなっています。高級ブランドのモデルになると8万円以上し、15万円前後からそれ以上のモデルもあります。値段は変速機のグレードやブレーキがvブレーキか、ディスクブレーキかによって大きく変わってきます。長距離のサイクリングに使いたいと考えている場合には、乗り心地も重要なポイントです。
クロスバイクの特徴
クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクのちょうど中間位置になります。そのため、ロードバイクよりは太いタイヤを装着し、フレームはマウンテンバイクよりはスマートな物になります。サスペンションなどの装備もついていないものがほとんどで、舗装路はもちろんですが、ダート程度の道であれば十分に走る事ができます。近年ではディスクブレーキ搭載モデルが多く発売されています。
種類と値段④シティサイクル
日本で一番多く走っている自転車がシティサイクルです。一般にママチャリなどと呼ばれる最も馴染みのあるタイプの自転車です。変速機(ギア)付きのものから、変速機の無い製品もあります。
シティサイクルの値段の相場
シティサイクルの値段(相場)
- 格安モデルは5000円~1万円前後
- 通常モデルは1~3万円前後
シティサイクルの値段の相場は1~3万円ほどです。通販やホームセンターなどでは、これ以下の最安値で購入できるモデルもあり、5000円台の製品もあります。値段は、ギアありとギアなしでも違いがあり、変速付きの製品は価格も高くなってきます。安いものを探す場合には、関東地方にあるジェーソンなどの量販店で販売されているものや、あさひから販売しているメガトラなども候補の1つに上がります。
シティサイクルの特徴
シティサイクルは、少々荒っぽい乗り方をしても壊れにくいのが最大の特徴です。それぞれの部品も安価なものが多く、ギアありの物とギアなしの製品があります。頑丈に作っているため、シティサイクルは鉄のフレームがほとんどです。そのため車重が重く、漕ぎ出しに大きな力が入りますが、メンテナンスはほとんど必要がなく、空気圧のチェックとブレーキの効き具合程度です。
種類と値段⑤ミニベロ
長距離のサイクリングや、スポーツサイクリングをせずに、街乗りをメインに考えている場合、ママチャリよりかっこいい自転車に乗りたい場合には、ミニベロがおすすめです。おしゃれ重視の場合には検討したい1台です。車輪が小さいため、漕ぎ出しが軽く、街中での進むと止まるを繰り返す場合にとても楽に操作できます。
ミニベロの値段の相場
ミニベロの値段(相場)
- 通常モデルは3万円前後
- ブランドモデルは5~10万円以上
ミニベロの値段の相場は、平均して3万ほどになります。しかし、搭載しているメカによって大きく値段の差につながり、それ以上のモデルも多く販売されています。そのため、3万以下のミニベロは安いモデルと言えます。逆に、ロードバイクと同じ性能をミニベロに搭載するのであれば、比較的安価なメカを搭載したものでも、ロードバイク同様に値段の相場は10万以上になってきます。
ミニベロの特徴
ミニベロ特徴というと、その見た目です。小さなタイヤが特徴です。種類によっては、折りたためる物もあり、収納にも場所を選びません。ギアありの場合、変速機の種類次第では、十分なスピードを出す事ができます。ロードバイクの特徴であるドロップハンドルを搭載したモデルもあり、個性的な1台を仕上げる楽しみもあります。おしゃれ重視で車種を選ぶのであれば、外せない車種になります。
種類と値段⑥電動アシスト自転車
坂道が多い場合や脚力に自信がない場合におすすめな自転車が、電動アシスト自転車です。バッテリーとモーターを積んだ自転車で、アシストをオンにすると、小さな力でグイグイ進んでくれます。日本の道は山道が多いため、そのような場所をサイクリングするには便利です。また、高齢化社会の進んでいる日本で、自転車を漕ぐ力が弱くなった方にはおすすめな1台です。
電動アシスト自転車の値段の相場
電動アシスト自転車の値段(相場)
- 通常モデルは10~15万円前後
- スポーツタイプモデルは20万円以上
電動アシスト自転車の値段の相場は、10万円から15万円と高めの値段になっています。機能的にはママチャリにアシスト機能がついた製品ですが、ママチャリに比べて5倍ほどの価格になります。最近ではホームセンターなどにもおかれるようになり、価格も抑えられてきています。また、スポーツタイプのeバイクになると、値段の相場は20万以上となり、ロードバイクと同様にコンポーネントのグレードにより価格は高くなっていきます。
電動アシスト自転車の特徴
一見ママチャリに見えますが、バッテリーを積んでいて、小さな力で大きく進んでくれるところが大きな特徴です。バッテリーは充電式で、家庭の100vの電源で充電可能です。また、バッテリーの残量も表示されるので、長距離を移動したい場合には、スイッチのオンとオフをまめにする事で、使いたい時だけアシスト機能を使う事ができます。近年では、スポーツバイクにもアシスト機能を搭載したeバイクが登場し、日本各地のレンタルサイクルでも借りる事ができ、サイクリングを楽しむ事ができます。
まとめ
多くの車種がある自転車ですが、自分の用途の目的に合わせて選ぶ必要があります。スポーツサイクリングをするのであれば、ロードバイクやマウンテンバイクを、おしゃれに乗りたければ、ミニベロやクロスバイクがおすすめです。なんでも乗れればよいという人には、最安値を見つけられるシティサイクルを選んではいかがでしょう。店頭で実際に見たり、通販で相場より安いものを探してみてください。