DAHONのスピードファルコとは？2020年モデルの特徴やインプレを紹介！

実際に、ダホン　スピードファルコに乗った人はどんな印象を受けたのでしょうか。インプレを紹介していきます。

多くの人がメリットとして挙げているのが、やはり走行性能です。小径車というとママチャリやシティサイクル並みの走行性能というイメージを持っている人も少なくありませんが、スピードファルコは比較の対象にならず、マウンテンバイクやクロスバイクに引けをとらないと高評価です。

特に評価が高かったのが、加速性能です。あっという間に25km/hに達し、30km/h巡航も可能という印象が与えられたとのこと、ただ、ロードバイクと比較して前傾姿勢が使えないので「脚」を使わなければならないけれども、これは致し方ないにせよ、この加速性能は驚きだったという声があります。

サイクリングロードを流す程度なら十分な能力を持っている一方、小回りが利くので街乗りでも大活躍でき使いやすいと高い評価を得ています。変速のギア比以外はフラットバーロードに似た仕上げがなされているといった声もありました。小径車ながら長距離も苦にならないという声も聞かれます。

多くの折りたたみ自転車に見られる安っぽさがなく、高級感や重厚感があるので満足という人や、見た目がかっこいいので気に入っているという人も少なくありません。また、クロモリの乗り心地の評価も高かったです。

ただし、デメリットも何点かありました。数多く見られたのが、特に漕ぎ出し時のハンドルのふらつきです。しかし、これは小径車特有の現象で、タイヤ径の小ささや軽量が原因です。慣れればふらつきは軽減したという声も多く聞かれました。

サドルにクッション性がないので長時間乗っているとお尻が痛くなる、グリップが昨年までの形状から普通の丸形に変更になって手への負担が生じたといった不満もあります。また、構造上の問題か、スタンドとペダルが干渉することがあるという指摘もありました。

スピードファルコはさすがダホンの折りたたみ自転車の中でも定番といわれるだけあって、非常に優秀な性能を持っています。これだけ充実したスペックと性能を持ち合わせながら8万円強という価格なのですから、人気が高くて当然といってもいいでしょう。街乗りで、サイクリングで、さらに輪行による遠出と、スピードファルコはあらゆる状況で「使える」一台です。