ママチャリって改造できるの!?
ママチャリは、街乗りを想定して作られており、乗りやすく荷物も載せられ、シティサイクルとしては最強と言っても過言ではありません。そんなママチャリを自分の乗り方に合わせてカスタマイズすれば、より最強の自転車になります。
ママチャリも改造できる!
ロードバイクやクロスバイクは、カスタムアイテムがたくさん販売されており、自分の乗り方に合わせてカスタマイズする人が多いですが、ママチャリも改造することができます。
どうやって改造する?
パーツを取り替えることで軽量化したり、ギアを取り付けることで高速化を図ることができます。もっと速いスピードで走りたいけど、高価なスポーツバイクには手が届かないし、という人にはママチャリの改造を検討してみてはいかがでしょうか。
ママチャリ改造のメリット
改造することで、軽量化や速いスピードで走れるようになります。ママチャリのフレームは老若男女が乗りやすいように設計されており、スポーツバイクのように大きく足をあげてまたがる必要がありません。フレームはその自転車の基本になるため、乗りやすさ重視の人にはこのママチャリのフレームが大きなメリットになります。
ママチャリの基本的な改造方法
ママチャリの基本的な改造方法としては、カゴやフェンダーを取り外して軽量化したり、ハンドルを交換してカマチャリのようにしたり、TTハンドルやドロップハンドルのようにしてロードバイクのように改造できます。他にもさまざまなパーツを軽量化したものに交換することで乗りやすさを改善できます。
どうすれば安価に改造できる?
専門店に改造を注文するともちろん高いですが、ホームセンターや中古品店でパーツを探せば、安価でママチャリの改造ができます。
ママチャリのおすすすめの改造アイデア8選
カスタマイズ方法は無限大なので、ぜひ紹介するアイデアを参考に自分なりにアレンジしてみてください。
おすすめカスタマイズ①タイヤ交換
ママチャリの自転車のタイヤは、基本的に安価なもので、空気圧がそれほど入らず、でこぼこ道でもパンクしにくいですが、速く走るのには適していません。高圧タイヤにカスタマイズすることで高速化を実現します。ただ、高圧タイヤでママチャリ規格のものは多くないので、探すのに一苦労するかもしれません。
Schwalbe Marathon Plus RLX 26x1-3/8 650x 35
参考価格: 27,912円
ママチャリの規格に合うスポーツタイヤです。全てのママチャリに合うわけではないので、注意してください。
どうしてもママチャリ規格でないタイヤに改造したい
ママチャリ規格でないタイヤを採用することも可能です。しかし、その場合にはフォークの先端を削り、幅を広げたりといった加工が必要になります。フォークの先端を削るには、金ヤスリで削り、削ったところに錆止めを塗ります。幅を広げるには、ボルトやナットを利用し、ほとんど力づくの作業になります。少しずつ行い、確認して、の繰り返しの地味な作業です。
おすすめカスタマイズ②ギアの段数アップ
ギアの段数をアップすることは、路面状況や勾配に合わせて自転車の走りやすさを調整できるので、高速化に直結するカスタマイズになります。もともとギアがついていないママチャリの場合、ディレイラーの装着も必要になるので、技術が必要です。
おすすめカスタマイズ③クランク交換
ママチャリのクランクは、安価なので、かなり重たいものが多いです。クランクを交換することでかなりの軽量化が望めます。クランクは、脚力をタイヤに伝える重要なパーツなので、良いクランクにすると、漕いだパワーをタイヤにうまく伝導してくれるので、速い走行も可能になります。
おすすめカスタマイズ④クイックリリース化
スポーツバイクは、前後のタイヤを簡単に取り外せるクイックリリースが採用されています。これは、スポーツバイクのブレーキのシステムがキャリパーブレーキだから実現されています。このクイックリリースができるようになると、タイヤを外してコンパクトにできるため、輪行も可能になります。
一方で、ブレーキ交換は必須
しかし、大概のママチャリのブレーキは、ドラムブレーキやローラーブレーキと呼ばれるものなので、タイヤの取り外しは容易ではありません。タイヤのクイックリリース化のためには、ブレーキの交換が必須条件になります。
おすすめカスタマイズ⑤キャリパーブレーキ化
ママチャリは、ドラムブレーキやローラーブレーキと呼ばれるブレーキシステムが採用されていることが多いのですが、タイヤのクイックリリース化のためにはキャリパーブレーキにする必要があります。フォークに穴を開けるのがめんどくさい人は、ナット式のタイプがおすすめです。
キャリパーブレーキの選び方
キャリパーブレーキを選ぶときには、アーチサイズに注意してください。アーチサイズは、キャリパーブレーキの取り付け穴となる軸部からリムまでの長さです。
キャリパーブレーキの4つの規格
- ショートアーチ:39~49mm(一般的なキャリパーブレーキ)
- 51mmアーチ:39~51mm
- ロングアーチ:47~57mm
- ママチャリ用:55~80mm(製品による)
おすすめのカスタマイズ⑥ディレイラーの取り付け
ディレイラーの取り付けは、ディレイラーハンガーに逆爪用のアダプターを使うことで可能になります。Bテンションボルトが当たってしまうこともあるので、金ヤスリで削るなどして調整が必要です。ディレイラーをつけることで、ギアの段数をアップできるため、重要なカスタマイズになります。チェーン引きを使うと、ホイールがずれるのを防ぐことができます。
おすすめのカスタマイズ⑦サドル交換
自転車の乗り心地を左右するサドルは、シートポストの内径と外径を測れば、簡単に交換できます。革製のものや柔らかいもの、硬いものなどサドルにもいろいろあるので、こだわりのサドルを探してみてください。
おすすめのカスタマイズ⑧ハンドル交換
ママチャリの基本的な改造としては、ハンドルの交換がオーソドックスです。ハンドルの向きを変えることでカマキリのようなハンドルにしたり、ドロップハンドルに交換も可能です。ハンドルを変えるだけで見た目が一気に変わります。
まとめ
ママチャリのカスタマイズは、スポーツバイクに比べると手間がかかりますが、乗る頻度の高いものなので、自分で改造することで愛着も一段と湧きます。よくあるママチャリを自分だけのママチャリに改造してみませんか?自分で改造することは難しい部分もありますが、思い通りのカスタマイズができたときには達成感がありますよ。
筆者撮影