デローザのおすすめロードバイク13選！特徴や人気の理由も詳しく解説

デローザはロードバイク大国イタリアの中で、人気面、実力面で文句なくトップグループに属するメーカーです。ロゴにあしらわれたハートマークが有名で、おしゃれなデザインのカーボンバイク「アイドル」を始め、女性ライダーにも人気があります。高価格帯のロードバイクが中心で、クロモリやチタンなど昔ながらの素材のバイクも多いため、初心者にはややハードルが高く、経験を積んだディープなユーザーが多い印象です。

デローザの創始者「ウーゴ・デローザ」は、13歳の時にイタリアの英雄「ファウスト・コッピ」の活躍に心を震わせ、フレーム作りを始めました。弱冠18歳で自身の工房を持ち、フレームビルダーとして独立します。その後70年代のスーパースター「エディ・メルクス」にバイクを供給し、その凄まじい活躍と共に、名声、人気を一気に高めます。近年トップカテゴリーからは身を引いていましたが、2020年シーズンよりワールドチーム「Team Cofidis」に機材を提供、久しぶりに世界の大舞台に返り咲きました。

創業から68年経った今でも世界中のロードバイクユーザーから愛され、プロレースでも輝かしい実績を残し、安定した人気を誇っているデローザ。ここではその理由に迫っていきます。

デローザのデザインと言えばハートがあしらわれたロゴに目が行きがちですが、美しい流線形のエアロロードから、歴史を感じさせるクラシカルなモデルまで、フレームデザインも高く評価されています。また、歴史と現在、未来の融合にも積極的で、クラシカルなデザインのフレームにディスクブレーキを合わせるなど、常に新しいデザインを模索している姿がユーザーの心をつかんでいます。

デローザのロードバイクは、大半のモデルをミラノ郊外の自社工場で製造しています。素材別に責任者を設け、徹底した品質管理の下で1本1本ハンドメイドされるフレームは、文句なしに高品質、高性能です。それがゆえに高額なモデルが多いのですが、それでも初心者から脱却した後、2台目、3台目もデローザを選ぶディープユーザーが多いのは、デローザのバイクに価格に見合う価値を見出しているからにほかありません。

デローザは創業者の顔やキャラクター、理念などがハッキリ見えるメーカーです。「魂」という名前のバイクもあるように、創業者のウーゴは自身が自転車作りに注いできた魂を今もなお現場で伝え続けています。現在経営を任せられているウーゴの息子たちも父を敬い、ウーゴが築き上げてきたストーリーも加味しながら、もの作りをしています。それが確実にユーザーに伝わっているため、いつまでもウーゴの魂を感じていたいライダーは長くデローザに乗り続けるわけです。

ここからはデローザのロードバイクの2021最新ラインナップを紹介します。デローザのカテゴリー通り「カーボンバイク」「メタルバイク」「スポーツユーティリティー」に分けて紹介します。まずは2020年のグランツールを駆け抜けたモデルや、人気モデル「アイドル」がラインアップされているカーボンバイクから。