記事の目次
エアロロードバイクとは
自転車を使った競技が最近人気となり、空力性能に特化したエアロロードバイクも注目を浴びてきています。エアロロードバイクとは、フレームはもちろんのこと、ハンドル、ギアチェンジ、タイヤすべてのバイクパーツがエアロ効果を引き出すために、洗練されたデザインとなっており、空力性能や走行性能に特化したロードバイクです。
エアロロードバイクの特徴と魅力①
レースで上位入賞するために開発されているので、走行性能にこだわっているポイントがたくさんあります。
ポイント①ハンドル
エアロロードバイクのハンドルには、ドロップハンドルバーが採用され、前傾姿勢でのハイスピード走行がしやすい設計となっています。上位モデルでは、ハンドルとステムが一体型になっていたり、ステムとフレームの接続部分の形状を改良してあるモデルもあります。
ポイント②フレーム
フレームは、空気抵抗を減らすため、平らな形状となっています。空力を考慮したフレームとパーツ設計でロスの少ない高速巡航性能を得ています。軽量なカーボンが選択されていることが多いです。中には、コストを抑えるためにアルミ製のものもありますが、工夫により、カーボンと比較しても遜色ないほどの軽量感を実現しているメーカーもあります。
ポイント③ギアチェンジ
ギアは、レースで通用するスピード走行を実現するため、フロントがダブルの53~52T、リアが9~11変速が主流になっています。ギアが多いと、その分重量が増えるので、バランスを考慮することも大切です。
ポイント④タイヤ
エアロロードバイクのタイヤには、700×23cの最も細いタイプのタイヤが使われることが多く、タイヤのホイールには、空力を考慮したディープタイプが採用されることが比較的多いです。
エアロロードバイクの特徴と魅力②
かつて、エアロバイクのフレームの重量は2kg程度で、一般的なロードバイクの重量が1kgと比較すると、2倍近い重量でしたが、今では、エアロバイクのフレームの重量は1kgを切るほど軽量化されています。
エアロロードバイクの特徴と魅力③
スピードに特化したそのフォルムは、デザイン性も高く、一般的な軽量ロードバイクと比較しても、エアロロードバイクの洗練されたデザインは、見る人、乗る人を魅了します。
おすすめメーカー別のエアロロードバイク(12選)
エアロロードバイクの製造メーカーはたくさんありますが、エアロロードバイクの製造メーカーとそのメーカーの中でも人気の車種をご紹介します。それぞれそのメーカーの最新技術が詰まった自信作なので、ぜひいろんな角度から比較検討して、自分にぴったりの自転車を探してみてください。
おすすめエアロロードバイク①
メーカー①CERVELO(サーベロ)
CERVELOは、カナダのロードバイク・トライアスロン用フレームメーカーで、エアロロードバイクを語るときには名前があがるメーカーです。世界トップクラスのロードレースで数多くの勝利を獲得し、エアロダイナミクスを突き詰めた「Sシリーズ」のエアロロードバイクが人気です。街乗りにも便利な軽量なエアロロードバイクを求める場合は、「Rシリーズ」がおすすめです。
エアロロードバイク S5
S5はインターナルケーブルルーティングを採用し、空力性能もいいです。フレームの重量を増やすことなく、ボトムブラケットとヘッドチューブに剛性を加え、世界最高峰のスプリントでも耐えられる強靭なバイクになっています。ただ固いだけでなく、フレームとチューブの形状にこだわることで、振動吸収性能が高く、正確で安定したハンドリングとペダリングを可能にしました。
エアロロードバイク S5
- フレーム:カーボン
- 重量:7.6kg
- ブレーキ:ディスクブレーキ
- 値段:790,000~1,580,000円(組み合わせによって変動します)
エアロロードバイク R5
R5は抜群の剛性、軽さ、安定したハンドリングとフィットオプション、そして、計算され尽くしたジオメトリデザインです。平地でのスプリントだけでなく、クライミングにも対応しています。エアロ性能はもちろんのこと、どんなコースにも対応できる万能のエアロロードバイクと言えます。
エアロロードバイク R5
- フレーム:カーボン
- 重量:810g(フレーム)
- ブレーキ:Shimano Ultegra 6800
- 値段:850,000円
おすすめエアロロードバイク②
メーカー②キャノンデール
キャノンデールは、アメリカの自転車メーカーで、優秀なエアロロードバイクをいくつも開発しています。高品質のバイク開発・製造に加えて、ヘルメットやライト、ハンドルバーほか自転車以外のさまざまなパーツも手掛けています。卓越したアイデアと高い技術力で、スピードとエアロダイナミクスを極める「SYSTEMSIX」シリーズがおすすめです。
SuperSix Evo 105
SuperSix Evo 105はシリーズのローエンドで、フレーム、フォーク、そしてクランクやシートポストが、お互いに引き立てあい、完成度の高いエアロロードバイクになっています。他の性能を犠牲にすることなく、バイク全体で軽量化を実現し、この価格でフルカーボン製はとてもお買い得です。
SuperSix Evo 105
- フレーム:カーボン
- 重量:7.9kg
- ブレーキ:Shimano 105 7000
- 値段:240,000円
おすすめエアロロードバイク③
メーカー③SPECIALISED
SPECIALISEDは、アメリカの総合サイクリングブランドで、幅広い製品を手がけている人気自転車ブランドです。成立当初から、日本が製造を請け負ってきており、日本と関連の深い自転車会社です。「S-Works」を冠したバイクは、スペシャライズドの最新技術が詰め込められ、他の自転車と比較しても高価ですが、驚くほどの高性能でアマチュアロードレーサーの憧れです。
FreeFoil Shape Library
- FreeFoil Shape Libraryとは、スーパーコンピューターでプログラムを数週間に渡って実行し、すべてのチューブの空力学特性をミリ単位にまで分析するシステムです。
VENGE(ベンジ)
VENGE(ベンジ)は、F1でも名高いマクラーレンとの共同開発で生まれたエアロモデルで、徹底的にフレームとスポークの空気抵抗を排除しています。そして、軽いだけでなく、どんなコースでも早く走ることのできる安定したエアロロードバイクになっています。
VENGE(ベンジ)
- フレーム:ハイモジュラス100%カーボンC6.9
- 重量:920g(フレーム)
- ブレーキ:BR5810 Direct Mount
- 値段:320,000円
おすすめエアロロードバイク④
メーカー④GIANT
GIANT は、台湾ナンバー1の自転車メーカーです。クロスバイクのイメージが強い自転車メーカーですが、エアロロードバイクも、コストパフォーマンスがよく、安い自転車を求めるのであれば、GIANTから選ぶのがいいでしょう。
PROPEL ADVANCED SL 0 DISC
PROPEL ADVANCED SL 0 DISCは、2017年のツール・ド・フランスにて使われたエアロロードバイクです。プロチームの実戦データを参考に改良を重ね、最新技術で製造された、非常に高性能なおすすめのエアロロードバイクです。
PROPEL ADVANCED SL 0 DISC
- フレーム:カーボン
- 重量:7.2kg
- ブレーキ:shimano dura ace 140mm Rotors
- 値段:1,200,000円
PROPEL ADVANCED 2
PROPEL ADVANCED 2は、エアロロードバイクの入門車として、非常に安い価格帯で提供されています。しかし、パフォーマンスは高く、お買い得なエアロロードバイクです。インターナルケーブルルーティングを採用し、外見デザインを非常にシンプルにすることで、エアロ効果も期待できるオールラウンドモデルのエアロロードバイクです。
PROPEL ADVANCED 2
- フレーム:カーボン
- 重量:8.8kg
- ブレーキ:shimano 105 + GIANT SPEED CONTROL SL
- 値段:220,000円
続いて、おすすめエアロロードバイク⑤~⑫を紹介!