自転車ホイールの交換は難しい?
自転車ホイールの交換は難しいと思うのではないでしょうか。確かに慣れないとリアホイールの交換は難しいですが、交換のコツさえ覚えてしまえばリアホイールでも比較的簡単です。シティサイクルのホイール交換を依頼する場合は、工賃として前輪7000円から、後輪8000円からの料金が必要になります。ホイール交換工賃の料金を支払いたくなければ自分で交換するしかありません。シティサイクルの自転車ホイール自分で交換するときの外し方・取り付け方、使う工具などについて解説していきます。
自転車ホイールの交換予備知識
自転車ホイールの交換をスムーズにするため構造と種類を理解しておきましょう。自転車ホイールは、ハブ・スポーク・ニップル・リムで構成されています。ハブとは、車輪を支えと回転の役割を持つ中央部にある、まるい筒のような形をしているものです。スポークは乗り心地に影響を及ぼす大事な部品です。スポークは、ハブと外周部分リムを支えているネジ付きの棒のことを言います。リムにスポークを取り付けるときに使うのがニップルという継手部品になります。
自転車ホイールの外し方・取り付け(前輪)
自転車ホイールを交換するためには、前輪・後輪の車輪を外す必要があります。まずは自転車ホイール(前輪)の外し方と取り付け方法についてみていきましょう。自転車前輪のホイールの外し方では、「ブレーキ部分」「前輪とフレームの固定部分」「フロントフォーク部分」の順番になります。
「ブレーキ部分」の外し方
「ブレーキ部分」の外し方は、ワイヤーを外すことから始めましょう。ワイヤーは六角ボルトなどで締め付けられているので六角レンチやスパナなどの工具で緩めて、ペンチなどの工具を使って引っ張れば簡単に外すことができます。工具で少し緩めて手でワイヤーを引っ張るような外し方は、怪我する恐れがあるためやらないようにしましょう。
ブレーキを車輪から取り外す
ワイヤーを取り外したら、車輪とブレーキを外すしましょう。ブレーキはナットで固定されています。レンチやスパナなどの工具を使ってナットを緩めて、ナットが外れたらボルトが抜けるためブレーキ部分が外れます。取り付けのためにナット、ワッシャ、ボルトの順番をメモしておくと便利です。また、ボルトを抜くとブレーキ部分が一気に外れるため抜くときには、ブレーキ本体を押さえておくことも忘れないようにしましょう。
Vブレーキの場合
ママチャリなどのシティーサイクルの前輪ブレーキには、円形の金属のドラムが装着しているハブブレーキがほとんどです。しかし、スポーツサイクルに使われているVブレーキの場合もあります。Vブレーキの場合は、ワイヤーが常に上に引っ張られている構造のため通常のブレーキのように手前に引っ張っても外れません。ブレーキ本体を手で持って内側に押すようにすると外しやすくなりますので覚えておきましょう。
「車輪とフレームの固定部分」の外し方
車輪とフレームを固定しているのが、クイックリリースレバーという部品です。車輪とフレームの固定部分の外し方についてみていきましょう。車輪とフレームの固定部分の外し方では、クイックリリースレバーの構造により同時作業になります。クイックリリースレバーは、取り付けたり、取り外すためのレバーと両端にバネとネジが付いている部品です。片方から入れて、もう片方をナットで締めるといった仕組みになっています。
クイックリリースレバーで緩めるには
クイックリリースレバーの構造から、車輪とフレームの固定を緩めるためには、反時計回りにレバーを回すときに、ナットを固定しておく必要があります。クイックリリースレバーの取り付けの場合は、ナットを押さえた状態で時計回りにレバーを回すことで取り付けることができます。レバーを回すと表現しましたが、正確に言えばレバー傾けるが正しい表現になりますので覚えておきましょう。
レバーの位置が大事なのは
取り付けるときには、レバーがスポークなどにぶつからない位置に止めることが大事です。レバーが何かにぶつかって緩んでしまう車輪とフレーム固定部分の強度が弱くなります。強度が弱いことは、衝撃を受けたときに、車輪とフレームが外れる可能性が高いということです。そのようなことにならないために、クイックリリースのレバー部分の止める位置には注意しましょう。フレームと重なるような位置つまり、フレームとレバーの角度が20度以下の位置に止めると安心です。
フロントフォーク部分の外し方
フロントフォーク部分の外し方で大事のが、前輪と自転車本体をしっかり押さえておくことです。クイックリリースレバー取り外せば一気に前輪と自転車本体が分離されます。そのため前輪を地面方向に押しながら、自転車本体を軽く持ちあげるような外し方をするようにしましょう。取り付けは、外し方と反対の方法でできます。取り付けるときには、車輪の軸にフレームがしっかり固定されていることを確認することを忘れないようにしてください。
自転車ホイールの外し方・取り付け(後輪)
自転車後輪のホイールの外し方では、「ギヤを重くする」「ブレーキ部分緩める」「後輪とフレームの固定部分」の順番になります。自転車ホイール外し方・取り付け(後輪)についてみていきましょう。後輪の外し方・取り付け方では、前輪より少し複雑になるためしっかり理解しておくことが大事です。
ギヤを重くする
自転車の後輪外すときには、ギヤを重くする必要があります。後輪にはギヤとして使う歯車が付いています。歯車にはチェーンがかかっていて、チェーンが張っている状態では自転車ホイールの外し方・取り付けが難しくなります。そのためチェーンが張らずに緩む状態の歯車数の少ない場所に移動させる必要があります。つまり、ギヤを重くする必要があるということです。
ブレーキ部分の緩め方
後輪のギヤを重くしたら、次はブレーキ部分を外しましょう。シテイサイクルの後輪ブレーキは、前輪と同じドラムブレーキがほとんどです。ブレーキ部分は、前輪と同じようにワイヤーを絞めているナットをスパナなどの工具で緩めることで外すことが可能です。ワイヤーを緩めたらブレーキ本体を留めているネジをドライバーの工具使って緩めます。ペンチ工具を使い、ブレーキを覆っているキャップを外せば後輪のブレーキ部分は外れます。
「後輪とフレームの固定部分」の外し方
自転車の後輪には、前輪と同じように車輪とフレームを固定するクイックレリースレバーの部品が付いています。クイックレリースレバーは工具を使用せずに緩めたり、締め付けたりできる便利な部品です。
シティサイクルの修理料金
自転車ホイールの交換に関するシティサイクルの修理工賃についてみていきましょう。タイヤ交換工賃として前輪タイヤ1500円、後輪タイヤ3500円ほどの工賃かかります。スポークの交換工賃は、前輪3500円、後輪5500円ほどの料金が必要です。後輪のスポーク場合は、ギア付きとギヤなしでは手間が違うためスポーク交換工賃が変わります。ギヤ付きなら5800円ほどの料金になります。
ニップル・ハブ交換
ニップル交換工賃は、前輪・後輪共に1500円ほどの料金です。この工賃はタイヤの外さないときになり、タイヤを外して交換する場合は工賃が変わり、支払う料金が加算されます。ハブの交換工賃は、前輪3000円ほど、後輪4000円ほどの料金が必要です。交換工賃の料金や出張での修理依頼工賃は、店によって違いがありますので、依頼する場合は確認するようにしましょう。
出張料金
自転車ホイールの交換など出張で修理を依頼する場合の料金についてみていきましょう。出張料金は、距離と修理内容や時間によって変わります。10km以内の出張エリアなら出張料金がない店もありますが、修理時間によっては300円から400円の出張料金が発生します。出張エリアが10kmから15km以内なら700円ほどの出張料金が必要です。距離にかかわらず、修理料金が高い場合は出張料金が発生しない店もありますので利用するといいでしょう。
なぜ自転車ホイールの交換するのか
そもそも自転車ホイールの交換はなぜ、するのでしょうか。自転車ホイール交換するのは、「自転車を快適乗るため」「もしもの時の備えにする」2つの理由からです。自転車はタイヤの回転で前に進みます。タイヤの回転をスムーズにするには、軽いホイールに交換することで可能になります。軽いホイール交換によって弱い力でペタルを漕ぐことができるようになるのです。ペタルの軽さの効果で、自転車を快適乗れるようになります。
リム幅で選ぶ
自転車ホイールには、リムと呼ばれる外側の部分の幅が広いタイプと狭いタイプがあります。リム幅の広さによってホイールの重さが変わり、広い方が重くなります。重い自転車ホイールは、軽いホイールより漕ぐ力が必要です。しかし、自転車ホイールが重いためバランスが良く安定した走り方ができます。スピードを出す必要がない街中に使うシティサイクルならリム幅が広いタイプに交換するといいでしょう。
予備のため
自転車ホイール交換するのは、予備のためでもあります。自転車ホイールはタイヤとセットで使うものです。タイヤがパンクしたときに予備のタイヤにホイールをセットしておくことができます。パンクしたときに予備があると修理に時間がとられることが無くなり便利です。
ホイールの交換で快適な自転車ライフを手に入れよう
購入した自転車ホイールを交換することは、自転車に安定感と乗り心地を変えることができる可能性があります。パンクしたときの予備として準備できしておくことが可能です。自転車ホイールにはさまざまなメリットが生まれます。業者に依頼するのではなく、自分で簡単にできるようにして快適な自転車ライフを手に入れましょう。