ホローテック2とは?特徴や交換方法をご紹介!ホローテックと違いは?

ホローテック2とは?特徴や交換方法をご紹介!ホローテックと違いは?

ロード用、グラベル用を問わず、中級以上の自転車に純正採用されていることが多い、シマノホローテック2。ここではホローテック2の特徴や構成、ちょっとややこしいホローテックとの違い、入門用自転車からのアップデートを含めた交換方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ホローテック2ってどういうもの?
  2. 2.ホローテック2の特徴
  3. 3.ホローテックとホローテック2は別物
  4. 4.ホローテック2への交換
  5. 5.ホローテック2の取り付け方
  6. 6.まとめ

ホローテック2への交換

BBには種類と規格がある

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BB(ボトムブラケット)の取り付け方法には、大きく分けて2種類あります。一つは従来からあるネジ式。これにはさらにネジピッチやサイズによって規格があります。もう一つは圧入式です。プレスフィットと呼ばれるこの方式では、すでにホローテック2と同様の仕組みのBBとなっています。

規格が合えば交換が可能

ネジ式のBBにはカップアンドコーン式、カートリッジ式があり、この場合は、ホローテック2への交換が可能となります。その際は、現在のBBと同じ規格のものを選択しましょう。BBの規格は、メーカーのwebサイト等で、自転車のスペックとして記載されていることが多いです。

ホローテック2の取り付け方

交換に必要な工具

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BBの交換に必要な工具は次の通りです。

  • ホローテック2BB工具
  • アダプター(ホローテック2BBに付属)
  • クラックキャップ回し
このほかに元々のBBを取り外すために必要な工具があります。
  • ワン工具
  • フックレンチ
  • カートリッジBB工具
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BBの取り外し

BBにはいくつか規格がありますが、大体のBBは右ワンが逆ネジ、左ワンが正ネジとなっています。また、初期装着されているワンは、非常に強い力で締め付けられていることがありますので、ケガをしないように、また、部品や工具をなめないように、気を付けて作業しましょう。

清掃とグリスアップ

既存のBBを取り外したら、内部の清掃とネジ部のグリスアップをしましょう。清掃によって部品の寿命延長や、フレームのトラブル発見につながりますし、グリスアップはねじ山の保護になります。この機会にやったほうがいい作業です。

ホローテック2BBの取り付け

新品のホローテック2BBを、インストールしていきます。新品のBBはネジ部にグリスが塗られているので、そのまま取り付けが可能です。最初は手回しで、次に工具を使用して締めこんでいきます。トルク管理には、気を付けてください。取り付けるBBのグレードによっては、付属するアダプターが必要となるので、注意しましょう。

Qファクターとチェーンラインに注意

ホローテック2化によって、チェーンリングの位置は内側にズレることが、多々あります。左右のクランクの幅を、Qファクターといいますが、Qファクターは狭いほど、ペダリングがスムーズになる傾向があります。しかし、Qファクターが狭くなると、同じようにチェーンラインも内側にズレます。このチェーンラインのズレであったり、狭くなりすぎたQファクターによって、クランクがフレーム干渉したり、チェーンに負担がかかったりするので、程度によってはBBの隙間調整が必要となります。

BBのクリアランス調整はスペーサーを使おう

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クランクとフレームの干渉や、チェーンラインのズレは、BBとフレームの間にスペーサーを挟むことで、調整ができます。BBとフレームの間に隙間を作り、位置を調整するのです。スペーサーはシマノ純正を含め、簡単に入手ができますので、調整が必要になったら、いろいろと試してみるとよいでしょう。

クランクの取り付け

クランクを取り付けます。まずは右クランクを、BBの穴に通していきます。奥までしっかりと押し込みます。プラスチックハンマーなどで、軽く叩き込むのもよいでしょう。ただし、叩きすぎはNGです。

クランクキャップは先に締める

次は左クランクを取り付けます。クランクを飛び出たシャフトの奥まで入れ、クランクキャップを締めこみます。クランクキャップは、アーム端部のボルトを締める前に、アームの動きを確認しながら、あまり抵抗にならないところまで先に締めこみます。後でクランクキャップを締めこむと、アームのがたつきが発生する恐れがあります。

クランク抜け防止プレートを忘れないで

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クランクキャップを締めこんだ後は、クランクアーム端部のボルトを締めて終了となりますが、クランク抜け防止プレートを、忘れずに挟み、しっかりと押し込みましょう。クランクシャフトには、側面に穴が開いており、抜け防止プレートの爪が、かかるようになっています。

まとめ

BBとクランクの交換は、工具がそろっていれば難しいものではありません。そして、ホローテック2化はすなわちアップグレードとなりますし、大幅な軽量化になることもあります。なにより見た目が大きく変わるので、大きな満足感が得られるでしょう。入門用の自転車に慣れた後は買い替えもいいですが、このようにアップグレードも楽しんでみてはいかがでしょうか。

tama_sir
ライター

tama_sir

北海道函館市在住 ロードバイク、ミニベロのカスタムを楽しみ、時には函館競輪場でのトラック記録会にも参加しています。 自動車競技にも出場したりしており、車輪のついたものをこよなく愛しています。

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