クロスバイクのパンク修理を行うときの注意点
パンク修理は手順をしっかりと覚えて、何度か練習すれば自分でも行えるようになるでしょう。しかし、注意するべきポイントを押さえておくことで、失敗する確率を低くすることができます。次にパンク修理を行うときの注意点について紹介します。
注意点①タイヤなどの状態をしっかり確認する
パンクする原因は、いくつかありますが、異物がタイヤに刺さっている場合には注意しましょう。異物がタイヤに刺さったままになっていると、一度新品のインナーチューブに取り換えたとしても、またすぐに異物が刺さってしまい、パンクを再発してしまいます。そのため、パンク修理を行うときには、必ずタイヤとパンクしたインナーチューブの状態を確認して、パンクの原因を確認する習慣をつけましょう。
注意点②インナーチューブを挟まない
次に注意すべきポイントは、新しいインナーチューブを取り付けて、空気を入れるときです。
インナーチューブがしっかりとホイールのリムに乗っていないと、インナーチューブがタイヤとホイールとの間に挟み込まれてしまう場合があります。その状態で空気を入れてしまうと、インナーチューブに亀裂が生じて、再度パンクしてしまいます。必ず空気を入れる前には、インナーチューブが挟まっていないか確認しましょう。
クロスバイクでパンクしないために日頃行っておくべきポイント
パンク修理は自分で行えますが、時間がかかることもあるので、不要なパンクは防止できた方が理想です。普段からタイヤの状態の確認や、空気圧の管理を行うことで、パンクするリスクは大きく下げることができます。次に、パンクのリスクをさげるためにできる、日頃の点検についての解説をします。
ポイント①タイヤに異物が刺さっていないか確認する
タイヤに異物が刺さっていると、高い確率でパンクを引き起こしてしまいます。しかし、タイヤの表面にとどまっている異物を取り除くことで、パンクを避けることができます。定期的にタイヤの表面を確認して、異物が刺さっていた場合には慎重に引き抜きましょう。雨の日に乗ったあとは、異物が刺さっていることがあるため、雨の日には特に注意しましょう。
ポイント②古いタイヤは使わない
クロスバイクのタイヤは、時間経過とともに劣化していきます。劣化した古いタイヤでは、異物が貫通しやすいだけでなく、リム打ちパンクも起こりやすくなります。タイヤ表面のすり減りが少ない場合でも、ひび割れが生じているような古いタイヤは交換しましょう。一つの目安として、同じタイヤを2~3年使用している場合は、新しいタイヤに交換することをおすすめします。
ポイント③空気圧に注意する
最後に点検しておくべきものは、タイヤの空気圧です。クロスバイクのタイヤは、毎日少しずつ空気が抜けていきます。低い空気圧で走行すると、リム打ちパンクの確率が高くなってしまいます。毎日空気を入れるようにすることが理想ですが、最低でも1週間に1回は空気を入れるような習慣をもちましょう。
最適な空気圧について
最適な空気圧は乗り手の体重や、使用しているタイヤによって違ってきます。まずは、タイヤの側面に最適な空気圧の範囲が記載されているので、それを確認しましょう。そして、体重が軽い方は下限寄りに、体重が重い方は上限寄りに空気圧を調整するようにしましょう。空気圧は高すぎてしまうと、逆にパンクのリスクが増えたり、乗り心地の悪化につながるため、注意しましょう。
まとめ
クロスバイクのパンク修理は手順をしっかり覚えておこう!
クロスバイクに乗っているとパンクしてしまうことがしばしば経験します。パンクの修理は道具さえそろっていれば自分でも行えます。しかし、あらかじめ手順をしっかりと覚えていないと、スムーズな修理はできません。事前に理解して練習しておきましょう。また、日頃の点検をしっかりとしておくと、パンクするリスクを減らすこともできるため、習慣的に点検もしておきましょう。