パニアバッグ とは?
パニアバッグ の「 パニア」とは、対(つい)になっているものという意味です。つまりパニアバッグ とは「対になっている鞄(かばん)」ということになります。
自転車用のパニアバッグ
自転車用のパニアバッグ は、前輪もしくは後輪をはさむように左右にバッグが配置されます。フレームやシートポストに取り付ける方法のものに比べ、大容量のバッグを取り付け可能なのが最大の特徴です。バッグの取り付け位置が低いため重心が下がり、走行するときに車体が安定するメリットもあります。
パニアバッグ の由来
パニアバッグ は、もともと馬やラクダなどの家畜に荷物を運ばせる目的で生まれました。左右に配置する方法で多くの荷物を積載することで輸送効率を高めています。のちに自転車やオートバイ、鉄道などに応用されるようになりました。
パニアバッグ の使用場面
パニアバッグ は大きな荷物や多くの荷物を積めるため、自転車での通勤や旅行などにおすすめです。値段は高くなりますが、防水仕様のものを選べば雨が降っても安心です。
自転車通勤・通学
自転車通勤・通学におすすめな理由は、快適性がいいからです。リュックなどの背負うタイプだと重心が高くなりますし、夏場は汗の問題もあります。パニアバッグ であれば教科書やノートパソコンなども入りますし、着替えを持っていくこともできます。職場や学校に着いたらサッと着替えてスムーズに仕事や授業に入れます。
自転車旅
パニアバッグ は自転車旅をする人には特に人気です。人気の理由は、旅となるとやはり荷物も多くなるので、大容量のバッグを取り付けできるのは大きなメリットです。防水性や耐久性に優れたものもあるので、日本一周や世界一周といった長期間の自転車旅をする人達にも多くの愛用者がいます。
防水のものもあるのね!突然の雨でも中の荷物が濡れずにすむわね。
そうだね。オルトリーブやオーストリッチあたりが人気だね。防水仕様はちょっとお値段が張るけど選んでおいて損はないと思うよ。
取り付けの注意点
自転車にパニアバッグを取り付けるには、どんなことに注意すればよいでしょう?
キャリア(荷台)が必要
パニアバッグ の取り付けには土台となるキャリアが必要です。エアロ形状のロードバイクなどは取り付けできない可能性もあるので、必ず自分の自転車にキャリアを取り付けできるか確認しましょう。
バッグの取り付け
取り付け方法は商品によってさまざまで、引っかかるだけの簡単なものやベルトでしっかりと固定する方法のものなどがあります。説明書などを見ながら適切に取り付けることが大切です。
まとめ
パニアバッグ についておすすめの理由や注意点を中心に紹介しました。大容量のものをはじめ、小ぶりなものやおしゃれなものなどいろいろなタイプがあるので、自分の使用方法に合わせて選ぶことができます。少しくらい多くの買い物をしても積んで帰れるので、ふだん使いにもおすすめですよ。ぜひ検討してみてください。
サドルバッグやフロントバッグの収納量は大型のものでも20Lくらいなのに対し、パニアバッグ は50Lを超えるものもあります。