②ウェットタイプ
ドライタイプと比較して粘度が高い
注油後も濡れた状態を保ち、ドライタイプより粘度が高いオイルです。雨に濡れても潤滑油としての性能は落ちにくく、耐久性が高いのでチェーンメンテナンスの回数も少なくて済みます。
雨でも乗る人におすすめ
粘度が高いために、ゴミや空気中のほこりを吸着してチェーンが汚れやすい点がデメリットに挙げられます。通勤・通学で乗る人や、雨の日でも走る人、メンテナンスが面倒な人、またマウンテンバイクなど悪路を走る機会の多い人などにおすすめです。
③ワックスタイプ
最小限の汚れに抑えられる
最も潤滑性能の高いのが、ワックスタイプです。ドライタイプよりさらに粘度が低くさらさらしています。そのため、べたつかずチェーンの汚れも最小限に抑えられます。
日常的な使い方には不向き
ただし耐久性は非常に低いので、100kmごとの注油が必要といった商品も少なくなく、頻繁なメンテナンスを必要とします。また雨にもすぐに流れてしまいます。日常的に使用するより、レースに出場したり本格的に走るといった人に向いているオイルです。
走り心地をアップさせるチェーンオイルの特徴
チェーンオイルの特徴の区別
チェーンオイルの特徴はさまざまですが、主に「耐久性を重視したもの」「汚れにくさを重視したもの」そして「潤滑性能を重視したもの」の3つに大きく分けられます。自転車の乗り心地を向上させたいなら、潤滑性能を重視した高性能なものがおすすめです。
高性能オイルはメリットが多い
潤滑性能の高いオイルでは、チェーンの摩擦抵抗が低減されるため、ペダリングが軽くなります。そのため足にかかる負荷が少なくなり、高ケイデンス時や高負荷時が楽になって走り心地がアップします。また、ロングライドの際の疲労も軽減されます。
走り心地を快適にする高性能なチェーンオイルの成分
セラミック
チェーンの摩擦抵抗を軽減し動きをより滑らかにしてくれる成分として、セラミックがあります。価格が高いのがネックですが、セラミックの配合されていないオイルと比較すると、その差は歴然です。
PTFE・フッ素
PTFEやフッ素の配合されたオイルは、チェーンをコーティングしてくれるので、チェーンの摩擦を減らしてくれます。また、チェーンが傷ついたり腐食されるのを防いでくれます。さらにオイル自体の耐久性も高いので、メンテナンスの回数が少なくて済みます。
次ページからは、走り心地をアップさせるおすすめチェーンオイル5選を紹介します!