ボムトラック(BOMBTRACK)ってどんな自転車ブランド?
ボムトラック(Bombtrack)は、「WETHEPEOPLE」や「ECLAT」というBMXのブランドを多く手掛けるドイツ・ケルンの「We Make Things社」が2013年に立ち上げた自転車ブランドです。BMXで培った技術とドイツらしい質実剛健なものつくりで、グラベルバイク、MTB、ピストなどを展開、現在はトレンドのグラベルロードやアドベンチャー、ツーリングなど未舗装路対応のバイクを多く製造し、ドイツを中心にヨーロッパで高い支持を受けています。
日本代理店は「ライトウェイプロダクツジャパン」
すでにドイツを中心にヨーロッパでは評判となり大きな支持を受けているボムトラックですが、日本では2021年モデルから取り扱いが始まったばかりです。世界的フレームビルダーを要するドイツの「FELT」や、世界のMTBシーンの先頭を走るアメリカメーカー「GT」の販売代理店でもある、「ライトウェイプロダクツジャパン」が代理店を務めます。ボムトラックは自社ブランドやFELT、GTとはまた違った毛色のブランドのため、大きな注目を集めています。
ボムトラックの魅力
ここではラインナップや自転車の特徴、ユーザーからの評判などを参考に、ボムトラックの魅力について解説します。
ボムトラックの魅力①多彩なラインナップ!
ボムトラックはスポーツサイクルユーザーの幅広いニーズに対応するため、様々なジャンルの自転車をラインナップさせています。グラベルやツーリングといったカテゴリーをさらに掘り下げて細分化したり、ツーリングバイクベースのMTBや街乗りカーゴなど、ほかでは扱っていない珍しいカテゴリーも含め、とにかく多彩なカテゴリーにモデルが豊富に揃っています。
ボムトラックの魅力②新しい!
ドイツを拠点とするボムトラックですが、日本では取り扱いが開始されたばかりですので、人と被らない自転車に乗る絶好のチャンスです。また、単純に新しいブランドというだけでなく、前後の車輪の大きさが大きく異なるモデルや、深い山道に入っていけるようなドロップハンドル車など、唯一無二のモデルが多いのもボムトラックの魅力です。
ボムトラックの魅力③ユーザーファーストの開発姿勢
ボムトラックは既存の枠にとらわれず、自転車をユーザーに最適化するというコンセプトで開発されています。過酷な状況下でのレースやイベントでテストを行い、何より強度が求められるBMXに精通するブランドらしく、自転車の限界を検証しています。そして、そのフィードバックは汎用性を重視しているため、レースに特化せず、幅広い用途に対応するモデルが多くなります。
実際のフィールドで鍛え上げらえるバイクたち!
ボムトラックのバイクは、開発時のフィールドテストを実際のレースやイベントで行っています。世界で最も過酷と評判のシクロクロス「3Peaks Cyclocross」や走行距離600km、19000mの垂直距離を7日間で走破するMTBレース「The Transalp」、そして、ボムトラックが主催するグラベルイベント「The Dirty Reiver」などに参加し、バイクを鍛え上げています。
ボムトラックの魅力④評判のよい映像作品
「ボムトラックファミリー」とも呼ばれる、アンバサダーや探検家、レーサーなどのライドの様子を収めた映像作品が、公式ホームページにて公開されています。ボムトラックの自転車に乗り大陸横断をしたり、祖父が昔たどったノルウェイの厳しく険しいオフロードをツーリングする短編映画などは、素晴らしい仕上がりと評判になっています。
【2021年最新】ボムトラックの自転車カテゴリー一覧
それではここから、ドイツの総合自転車ブランド「ボムトラック」の2021年最新モデルを紹介します。モデルが多いため、まずはボムトラックが分類しているカテゴリーから解説します。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー①マルチツーリング
モデル名は「ARISE」。いかにもドイツブランドらしいシンプルなデザインのクロモリフレームです。一般的なロードバイクの造形ですが、太いタイヤを装備できるクリアランスにディスクブレーキ対応、強度のあるパーツ群など、グラベルロードの基本も確実に押さえられています。ロードバイクスタイルながら、フラットバーを装着したモデルや、泥よけ、ダイナモライトが標準装備のモデルもあります。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー②グラベル・トレイル
モデル名は「HOOK」。グラベルロードながらMTBレースの「The Transalp」でテストが行われたモデルです。スピード走行向きに作られていますが、キャリヤや泥除けを装備できるダボ穴やダイナモライトを装備した際にケーブルをフォーク内部に通せる仕様など、ツーリングバイクにカスタムも可能な、幅広い用途に使用できるモデルです。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー③エクストリームツーリングバイク
モデル名は「BEYOND」。グラベルロードのHOOKよりもさらにハードな路面に対応し、より多くの荷物を持てる仕様のツーリングモデルです。また、MTBに近いスローピングスタイルのため、乗りやすく安定感があり、最大3インチ幅のタイヤまで装備できるモデルもありますので、トレイルライドも十分こなせます。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー④ツーリングMTB
モデル名は「CALE」。前述したツーリング車「BEYOND」を踏襲したフレームに、フロントサスペンションを装備し、走破性を強化したバイクです。MTBではあまり見かけないツーリング仕様ですが、ハードテイルMTBとしての資質もしっかりしておりカスタムの幅も広いことから、街乗りや通勤、通学にもおすすめです。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー⑤シクロクロス
モデル名は「TENSION」。ボムトラックは競技でありながらツーリングや街乗りの資質も高いシクロクロスの「多様性」を重視し、ツーリングやアドベンチャーモデルのスピリッツを引き継ぐシクロクロスと銘打って開発しました。そのため、フレーム素材はレースモデルらしいカーボン、アルミですが、泥除けやキャリアが取り付け可能なダボ穴やフラットマウントのディスクブレーキを採用し、普段使いの利便性も意識されています。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー⑥ブルべ
モデル名は「AUDAX」。ブルべは制限時間内での完走を目指すロングライドイベントのことで、AUDAXはベルギーからトルコまでの4200kmを走り抜く「Transcontinental」というイベントに投入されたモデルです。長距離ライドに必要なスピードと安定性を重視、ブルべは数日間にも渡るため荷物の積載も考慮されています。また、ボムトラックらしく長距離モデルでもグラベルを強く意識しており、完成車は650Bのホイールを採用し47cの太いタイヤを装備しています。
【2021年最新】ボムトラックのカテゴリー⑦シティカーゴ・シティクロス
ボムトラックの街乗りモデルは、前後の車輪サイズが異なる「シティカーゴ」と、一般的なクロスバイクに近い「シティクロス」の2種類です。BMXに精通しているブランドらしく、街乗りモデルはデザインに遊び心を感じさせます。
出典:ライトウェイプロダクツジャパン