2020年Trek新型モデルDomane（ドマーネ）の魅力と評判をご紹介！

ドマーネには、AL、SL、SLRの3つのグレードが用意されています。ALシリーズはアルミフレームにより低価格を実現したエントリーモデル。SLシリーズはALとSLRのちょうど中間に位置するグレードで、前後のISOスピードなどはSLRと共通したものを使用しています。SLRシリーズは最新のカーボンフレームを採用した、ドマーネ第2世代から登場したハイエンドクラスです。

2020モデルでは、ALシリーズで3つ、SLシリーズで2つ、SLRシリーズで5つの計10モデルがラインアップされています。ここでは、各グレードからおすすめのモデルを選んで、価格、おすすめポイント、ユーザーからの評判を合わせてご紹介します。大きなモデルチェンジを経て、機能やカラーなど多くの点で新しくなったドマーネの各モデルをチェックしてみましょう。

Domane al3は、ドマーネの持つロングライドでの快適性向上というテーマを保ちつつ、アルミフレームを採用して低価格を実現しています。フロントフォークは、太めのタイヤと衝撃吸収性を考慮した形をしており、サイクリングの軽快さが楽しめます。カラーはトレックおなじみのカラーであるレッドと、シックなブラックの2カラーです。エントリーモデルとしておすすめです。

ロードバイクとしては珍しく、リアキャリアーが取り付けられるマウントが搭載されています。バイクパッキングなどで荷物をたくさん積みたい方にぴったりの使用です。キャリアーはBontrager製と相性がいいのでおすすめです。

alphaアルミはトレックが独自に開発した、衝撃吸収性に優れたアルミ素材です。カーボンに負けないアルミをテーマに改良が重ねられ、つなぎ目が目立たない新しい溶接方法を採用し、見た目にも優れたアルミフレームが完成しました。エントリーモデルにふさわしい低価格と、高い性能の基礎となっています。

Blendrシステムとは、ボントレガーが提供する、サイクルコンピューターやライトなどのアクセサリー類を、ハンドルバーに簡単に取り付けるためのマウントセットです。Go Pro用のマウントもあり、複数のアクセサリー類を取り付けても、ハンドル周りがごちゃごちゃするのを防いでくれます。

Domane sl6は、500シリーズOCLVのカーボンフレームを採用。油圧ディスクブレーキも搭載し、ロングライドからレースシーンまで対応したロードバイクです。価格的にもDomane alとDomane slrのちょうど中間に位置し、エントリーモデルからステップアップしたいユーザーのニーズにマッチした仕様になっています。カラーはブラック、レッドとブラックのバイカラー、ホワイトの3つのカラー展開です。

Domane sl6では、これまで長く搭載されていたシートマストキャップに代わり、新しくマイクロアジャストシートマストを採用。こちらは、耐久性、エアロ性能、メンテナンスのしやすさを併せ持つシートポストです。シートポスト裏の六角ねじで高さを調整する使用になっています。また、ボントレガーのBontrager Flare RTリアライトを取り付けるためのマウントが装備されているのも、うれしいポイントです。

新型Domane sl6のコンポーネントは、シマノのアルテグラR8000シリーズを採用。シマノのコンポーネントの中では、最高峰のデュラエースに次ぐ高品位モデル。選手の練習用バイクにも多く搭載されているモデルで、「プロが証明するテクノロジー」のテーマ通り、レースなどハードなシーンにも力を発揮します。

Domane sl6は今回のモデルチェンジで、ハンドル周りのケーブルをカーボンフレーム内に収納しました。これによってすっきりとした見た目に変化し、より空気抵抗が抑えられ、エアロ性能も向上。巡航速度の向上に一役買っています。

新型Domaneの最高クラスDomane slr7は、超軽量OCLV700カーボンフレームを採用。フレーム内蔵ワーヤーなど、空気抵抗を抑えることにもこだわった一台です。ISOスピードは、トップチューブ裏でしなり具合を無段階で調整でき、フレームごとに最適なしなりを実現。標準装備のBontrager Pro IsoCoreハンドルバーは、振動をカットして長距離ライドのストレスを最小限に抑えてくれます。

Domane slr7に採用されたBontrager Pro IsoCore ハンドルバーは、Trekが長距離ライドのために開発したカーボン製ハンドルバーです。IsoCore テクノロジーによって、これまでのカーボンハンドルバーよりも振動吸収率が2割も向上しました。地面から伝わる振動を効率よく吸収し、長距離ライドでこれまで感じていた、手のしびれや腕の疲れを軽減してくれます。

Domane slr7には電動コンポーネント、Shimano R8050系Ultegra Di2を搭載。以前のモデルに比べて、モーター部分が小型化され、見た目もスマートになりました。電動コンポーネントは、手元のスイッチでギアチェンジできるので、力の弱い女性や手の小さい方にも支持されています。細かなギアチェンジが可能で、機械式と違い、メンテナンス頻度が少なくて済むのも魅力です。

Domane slr7で採用されたカーボンフレームは、OCLVシリーズで最もグレードの高いOCLV700。Trekが独自に開発したカーボンの成型技法であるOCLVは、カーボン繊維の密着度を最大限に高めることで、高い強度と耐久性を実現しました。その結果、Domane slr7はフレーム重量13.35キロという超軽量モデルになっています。        

Project Oneは、トレックのロードバイクをカスタムオーダーできるWEBサービスです。インターネット上でモデルやカラー、パーツの細かなサイズに至るまで、いくつものパターンを組み合わせて、世界に一台だけの自分専用のトレックバイクを作れます。特にカラーは豊富な選択肢があり、特別なカラーリングが可能です。DomanシリーズからはSLRだけがこのサービスに対応しています。

2019から2020へ。大きくモデルチェンジしたトレックの人気ロードバイクドマーネの魅力と、各グレードの人気モデルをご紹介しました。エントリーモデルからハイエンドクラスまで各価格帯で魅力的なバイクがそろっています。2020モデルチェンジでジオメトリーなど多くの改良が加えられました。エンデュランスロードをお探しの方は、ぜひ一度チェックしてみましょう。