ロングライド向けロードバイクのおすすめ13選！人気モデルや選び方を紹介

ロードバイクは一見するとどのモデルもほとんど違いはなく同じに見えますが、比較するとフレームや設計など、用途によってメーカー別にさまざまな点が細かく異なります。もちろん、その用途のモデルでなければ問題があるわけではありませんが、それぞれに適した工夫がされているため、よりその用途に応じた走りがしやすいです。

ロードバイクの種類は5つに大別できます。空力効果に優れた「エアロロード」、峠や山などの坂道を上るのに適した「ヒルクライム」、未舗装路の走行性能に秀でた「グラベルロード」、平地でも山登りでも万能に力を発揮する「オールラウンド」、そしてロングライドに適した「エンデュランスロード」の5種類です。

「エンデュランス」の意味は「我慢」や「忍耐」ですが、ロードバイクの種類分けでの意味は「長距離や長時間でも我慢や忍耐せずに快適に走れる自転車」ということです。ロングライドに適したロードバイクには、ランドナーやスポルティーフといったツーリングバイクのカテゴリーの種類もあります。

ロードバイクの性能はフレーム素材に大きく左右されます。ロードバイクのフレームとして使用される素材はカーボン、アルミ、クロモリが一般的なので、フレーム素材別にロングライドにおすすめのロードバイクを紹介していきましょう。

日本でも大人気のアメリカのスポーツバイクブランドトレックのエンデュランスモデルです。そもそもカーボンフレームは振動吸収性に優れ、ロングライドに適した素材ですが、このモデルにはIso Speedという路面からの振動を和らげるトレック独自の技術が採用されているため、ロングライドをさらに快適に走ることできます。

自転車世界No.1のシェアを誇る台湾の自転車メーカージャイアントのエンデュランスモデルとして人気です。フレームはロングライドに最適化され、しなりで振動吸収するD型断面のD-FUSEをハンドルとシートポストに採用しています。32cのチューブレスレディタイヤやシマノ製油圧ディスクブレーキなど、ロングライドでも快適性、安全性に優れています。

アメリカの人気バイクブランド・スペシャライズドのエンデュランスモデルが、パリールーベで7度の優勝に輝いた「ルーベ」シリーズです。エアロ性能はスペシャライズドのハイエンドモデルTamac SL6と比較して優れ、また非常に軽量化されています。さらに、ヘッドチューブには路面からの振動を吸収するFuture Shock というスペシャライズド独自の機能を搭載しています。

安定性に優れたエンデュランスジオメトリーながらロードバイクらしいキビキビとした反応性も両立させる、ドイツの名門ブランド・フェルトの人気モデルです。チェーンステーのタイヤクリアランス幅が42mmあるので、23cタイヤでレーシーに、35cタイヤを装着すれば荒れた路面でも走れるといったマルチさも魅力です。

ヨーロッパなどの多くのバイクメーカーにフレームをOEM供給してきた実績を持つグストのランナップはカーボンフレームモデルのみで、ハイエンドからエントリーまですべて東レの最高級カーボンのフレームを使用しています。コンポにアルテグラ、ホイールにフルクラムレーシングゼロを採用しながらこの値段は他メーカーと比較してコスパ抜群というしかありません。

ピナレロを語るうえで外せない名車「PARIS（パリ）」が、エンデュランスエアロロードという形で7年ぶりに復活しました。新設計のジオメトリーはすべてのライダーに最適なライドポジションを提供できると謳っています。あらゆるシーンでライドの楽しさを味わえる1台に仕上がっています。

上位モデルのDNAを受け継いだコスパに優れるアルミエンデュランスモデルです。耐久性に擦れた6061アルミをトリプルバテッド加工したフレームは、軽さと強度の両立を実現しています。ストレート形状のフルカーボンフォークは、衝撃吸収性に優れるだけでなく、ダンシングやコーナーリング時に威力を発揮します。

カーボンフレームの上位グレードTeammachine SLRシリーズに負けない乗り心地とパフォーマンスが得られるスイスの人気ブランド・BMCのエンデュランスロードです。フォークやシートポストはカーボン製なので、振動を吸収し軽量化を実現しています。レースからヒルクライムまで、オールラウンドに性能を発揮します。

チェレステカラーが人気のイタリアの老舗名門ブランド・ビアンキのエントリーアルミエンデュランスモデルです。軽量なアルミ素材の曲線のフレームは、チェレステカラーと相まってビアンキらしいおしゃれなシルエットを描くデザインとなっています。ビアンキを手軽な価格で乗るのに、初心者にもおすすめの1台です。

アメリカの人気ブランド・キャノンデールのエンデュランスシリーズ「シナプス」のアルミフレームモデルです。ヘッドチューブが長いのでハンドルポジションが高く、楽な姿勢で長時間のライドにも対応できます。軽量で剛性に優れ、快適、さらにその気になれば十分な速さを誇ります。より遠くまで、ずっと長く走っていたいという人におすすめです。

上位モデルと同じトリプルバテッドのアルミフレームは、剛性と軽さのバランスがよく、エアロ性能をも両立しています。ロングライドだけでなく、早さも持ち合わせているので、レースへの参加も可能です。カーボンフォークにシマノ製油圧ディスクブレーキを備えた、コスパに優れたおすすめの1台です。

手軽な価格でエンデュランスモデルを探している、特に初心者におすすめの1台です。剛性の高いトリプルバテッド加工のアルミフレームは軽量と強度を兼ね備えています。日本人の体型に合わせたフレーム設計は、ロングライドをさらに快適にしてくれるでしょう。手作業で接合と研磨することによって接合部の仕上がりがきれいな点も魅力です。