ロードバイク購入時に意識すべき重量の目安はある?初心者向けに解説!

ロードバイク購入時に意識すべき重量の目安はある?初心者向けに解説!

ロードバイクを購入する時に必ずしも悩んでしまう、重量は「軽い」方がいいのか?「重い」方がいいのか?フレームの素材は一体何が良くてどう違うのかについて、これからロードバイクを始める初心者向けに重量について紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.ロードバイクの重量とは?
  2. 2.ロードバイクを購入する際の重量目安
  3. 3.ロードバイクの使用目的別の重量
  4. 4.ロードバイクを購入する際の注意点
  5. 5.ロードバイクの重量まとめ

ロードバイクの重量とは?

Photo bymarkusspiske

これからロードバイクを始める際に、何も分からずに購入して後悔してしまい、そのまま辞めてしまう方も少なくありません。これからロードバイクの購入を考えてる方に特に意識しなくてはいけないロードバイクの「重量」について説明します。

フレームの重量差

出典: https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000079

ロードバイクにおいて重量の大きな差が出る箇所は「フレーム」です。フレームの素材によって重量や乗り心地などが変わってきます。大きく分けて3種類のフレーム素材があります。その3種類を説明します。

①クロモリフレーム

主に「鉄」を使用しており、路面からの衝撃吸収性が優れており、乗り心地が良いのが特長です。そして「鉄」を使用しているので転倒や障害物との衝突などにも強く、丈夫にできています。値段も安価な物が多く、購入しやすいのも特長の1つです。ですが重量が若干重く、雨に弱く錆やすいなどのデメリットがあります。

クロモリフレームまとめ

  • 振動吸収性が優れており乗り心地が良い
  • 値段は安価な物が多いが、重量があり、雨などに弱く錆やすい

②アルミフレーム

主に「アルミ二ウム合金」を使用しており、ペダルを踏みこんだ力を逃がさず推進力に変えるのが主な特長です。重量も軽い物から重い物まで様々で、価格も高い物から安い物まで幅広く、これからロードバイクを始めようという初心者の方が最初に購入しやすいのも特長です。ですが強い衝撃などに弱く、路面からの振動がダイレクトに伝わるなどのデメリットがあります。

アルミフレームまとめ

  • ペダルを踏みこんだ力がそのまま推進力になる
  • 重量は軽い物から重い物まで価格に応じて様々
  • 強い衝撃に弱く、路面からの振動がダイレクトに伝わる

③カーボンフレーム

主に「カーボン」を使用しており、非常に軽量で振動吸収性が優れており、現在のプロなどが主に使用しているフレーム素材です。価格は安い物は少なく高価な物ばかりです。そして、取り扱いが難しく衝撃や転倒に弱いなどのデメリットがあります。

カーボンフレームまとめ

  • 軽量で振動吸収性や操作性が優れており、価格も高価な物が多い
  • 衝撃や転倒などに弱く、フレームが「変形」するのではなく「割れて」しまう

ロードバイクを購入する際の重量目安

フリー写真素材ぱくたそ

ロードバイクを購入する際の重量の目安について説明します。軽い方がいいのか?重いとどんなデメリットがあるのか?などの疑問を解決していきます。

ロードバイクの重量①軽い場合の「メリット」と「デメリット」

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ロードバイクの重量が「軽い」場合のメリットとデメリットを説明します。

・「軽い」場合のメリット

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まず、ロードバイクの重量「軽い」場合のメリットは「山」や「上り坂」などの斜度がキツイ所が楽に上れる所にあります。そして、些細な事で言うと「信号」や「一時停止」などでの漕ぎだしが軽い方が楽になります。つまりプロの選手が軽いフレームを使用しているのは追い抜いたりする際に「加速」させやすいからです。

・「軽い」場合のデメリット

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特に走行する際の大きなデメリットはありません。ですが、ロードバイクで言う「軽さ」とはお金が1番掛かる所でもあります。基本的に軽いロードバイクは値段が高価になっており、100g軽くするのに1万円とも言われています。

ロードバイクの重量②重い場合の「メリット」と「デメリット」

フリー写真素材ぱくたそ

ロードバイクの重量が「重い」場合のメリットとデメリットを説明します。

・「重い」場合のメリット

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車体が重い場合は平地などで推進力が若干長く持続するとされています。つまり平地で、ある程度漕いだ後にペダルを止めても重い車体は軽い車体より進む距離が長いという事です。そして「横風」にも強く、ダウンヒルなどの下り坂も重い車体はスピードが出やすいです。

・「重い」場合のデメリット

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下り坂ではスピードが出やすいですが、上り坂などの重力に逆らい続ける「ヒルクライム」はやはり重い車体は不利と言えます。短距離の上り坂では軽い車体との差はそこまで感じませんが、長距離のヒルクライムなどでは重い車体と軽い車体とでは大きな差が出ます。

ロードバイクの使用目的別の重量

フリー写真素材ぱくたそ

これからロードバイクを始める初心者の方におすすめの車体(フレーム)などを紹介します。どんな目的でロードバイクを購入するのかを踏まえて説明します。

使用目的①通勤・通学

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通勤や通学に使用する際の重量は特に気にする必要はありません。なので値段が安価な物が多い「アルミフレーム」や「クロモリフレーム」がおすすめです。ですが、通勤や通学で上り坂が多かったり距離が長いなどの場合は重量の軽い「カーボンフレーム」の方が楽な場合があります。

通勤や通学がメインなら、高価なカーボンではなくアルミやクロモリがおすすめ!

使用目的②ロングライド

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週末のロングライドに使用する際の重量は「軽量」がおすすめです。ロングライドでは「疲れ」が1番の大敵です。信号や一時停止なども多く、峠を超えるコースを通る場合などを踏まえると「カーボンフレーム」または軽量の「アルミフレーム」がおすすめです。

ロングライドを頻繁にするのであればカーボンや軽量のアルミがおすすめ!

使用目的③レースなどイベントの出場

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レースやイベントなどの出場する際の重量は「軽量」がおすすめです。上位入賞を狙う場合はもちろんですが、軽量の方が操作性や振動吸収性、加速性が優れている物が多く、レースなどで咄嗟の判断をしなければいけない場合も対応できる点などを含めると軽量の「カーボンフレーム」や「アルミフレーム」がおすすめです。

レースなどで他のライバル達に負けたくないならカーボンやアルミがおすすめ!

ロードバイクを購入する際の注意点

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初めてロードバイクを購入する方にいくつかの注意点を説明します。

限定物

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基本的には価格が高価な物は軽量な物や操作性や剛性などが優れている物が多いですが、中には普通のフレームで価格が高価な物があります。生産が終わっている物や限定の物がそうです。初めてロードバイクを購入する方は価格が高価だからと言って、優れていると勘違いして購入しないよう注意が必要です。

ネット通販

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最近ではネット通販やネットオークションなどが優れており、ネットでロードバイクの完成車を購入する方が増えていますが、「初めて」ロードバイクを購入する方は店頭で購入するのをおすすめします。サイズや乗り心地、重量などわからない事が多い場合はネット通販ではなく、店頭での購入の方が、わからない事や細かな説明を受けられます。

ロードバイクの重量まとめ

フリー写真素材ぱくたそ

軽めのロードバイクは

軽量のロードバイクは「高価」だが操作性や衝撃吸収性など優れている物が多い、頻繁にロングライドをしたい方やヒルクライム、レースやイベントなどで入賞を視野に入れるのであれば軽いロードバイクがおすすめです。

「カーボン」や軽量の「アルミ」がおすすめ!

重めのロードバイクは

重いロードバイクは「安価」な物が多く、剛性や乗り心地など優れているので通勤や通学またはロングライドやイベントに参加してみたいなどの、これからロードバイクを始めたい初心者の方におすすめです。

「クロモリ」や「アルミ」がおすすめ!

・最後に

ロードバイクの重量「軽い」「重い」について説明させていただきましたが、実際には「軽い」と「重い」の差は大体3~4kgくらいです。「重い」と言っても普通の自転車よりは全然軽いです。それでも同じロードバイクで3~4kgの差は価格にすると大分変わってきます。価格に差があるからと言って必ずしも「軽い」から良い物「重い」から駄目な訳ではありません。これからロードバイクを始める方は自分の好みに合った物を購入するのが1番です。

lucian
ライター

lucian

自転車が好きでロードバイクの記事を主に書かせてもらってます。週末に山の途中で自転車放り投げて倒れている人がいたら自分です。助けてやってください。

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