記事の目次
- 1.グラベルロードとは
- 2.グラベルロードの選び方(5つ)
- 3.グラベルロードの選び方① 拡張性
- 4.グラベルロードの選び方② タイヤサイズ
- 5.グラベルロードの選び方③ フレーム素材
- 6.グラベルロードの選び方④ ブレーキ
- 7.グラベルロードの選び方⑤ ホイールの固定方法
- 8.メーカー別おすすめグラベルロード(6種)
- 9.メーカー別おすすめグラベルロード① GT
- 10.メーカー別おすすめグラベルロード② JAMIS
- 11.メーカー別おすすめグラベルロード③ FELT
- 12.メーカー別おすすめグラベルロード④ FUJI
- 13.メーカー別おすすめグラベルロード⑤ KONA
- 14.メーカー別おすすめグラベルロード⑥ TREK
- 15.まとめ
メーカー別おすすめグラベルロード(6種)
人気が高まるにしたがって、各メーカーでもグラベルロードの開発・設計及び販売に力を入れています。メーカーによっては「アドベンチャーロード」「オールロード」といった呼称をしているケースもあります。また、快適な長距離走行を目的とする”エンデュランス”ロードをグラベルロードと称するケースもあります。そんな中から、メーカー別におすすめのグラベルロードを見ていきましょう。
メーカー別おすすめグラベルロード① GT
① Grade Crb.Expert
アメリカを代表するマウンテンバイクメーカーとして、日本でも人気の高いGTのグラベルロードです。オフロードを得意とするメーカーは、グラベルロードにもそのノウハウがしっかり反映されているといえます。
マウンテンバイクのノウハウ
GT独自の「トリプルトライアングル」がさらに進化を遂げた「フローティングステイ」を備え、路面状況にかかわらずさらなる快適性を得ました。また、フォークのオフセットを調整できる「フリップチップフォーク」は、状況に応じて安定性を高めるか、シャープなハンドリングを得るかを選択できるという機能を持っています。
走りもバッチリ
グラベルロードに重要なダボ穴は、フレームとフォークに装備されていますし、標準で37Cタイヤを装着していますが、タイヤクリアランスは42Cまでの対応が可能です。Gradeシリーズの最上級モデル Crb.Expertは、コンポーネントにメインでシマノ・105を採用し、走りに関しても十分な性能です。
GT Grade Crb.Expertのスペック
- フレーム/フォーク カーボン
- タイヤ 700×37C チューブレスレディ
- メインコンポーネント シマノ・105
- ブレーキ シマノ油圧ディスク
- シートポスト カーボン
- 価格 298,000円(税抜)
メーカー別おすすめグラベルロード② JAMIS
② RENEGADE EXPLORE
アメリカの老舗自転車メーカージェイミスのグラベルロードRENEGADAシリーズは、36Cの太いタイヤや油圧ディスクブレーキ、キャリアやラックを取り付けるダボ穴がフレームやフォークに装備されています。このシリーズのバイクは、カーボン、アルミ、クロモリと3種類、8モデルもの選択肢があるのは特筆すべきでしょう。
安いグラベルロードを探しているなら
ジェイミスのバイクは比較的リーズナブルな価格のものが多く、グラベルロードでも限定商品や受注生産商品以外なら、20万円以下で手に入れることができます。EXPLOREは真ん中あたりのグレードで、クロモリフレームにカーボンフォークのモデルです。機械式ディスクブレーキの採用などで手が届きやすいので、安い価格でグラベルロードを手に入れたいという人におすすめです。
JAMIS RENEGADE EXPLOREのスペック
- フレーム/クロモリ、フォーク/アルミ
- タイヤ 650×36C(44-48サイズ)、700C×36C(51-61サイズ)チューブレス
- メインコンポーネント シマノ・ソラ
- ブレーキ テクトロ 機械式ディスク
- 重量 10.4㎏
- 価格 120,000円(税抜)
メーカー別おすすめグラベルロード③ FELT
③ BROAM 30
ドイツの有名自転車メーカーフェルトには、レース向けロードバイクFRシリーズとは別に、ロングライド向けのVRシリーズがあったため、グラベルロード市場にはやや遅れて参入した経緯があります。しかし、そのおかげで十分なリサーチが可能となり、成熟したモデルが投入されることとなりました。
グラベル専用コンポを搭載
フェルトのグラベルロード「BROAM」は、45Cもの太いタイヤの装着が可能で、アップライトな乗車姿勢と長めのホイールベースにより、未舗装路走行とエンデュランスライドを快適にしています。オフロードがメインのツーリングであれば、650Bのホイールに交換も可能です。シマノのグラベル専用コンポーネントGRXを採用している点も特徴に挙げられます。
FELT BROAM 30のスペック
- フレーム/アルミ フォーク/カーボン
- タイヤ 700×40C チューブレスレディ
- メインコンポーネント シマノ・GRX(グラベル専用)
- ブレーキ シマノ 油圧式ディスク
- 価格 198,000円(税抜)
メーカー別おすすめグラベルロード④ FUJI
④ JARI 1.5
アメリカに拠点を置く日本発祥の自転車メーカーフジのグラベルロードです。メーカーではグラベルロードより高い運動性能と拡張性が必要とされる「アドベンチャーロード」と謳っていますが、バイクパッキングやロングツーリング、そして名前の通り”砂利道”の走行に適したこのモデルは、まさに「アドベンチャー」にふさわしいといえるでしょう。
グラベル走行への備えが完璧
ジオメトリーは、長距離走行に重点を置いたエンデュランスタイプです。フレームにはボトルケージを5つ装着できますし、前後にキャリアを取り付け可能なマウントを標準装備しています。また、トップチューブ下にシリコンパッドを装備して、走行不能エリアにおいてバイクを担ぐ際の方への負担を軽減できる点など、アドベンチャーへの備えはばっちりです。
FUJI JARI 1.5のスペック
- フレーム/アルミ フォーク/カーボン
- タイヤ 700×35C
- コンポーネント SRAM Apex シングルスピード
- ブレーキ TRP 機械式ディスク
- 重量 10.0㎏
- 価格 180,000円(税抜)
メーカー別おすすめグラベルロード⑤ KONA
⑤ ROVE ST
1988年にカナダ・ノースショアで創業した自転車メーカー コナのグラベルロードです。ロードバイクが主流の日本では比較的なじみのないブランドですが、アウトドア文化の盛んな欧米諸国では、マウンテンバイクやシクロクロスの分野で有名かつ人気の高いメーカーです。
特にオフロード向きグラベルロード
ROVE STは、クロモリフレームのオーソドックスでどちらかというとクラシックな外観は、マイルドでスムーズな乗り心地です。特徴的なのは、650×47Cという極太なタイヤを標準装着している点です。速度を求めるより、オフロードでの走破性や安心感を得たいという人におすすめの1台です。
KONA ROVE STのスペック
- フレーム/フォーク クロモリ
- タイヤ 650×47C チューブレスレディ
- コンポーネント SRAM Rival 1(フロントシングル)
- ブレーキ TRP 機械式ディスク
- 価格 173,000円(税抜)
メーカー別おすすめグラベルロード⑥ TREK
⑥ Checkpoint ALR5
ロードバイクやクロスバイクが人気のアメリカの自転車メーカー トレックのグラベルロードです。このALR5は、ラインナップ上最もコストパフォーマンスに優れたモデルで、アルミフレームとカーボンフォークに、シマノ・105と登りに適したワイドレンジの11-34カセットを採用しています。
さまざまな状況に対応するグラベルロード
タイヤは、700×40Cが標準装備ですが、45Cサイズまで装着できるクリアランスがあります。シートチューブとダウンチューブの両側にはマウントが設けられ、たくさんの荷物や水を容易に運ぶことができます。グラベルライドやロングライドはもちろん、普段の通勤や通学、街乗りにも対応してくれます。
TREK Checkpoint ALR 5のスペック
- フレーム/アルミ フォーク/カーボン
- タイヤ 700×40C
- コンポーネント シマノ・105フル
- ブレーキ シマノ油圧ディスク
- 重量 10.05㎏(56サイズ)
- 価格 219,000円(税抜)
まとめ
グラベルロードは、自転車の楽しみ方の幅をより広げてくれるツールといえるでしょう。ロードバイクの「高速度で走る喜び」、マウンテンバイクの「チャレンジする楽しみ」に加えて、多くの荷物を積んで旅に出かける「アドベンチャー」を味あわせてもくれる”オールロード”な自転車です。さらに、通勤や通学などの普段使いにも難なく応えてくれるマルチパーパスな1台、それがグラベルロードなのです。
http://www.konaworld.jp/rove-st.html