KCNCってどんな部品メーカー?
KCNCは、世界的に有名な軽量自転車パーツメーカーです。創業者のKEN・LIN(ケン・リン)は自動車会社のエンジニアを経験しており、アルミニウムやチタンなどの設計・加工技術を活かし、KCNCを起ち上げました。世界最高水準のcnc加工技術が有名で、コンピュータ制御で金属部分を限界まで切除・削ぎ落とし、一般的なものよりも遥かに軽量化されたパーツを販売しています。
KCNCの取扱商品一覧
公式サイトでのネット販売はしていませんが、国内にある7店舗の販売店か、Amazon等のネット通販から購入できます。取り扱っている商品は、以下の通りです。
ヘッドセット | カセットパーツ | シートポストクランプ |
ヘッドパーツ | チェーンリング | クランクパーツ |
ステム | ケーブル | ボトルケージパーツ |
フラットハンドル | ディレーラーパーツ | ボトルケージパーツ |
ドロップハンドル | インナーチューブ | ドライバー |
グリップ | クイックリリース | バルブコア |
バーエンド | Vブレーキ | ポストマウント |
バルブキャップ | キャリパーブレーキ | チェーンリング |
ペダル | ディスクブレーキ | |
ポンプ | ブレーキパーツ | |
ボトムブラケット | シートポスト |
KCNC製パーツの特徴
KCNCは知る人ぞ知る自転車パーツメーカーです。高い技術力を持ち純粋な製品の評価で有名になりました。しかし、玄人向けのメーカーなのでライトユーザーにはそれほど知名度が高くありません。そのため、今回は一般的に評価されている点を紹介します。KCNC製パーツの特徴は以下の3つです。
cnc技術により軽量化されている
cnc技術とは
cnc技術とは、3D CADを使って自転車パーツの立体的な図面を作成して、数値的に部品を作成・加工する技術です。人の手や、型に詰めてプレスする方法などとは違い、高品質で安定して製品を供給できます。ただし、従来の方法と比べて、設備の初期費用や高い技術力を必要です。
cnc加工の特徴
cnc加工で制作した場合、他のの製品と比較して安定して精巧な加工を施すことが出来ます。例えば、ポストマウントのような精密性の高い部品はプレス加工や人の手で作った場合に、図面との差異があれば全く使い物にならない場合があります。ですが、cnc技術は図面の数値どおりに機械が切削・加工するため、安定して高品質なパーツを量産できます。
同じ重量の製品と比較して低価格
KCNC製品の特長
KCNCの特徴として、高品質で他社と比べて安価に部品を提供しています。これは先ほどのcnc技術によるもので、如実に他社製品との差が出ています。自転車パーツを価格を重要視する方にも、軽量化を求める方にもおすすめできるスペックを持っています。一つのパーツでも大きな差が出るので、大半をKCNC製でドレスアップすると見た目・価格・重量ともに満足できるものになります。
他社製品との比較
代表的なものとしてクランプを紹介します。KCNC製と他社製品を比較してみますと、KCNC製は14g/1600円ほどに対して、他社製は25g/1300円となっています。クランプの値段はほぼ同じですが、重量が半分程度に収まっています。このように比較してみると、どの部品も軽量化とコスパが優れており、メーカーの努力が感じられます。
デザイン性が高い
KCNCは取り扱い部品には、グリップやペダル、クランプなど露出が多く、目に留まりやすいパーツは一通りあります。そのため、KCNC製品でドレスアップすると、シンプルで統一性のあるデザインに仕上げることが出来ます。デザインの特徴として、単一カラーの上に、KCNCのロゴが描かれているものが多いです。ただし、フレームの色など根本的に合わない場合やメタリックなデザインのパーツが多いので、公式サイトなどで確認して好みのものを選びましょう。
次のページではKCNC製のおすすめパーツを紹介します。
出典:Amazon