カスタムのコツ①カスタマイズや改造のコンセプトを決める
カスタマイズの順番としては、まず自分のロードバイクをどのようなスタイルに見せたいのかという方向性を考えましょう。クールな雰囲気を出したいのか、華やかに見せたいのか、落ち着いた上品な感じを演出したいのか、それによって改造の方向性も決まってきます。
ロードバイクはフレームで性格が決まる
次に、自分のロードバイクの種類を理解して、それに合った改造方法を考えましょう。クラシカルなクロモリロードなのにエアロ形状のカーボンハンドルを付けたり、最新鋭のレーシングバイクに鋲打ちの革サドルを付けたりしてもチグハグ感は否めません。あくまでフレームのスタイルを中心としてカスタマイズの方向性を決めるのが大事です。
カスタムのコツ②ロードバイクの色に気を配ろう
次の順番として気を配らなければならないのが色です。これを間違えると、いかに高価でおしゃれなパーツであっても、バランスの悪い、何ともチグハグな見た目になってしまいます。ロードバイクのカスタマイズにあたっては、最も重要なポイントでもあります。
色数は少ないのがベスト
バイクをカッコよくおしゃれに仕上げたいなら、できるだけ少ない色数でシックにまとめるのが一番です。最近では黒やグレーなどモノトーンで統一したり、黒ベースに他の色をポイントで加えるなどのバイクが人気です。全体的に2色、使っても3色でパーツを組み合わせましょう。
色は使い過ぎないこと
色数が少ないからといって、フレームもホイールもハンドルも、あちこちにポイント色を入れてしまうとかえってうるさくなります。黒一色のバイクならバーテープに明るい色を入れるとか、赤いフレームならホイールは黒系に抑え、サドルとバーテープだけ白にするなど、使い過ぎないのがきれいにまとまるコツです。
最初から色数が多い場合は?
自分のバイクは最初からフレームが3色ベースで、もう他の色を入れる余地はない、という場合はどうすればよいでしょうか。ひとつは、3色の中でも割合の多い色と合わせることですが、よほど上手に組みあわせなければかえってまとまりがなくなってしまいます。ここは逆に、黒いパーツを入れて色のある割合を減らすと、全体的に引き締まった雰囲気に仕上がるのでおすすめです。
色の関係を考えよう
華やかに見せたいからといって、どんな色でも選べばいいというわけではありません。色の組み合わせを考えて、アンバランスにならない配色を考えましょう。色同士の相性や組み合わせを考えるときには、色相環というものが役に立ちます。基本となる原色を並べたサークルの中でお互いの調和がどのように取れるかという関係を示したものです。
近い色:まとまりや落ち着きを表すのに効果的(例:赤×オレンジ)
反対の色:ビビッドで目立ちやすくするのに効果的(例:黄×青紫、赤×緑)