ブロンプトンのカスタマイズの種類
ブロンプトンはカスタマイズのバリエーションが豊富なので、組み合わせにより自分だけの1台を作ることができます。ここでは、どのようなバリエーションが選べるのかを紹介しましょう。
バリエーション①フレーム&オプションカラー
フレーム選択は2種類から
フレームは2種類から選択できます。ひとつはフレームとハンドルバーステムにスチール合金鋼を使っている「スチームフレーム」、もうひとつはフロントフォークとリアフレーム、フェンダーステーにチタニウム合金を使用している「スーパーライトフレーム」です。
好みのカラーが見つかるはず
スチールフレームは強度が高く伸縮性に優れ、ハンドル操作性の向上に有利です。スーパーライトフレームは強度が高いうえに軽いので、車体重量が大幅に減量されます。カラーバリエーションはもともと豊富ですが、オプションカラーを加えると10色以上になるので、きっと自分好みのカラーが見つかるでしょう。
バリエーション②ハンドル
ハンドル形状は、ストレート形状のSタイプとアップライトなポジションが取りやすいMタイプがあります。ストレートタイプは安定的で軽快、アクティブな操作性が得られるスポーティなタイプです。Mタイプはブロンプトン設立当初から用いられており、街中はもちろんポタリング・ロングツーリングなど幅広いシーンに対応してくれます。
バリエーション③ギア
ギアは3種類から選択
ギアは2段変速、3段変速、6段変速から選ぶことができます。2段変速は発進時や坂道用に軽いギア、平坦な道は重いギアと使い分ければいいでしょう。3段変速は信頼性が高く変速も簡単、6段変速は2段変速を3段変速を組み合わせた形のギアです。
使い方に応じて選択しよう
日常生活で使用するなら、2段変速でも十分でしょう。坂道での使用が多いのであれば3段変速、さらにツーリングなどの長距離走行には6段変速が向いています。
バリエーション④リアキャリアの有無
ブロンプトンには泥除けが標準装備されているLタイプと、泥除けに加えてリアキャリアが搭載されているRタイプがあります。Rタイプは荷物が積めるだけでなく、折りたたんだ状態の際に荷台についた小さな車輪でコロコロと転がして運ぶこともできます。
ブロンプトンの乗り心地
乗り心地はいいの?
多くの魅力を持つブロンプトンですが、実際の乗り心地はどうなのでしょうか。いくら魅力的でも、自転車として乗り心地がよくなかったり乗りづらかったなら、意味はありませんよね。
スピードよりゆったりがお似合い
ブロンプトンの乗り心地は評価が高いのですが、これはリアのサスペンションが優秀であるからとされています。またスピードも、ハイギアーな設定なので出そうと思えば30km/hくらいは軽く出すことができますし、20~25km/hkm/h程度で巡行することも可能です。しかし、この自転車にはむしろ15~20km/hくらいで走るのが似合っています。
クロモリフレームで疲れにくい
ブロンプトンは、でこぼこ道や長距離走行をしても疲労感を得ないという声も多く聞かれます。これは、クロモリフレームが大きな理由でしょう。多くの折りたたみ自転車は、重量を軽くするためにフレーム素材にアルミを使用しています。しかし、ブロンプトンは振動吸収に優れたクロモリを採用しているため、でこぼこ道やロングライドでも疲労しにくいというわけです。
重さは気にならないはず
ただ、やはりアルミに比べてクロモリは重いという欠点があります。したがって、ブロンプトンは持ち運びの際に重いと指摘されることも少なくありません。しかしながら走行性能の高さにより、走行中に重さが気になることはないはずです。
ブロンプトンの電動アシストモデル⁈
日英の道路交通法事情の違い
ブロンプトンは本国イギリスでは電動アシストモデルが発売されていますが、日本では販売されていません。その理由として考えられるのが、日本の道路交通法事情です。日本の道路交通法では電動アシスト自転車のモーターは時速24kmを超えるとアシストをオフにしなければならないと定まっています。
残念ながらしばらくは無理かも
しかし、ブロンプトンは時速25kmでオフになる電動アシストモーターを使用しているため、イギリス仕様のままで輸入することはできないというわけです。したがって、ブロンプトンが日本向けの電動モデルを開発してくれるのを待つしかないのです。
まとめ
最軽量な折りたたみ自転車たちと比較して車体が重いという欠点が指摘されながらも、多くの人を惹きつけてやまないブロンプトン。ブロンプトンの人気を見ていると、折りたたみ自転車の魅力は重さや高速化といった点ではないことがよくわかります。1980年代からパーツの仕様の変更がないという点も、いかに完成されたモデルであるかの証明といえるでしょう。
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http://www.mizutanibike.co.jp/brand/brompton/history.html