携帯ポンプの選び方は?
ハンディポンプ・CO2ボンベ・フロアポンプは使い方以外にも、それぞれに特徴があります。重さ・大きさ・使いやすさ・コストといったメリット・デメリットを知って、携帯用ポンプ選びの判断材料にしてみてください。
タイプ別の特徴①ハンディポンプ
手でポンプするハンディポンプの最大の魅力は、軽量・コンパクトであることです。100g未満のアイテムも多く、フレームに装着できるアタッチメント付属の商品も多く発売されています。しかし、ロードバイクのタイヤのような高気圧まで入れるには苦労を要し、チューブ内の圧力が上がるほどポンピングは重くなります。
ハンディポンプのメリット
- 軽量・小型
- トラブルが少ない
ハンディポンプのデメリット
- 充填に時間がかかる
- 充填していくと、ポンピングが重くなる
タイプ別の特徴②CO2インフレータ
CO2インフレータタイプの最大の魅力は、充填の早さと簡単さです。ただし、CO2ボンベは1本使い切りなので、使うごとにランニングコストが発生します。使い方に慣れていないと、接続不良でボンベを無駄にしてしまうこともあり、予備ボンベを持って行くと思うと嵩張ってしまいます。
CO2インフレータのメリット
- 素早く容易にガスを充填できる
- ポンピングが不要なので、疲れない
CO2インフレータのデメリット
- 使い慣れないとトラブルになる
- ボンベは消耗品でコストがかかる
タイプ別の特徴③フロアポンプ
自宅で使っている、いわゆる「普通の空気入れ」と同じ感覚で使えるポンプです。地面に置いて使うため安定して使いやすいことや、身体を使ってポンピングできるため高気圧まで楽に入れられることが魅力です。しかし、嵩張ることや重いことがデメリットとして挙げられます。
フロアポンプのメリット
- 安定してポンピングしやすい
- 体重を利用できるので、高気圧でもポンピングが容易
フロアポンプのデメリット
- 重く、かさばる
目的に合わせた選び方をしよう
最低限の機能で軽さや小ささを優先したい方は、ハンディポンプを選ぶとよいでしょう。ハンディポンプで高圧まで入れられない方や女性の方、およびパンク修理を短時間で済ませたい方はCO2インフレータをおすすめします。重さや大きさよりも、楽に空気を入れたいようでしたらフロアポンプタイプが便利です。
対応バルブにも注意
自転車タイヤのバルブには、3つの形式があります。ロードバイクやクロスバイクで主に使用されているタイヤチューブのバルブは仏式(プレスタ)バルブです。オフロードバイクなどには米式(シュレーダー)バルブが多く、シティサイクルやママチャリは英式(ウッズ)バルブが主です。携帯用ポンプの多くが英式バルブ非対応、または別売のアダプターが必要な場合があるので注意が必要です。
仏式 | ロードバイクやクロスバイクなど |
米式 | オフロードバイクなど |
英式 | シティサイクルなど |
便利な携帯ポンプでいざという時に備えよう!
自転車ライフの必需品の携帯用ポンプには多くの種類があることがわかりました。それぞれの特性や目的に応じて選んでみてください。なお、旅先でのパンク修理は『応急処置』です。パンク再発防止のためにも帰着後には必ずタイヤの点検・メンテナンスを行いましょう。