チェーンカッターとは
チェーンを「切る」工具
チェーンカッターとは、自転車のチェーンの接続部分を外したり繋いだりするための工具です。チェーンはいくつかの小さなコマがピンでつながって鎖状に形成されています。チェーンカッターはそのピンを抜いたりはめ込んだりするために使用します。つまり「カッター」とは呼んでいながらも、チェーンを実際に切るわけではありません。
チェーンカッターを使う状況とは
チェーンを切るチェーンカッターは、どんな際に使用するのでしょうか。主に3つのケースが挙げられます。
チェーンを交換する場合
チェーンは伸びる
ひとつ目が、チェーンを交換する場合です。長期間自転車に乗っていると、チェーンのコマとコマをつなぐピンの周りが削れて隙間が生じてしまいます。この状態がチェーン1本に100個以上ある鎖状につながったコマとコマの間で起こるとチェーンが長くなった、つまり「チェーンが伸びた」状態になります。
チェーンの伸びは悪影響を与える
チェーンが伸びると、ペダルを踏んだ力がしっかり伝わらなくなりますし、変速性能にも影響を与えるなど、ライドの効率を悪化させます。また、ギアやディレーラーなどのパーツにもダメージを及ぼします。
伸びたチェーンは切る必要がある
伸びたチェーンは交換するのが好ましく、そのためにはチェーンを切ることが必要です。自転車屋さんに任せてもよいのですが、チェーンカッターがあれば自分でチェーンを切り、チェーン交換ができます。
チェーンを洗浄する場合
チェーンは汚れやすい
チェーンは洗浄しなければすぐに真っ黒に汚れてしまるので、定期的にクリーニングすることが大切です。また、チェーンの汚れはそのままスプロケットに移ってしまいます。チェーンだけの洗浄ならチェーンを装着したままでもさほど難しくはありませんが、スプロケットの汚れとなるとそうはいきません。
チェーンを外してクリーニング
チェーンとスプロケットは、チェーンを外すほうが効率よく、かつきれいに洗浄できます。その際に必要となるのが、チェーンカッターというわけです。
ライド中のチェーントラブルへの対応
外出先でのチェーンの切れに対処
ライド中にチェーンが外れたり切れたり(ピンが外れる状態)、またミッシングリンクを使っている場合はリンクが外れるケースもあり得ます。こんなときに携帯用のチェーンカッターがあれば、その場でチェーンをつなぐことができ、すぐにライドに復帰することが可能です。
続いて、おすすめのチェーンカッターを紹介します。