PD-ES600(シマノ)はどんなペダル?使いやすさなど特徴やインプレ!

PD-ES600(シマノ)はどんなペダル?使いやすさなど特徴やインプレ!

バイクを降りたときに歩きやすく、特に初めてビンディングペダルを使用する人におすすめなSPDペダル、そのモデルのひとつのPD-ES600は人気が高いです。PD-ES600のインプレを交えながら、特徴や人気の秘密をチェックしていきましょう。

記事の目次

  1. 1.SPDペダルとは
  2. 2.PD-ES600ってどんなペダル?
  3. 3.PD-ES600のインプレ
  4. 4.まとめ

SPDペダルとは

https://bike.shimano.com/ja-JP/apparel-accessories/pedal/offroad-pedal.html

ビンディングペダルの効果は絶大

スポーツバイクでより快適な走りを追求したいなら、フラットペダルからビンディングペダルに変更するのはおすすめです。シューズをペダルに固定するビンディングは、ペダルを踏み込む力に加えて、回転力を自転車の推進力として無駄なく伝え、特にヒルクライムにおいて絶大な効果を示してくれます。

ビンディングペダルには2つのタイプがある

ビンディングペダルにはSPDとSPD-SLの2つのタイプがあります。この2つの主な違いは、クリートと呼ばれるペダルと固定するパーツの大きさです。MTBやシクロクロスなどオフロードでの使用をおもな目的とするSPDは、クリートに泥や砂利が詰まりにくいようコンパクトになっています。

SPD-SLは歩きにくい

Photo by Phil Gradwell

ロードバイクでの使用が目的のSPD-SLは、ペダリングの効率を高めるために大きめのクリートとなっています。ただ、SPD-SLはクリートが大きいことや、靴底から出っ張っていることなどから、バイクを降りた際に非常に歩きにくいことがネックです。

SPDは歩きやすい

一方、SPDはクリートが小さいだけでなく、靴底に埋め込んだ形となっているので、バイクを降りても普通に歩くことができます。SPD-SLと比較するとペダリング効率は多少劣りますが、ビンディング効果を得ながらもバイクを降りてから歩きやすいといった特徴が大きなメリットです。

SPDという名称は「シマノ・ペダリング・ダイナミクス(SHIMANO PEDALING DYNAMICS)」の略称です。したがって、他メーカーの商品は本来「ビンディングペダル」と呼ぶべきですが、今や「SPD」や「SPD-SL」で通じています。

PD-ES600ってどんなペダル?

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SPDペダルにはいくつかの種類がありますが、MTBなどのオフロードでの使用を目的に設計されたものがメインで、ロードバイク向けのものは多くありません。そんな中、ロードバイクにもおすすめのSPDペダルが「PD-ES600」です。

PD-ES600の特徴①軽量

Photo byHans

最軽量なSPDペダル

SPDペダルはシマノのみならず他メーカーからもいくつか販売されており、片面SPDと両面SPDの2タイプがありますが、片面SPDのほうが軽量で、PD-ES600は片面タイプです。PD-ES600はその中でも最軽量な部類の重量279gで、その他のSPDペダルの半分から2/3ほどの重さです。

効率的な軽量化

軽量であればペダリングの際のフィーリングが軽快になるだけでなく、ロングライドなどでは疲労の軽減にも効果をもたらしてくれます。多額な出費をして軽量化のためにいろいろなパーツを交換することを思えば、ペダルの交換だけで100g以上の軽量化が可能となるのは非常に効率的といえるでしょう。

PD-ES600の特徴②歩きやすさ

Photo bystux

SPD-SLの最大のデメリット

SPD-SLシューズではなくSPDシューズを使用するので、非常に歩きやすいのがメリットです。クリートが大きく出っ張ったSPD-SLでは、砂利道や泥道、芝生だけでなく、アスファルトの舗装路やお店の床などでも不安定で歩きにくいうえに、クリートが地面とこすれて摩耗する心配があります。

SPDはタウンユースもOK

その点、SPDシューズはどんな路面でも滑らず歩くことができますし、クリートの消耗もSPD-SLほど気にする必要はありません。また、シューズも見た目は普通のスニーカーとほとんど変わらないものも多く、タウンユースでも気にせず履くことができます。

PD-ES600の特徴③片面ペダル

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SPDペダルには、片面がSPD、もう片面がフラットペダルというモデルや両面SPDといったモデルがある中、PD-ES600はSPD-SLと同じ片面のみのキャッチとなっています。フォルムがSPD-SLに近く、よりロードバイクにマッチしやすいレーシーなデザインといえます。

PD-ES600のインプレ

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PD-ES600を実際に使った人は、どんな感想を持っているのでしょうか。インプレをチェックしてみましょう。

インプレ①ペダリングが軽くなった

まるでシューズとペダルが一体化したような感覚でペダリングができるようになった、踏み込みの力がクランクにしっかり伝わっているのが実感できるという声がたくさん聞かれます。これはPD-ES600だけでなく、すべてのビンディングペダルにいえることですが、やはり効果は絶大といえるでしょう。

インプレ②固定力の調整が簡単

Photo byCharly_7777

初めてビンディングを使う人にとって、最も不安なことは立ちゴケしないだろうかという点です。その点で、PD-ES600の固定力はアーレンキーを使ってアジャスターから簡単に調整できるのはうれしいという意見があります。慣れるまでは最弱にしておけば、不安はかなり解消されるでしょう。

インプレ③固定に幅がある

ペダルにクリートでガッチリと固定されていると、特に初心者は違和感を持ったり、足を痛めてしまう恐れも否定できません。しかし、PD-ES600は固定力はそのままでわずかに左右に振れる余裕があるので安心してペダリングができたという声がありました。

インプレ④キャッチ面が上を向かない

Photo byTheArkow

片面SPDなのでSPD-SLと同じくキャッチ面が重さで下を向くため、クリートを外して再度はめ直す際に、いちいちつま先でキャッチ面を上に向けなければならないのは面倒という声も少なくありません。ただ、この動作に慣れればそれほど問題でもないようです。

インプレ⑤見た目がカッコいい

ルックスは、ロードバイクにマッチするスマートなデザインと高評価です。ただ、色が濃紺より黒色のほうがどんなバイクにでも合う、また、塗膜が弱く、すぐに色がはがれて傷だらけになってしまうので何とかならないかという声も少なくありませんでした。

まとめ

Photo by kunagecva-E

ビンディングペダルは使いたいけれどもSPD-SLの歩きにくさはちょっと…という人は少なくありません。そんな人にはSPDがおすすめ、そしてPD-ES600は歩きやすいうえにルックスもロードバイクにマッチするSPDペダルです。レーシーな走りもゆるポタもどちらも楽しめるビンディングペダルを探しているなら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

SPDペダルとは?SPD-SLとの違いやシマノ以外のおすすめ商品もご紹介のイメージ
SPDペダルとは?SPD-SLとの違いやシマノ以外のおすすめ商品もご紹介
ロードバイク用のビンディングペダルにはSPDペダルとSPD-SLペダルがありますが、何がどう違うのでしょうか。ここでは、SPDペダルとSPD-SLペダルの異なる点とともに、ロードバイクにおすすめのSPDペダルを紹介していきましょう。
S.ジャイアン
ライター

S.ジャイアン

週1ペースでライド、ポタリングに出掛けています。記事を通して多くの方と自転車の楽しみを共有できればと思っています。

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