クロスバイクってどんなバイク?
クロスバイクとは、タイヤが細くスピード重視であるロードバイクと、タイヤが太くオフロード走行を得意とするマウンテンバイクの特徴を合わせたスポーツ自転車です。二つの自転車の特徴をクロスさせたので、クロスバイクと呼ばれています。中太のタイヤで舗装されていない道でも走れ、スピードも出せる万能の自転車です。
クロスバイクの選び方
クロスバイクには、いろんな特徴のものがあるので、選び方を紹介します。ヨーロッパやアメリカのブランドの自転車は、サイズが大きいことがあるので、自分の体格に合っているかの確認は重要です。
選び方①値段
クロスバイクは、安いものだと1万円から手に入りますし、高いものになると10万円以上するものもあります。ある程度安くても高性能のものはありますし、高いものは良いパーツを使っていたり、ブランド名で高くなっているものもあります。GIANTなどは、台湾製で物価が安い影響もあり高性能でも値段が安いです。
選び方②性能
ギアやブレーキングシステムなどの性能でクロスバイクの良し悪しが決まります。変速の数が多ければいいというものではありませんし、高価なものは上を見るとキリがなく、レース用の高価なパーツもあるので、街乗り用であればそれほど高性能にこだわる必要もないでしょう。用途に合ったレベルの性能を検討してください。
選び方③デザイン
クロスバイクは、基本的にフラットハンドルで中太のタイヤですが、カラーバリエーションやトップチューブの形などデザインにこだわるのもいいでしょう。ハンドルを交換してブルハンドル化に改造したデザインもスピードを出せますし、かっこいいです。
クロスバイクのおすすめメーカーランキング13選
ヨーロッパ最大のロードバイクレースであるツールドフランスの上位にランクインする有名メーカーから、それほど名は知られていなくてもコスパのいいクロスバイクを作っているメーカーまでランキング形式で紹介します。メーカー一押しのクロスバイクも合わせて紹介!
おすすめメーカーランキング13位【CENTURION(センチュリオン)】
ヨーロッパで高い評価を得ているドイツの自転車ブランドです。耐久性と安定性に優れた「CROSSLINE」シリーズは、街乗りに適しており、日本の道路状況にも向いています。
【CENTURION】のおすすめクロスバイク「Crossline Rigid」
Crossline Rigid
参考価格: 58,000円
日本の交通状態に考慮した幅のハンドルバーで、日本の細い路地でも小回りが利く設計になっています。アルミ製のフレームにスチール製のフォークで、重量は11.2kgです。ギア周りにはシマノを採用し、走行性能にもこだわったクロスバイクになっています。
おすすめメーカーランキング12位【PEUGEOT(プジョー)】
外国車のメーカーとして有名なプジョーですが、実は自転車も作っています。フランスらしいおしゃれなデザインで、スペックにも申し分ありません。自動車は高価ですが、自転車はお手頃な値段で入手できます。フランスメーカーの自転車はあまり日本では出回っていないため、他の人とは違った自転車を持ちたい人におすすめです。
【PEUGEOT】のおすすめクロスバイク「T13JP」
T13JP
参考価格: 49,980円
アルミ製のフレームで、シマノのコンポーネントを採用したエントリーモデルのクロスバイクです。トップチューブが長いため、楽な姿勢で乗車でき、クロスバイク初心者でも快適な乗り心地です。車体にプジョーの文字が印字されており、フランスらしいおしゃれなデザインです。
おすすめメーカーランキング11位【GIOS(ジオス)】
イタリア出身の自転車競技オリンピック出場選手が創業した自転車ブランドで、五輪のマークがシンボルです。「ジオスブルー」の濃い青色が特徴で、高い強度を誇るフレームの性能の良さと、シマノのコンポーネントを採用しながらのコストパフォーマンスの良さで高い評価を得ています。GIOSのクロスバイクとしては、自転車旅や都会での走行を目的にした「MISTRAL」シリーズと通勤・通学での走行を目的に泥除けやチェーンカバーなどが標準装備されている「ESOLA」と「LIEBE」のシリーズの計3種類が展開されています。
【GIOS】のおすすめクロスバイク「MISTRAL」
MISTRAL
参考価格: 51,000円
ジオスブルーで彩られた2021年の最新モデルです。MISTRALシリーズの中で、もっとも安価なエントリーモデルになっています。フレームは軽量のアルミ製で重量は10.8kgです。ギア周りはシマノで統一されており、8段階の変速を備えています。黒、白、グレーのカラーバリエーションがあります。
おすすめメーカーランキング10位【MERIDA(メリダ)】
「美しく、どこへでも走っていけて、そして楽しい」をモットーに掲げているドイツのメーカーで、ずっと使える自転車を目指し、フレームの生涯保証も行なっています。フレーム作りにおいて、独自の技術をたくさん持っており、信頼できるメーカーです。
【MEDIDA】のおすすめクロスバイク「GRAN SPEED 80-MD」
GRAN SPEED 80-MD
参考価格: 87,890円
グランスピードシリーズは、メリダのロードバイクの技術を使って作られているクロスバイクです。GRAN SPEED 80-MDは、グランスピードシリーズの中でももっとも価格の安いモデルですが、アルミ製のフレームにフォークはカーボン製にし、ディスクブレーキを搭載した高性能のクロスバイクで、快適な走行を実現します。
おすすめメーカーランキング9位【Louis Garneau(ルイガノ)】
ポップなカラーが特徴のデザイン性の高い自転車が人気のカナダの自転車ブランドです。カジュアルな設計で、普段使いに向いている自転車が多く、値段も手に入りやすい価格帯になっています。
【Louis Garneau】のおすすめクロスバイク「SETTER9.0」
SETTER9.0
参考価格: 58,000円
コンポーネントとホイールは、シマノを採用している走り心地にもこだわった車体でありながら、5万円台というコストパフォーマンスに優れた一台です。フレームはアルミで、11.6kgの重量です。ディスクブレーキモデルもあります。
おすすめメーカーランキング8位【FUJI(フジ)】
元々は日本のメーカーでしたが、現在ではアメリカ資本のメーカーとなり、クロモリのフレームが美しいことで有名です。クロモリの素材は、しなりがあり、衝撃吸収に優れたフレームになります。乗り心地にこだわりたい人は、FUJIのクロモリのクロスバイクがおすすめです。
【FUJI】のおすすめクロスバイク「STROLL」
STROLL
クラシカルな細身が特徴のクロモリのフレームに、真っ直ぐなフォークを合わせることでヨーロッパの街並みを走っていそうなデザインのクロスバイクになっています。サドルを高くして乗る設計になっているので、スピードに乗りやすく、衝撃吸収に優れたクロモリフレームの持ち味が発揮されます。
おすすめメーカーランキング7位【BRIDGESTONE(ブリヂストン)】
世界最大のタイヤメーカーであるBRIDGESTONEは、実は日本の会社で、普段使いにとても便利な独自の技術を搭載した自転車の開発をしています。クロスバイクとしては、「グリーンレーベル」シリーズがあり、買い物や通勤・通学などのTPOに合わせて「シルヴァ」「クエロ」「オルディナ」「マークローザ」の4つのラインナップがあります。日本のブランドなので、日本の体格や交通状態に合わせた設計になっているのが特徴です。
【BRIDGESTONE】のおすすめクロスバイク「シルヴァ F24」
シルヴァ F24
参考価格: 52,800円
「グリーンレーベル」の中でもカギ、ライト、スタンドが標準装備され、すぐに乗り始めることができるシルヴァのF24がおすすめです。サビに強く、軽量なアルミ製のフレームは、私服でも乗りやすいように設計されています。サドルもクッション性が高く、長時間乗っても痛くならないようになっていて、普段使いにぴったりです。
おすすめメーカーランキング6位【FELT(フェルト)】
「FAST=速さ、LIGHT=軽さ、SMOOTH=乗り心地の良さ」を追求した高品質なフレームが特徴のドイツの自転車ブランドです。5万円以下の値段にも関わらず乗り心地の良いクロスバイクを開発しています。
【FELT】のおすすめクロスバイク「Versa Speed」
Versa Speed50
参考価格: 57,800円
ロードバイクを開発過程で生まれたフレームで作られたクロスバイクで、スピードにこだわりたい人におすすめです。垂直方向の高い柔軟性、振動吸収性によって走行時の安定性を保ち、そして横方向の強い剛性によって加速も得意な車体になっています。泥除けや荷物を乗せるキャリアを取り付けることも可能で、日常生活にも使える万能なクロスバイクです。
おすすめメーカーランキング5位【CANNONDALE(キャノンデール)】
アメリカの自転車ブランドで、「カーボンキラー」と呼ばれるほどの超高性能なアルミフレームが特徴です。クロスバイクとしては街乗りでの乗り回しがよく、人気の「Quick」シリーズと2020年から新しくラインナップされた「Treadwell」シリーズがあります。
【CANNONDALE】のおすすめクロスバイク「Quick5」
Quick 5
参考価格: 60,500円
Quickシリーズの中でもっとも安価なエントリーモデルのクロスバイクです。SAVEマイクロサスペンションを搭載することで衝撃を吸収し、悪路でも快適な乗り心地を保ちます。アルミ製のフレームには、360度の反射素材を使用しているため、夜間の走行でも高い被視認性があります。スポーツ自転車初心者の人でも乗りやすい体勢が取れるように設計されており、機敏なハンドリングが可能です。特にQuickのwomen’sシリーズが女性にはおすすめです。
【CANNONDALE】のおすすめクロスバイク「Treadwell 3 Ltd」
Treadwell 3 Ltd
参考価格: 71,500円
「毎日に遊びごごろをプラスしてくれる」自転車をコンセプトに2020年から新しくラインナップされたTreadwellシリーズの中でも斬新なカラーである3Ltdが一推しです。BMXを思わせる取り回しの効きやすいハンドルに、衝撃吸収に優れたクッション性の高いサドルを採用し、太めのタイヤを履かせることで、どんな悪路でも超えていける乗り心地抜群の自転車です。またぎやすいフレーム設計で、乗り降りしやすいのも特徴の一つです。
おすすめメーカーランキング4位【SPECIALIZED(スペシャライズド)】
「Innovate or Die”(革新を、さもなくば死を)」をコンセプトに掲げ、革新的な自転車開発を続けるアメリカの自転車ブランドで、量産型マウンテンバイクを世界で初めて作った会社でもあります。「今まで行けると思っていなかった場所へ行けるバイク」をコンセプトで2020年にモデルチェンジが行われた「シラス」は、ロードバイクと同じコンポーネントを採用することで、快適な走り心地を実現しています。そして2020年から新しくラインナップされたコンフォートバイクである「ROLL」シリーズも乗り回し抜群で、普段使いにはもったいないほどのクオリティです。
【SPECIALIZED】のおすすめクロスバイク「SIRRUS 2.0」
SIRRUS 2.0
参考価格: 68,200円
スタイリッシュな洗練された見た目がかっこいい高級感あるクロスバイクです。フレームはアルミニウム合金、フォークにはスチールを採用し、とても頑丈な自転車になっています。2×8段階の変速で、コンポーネントにはシマノを採用し、油圧ディスクブレーキを搭載しているため、ブレーキングも安心です。「SIRRUS 2.0」は、「SIRRUS」シリーズの中ではエントリーモデルですが、非常に完成度の高いモデルになっています。
【SPECIALIZED】のおすすめクロスバイク「ROLL SPORT」
ROLL SPORT
参考価格: 64,900円
高めのハンドル位置で、乗りやすく、クッション性のある太めのタイヤで悪路を感じさせない快適な街乗りを実現するクロスバイクです。耐久性の高いコンポーネントを採用し、安心して毎日通学・通勤で使えます。軽量のアルミ製フレームで、乗り回しがよく、クッション性のあるサドルで長時間乗っても疲れません。
おすすめメーカーランキング3位【TREK(トレック)】
アメリカの有名ブランドで、“BEST IN CLASS”(その価格帯の製品の中で一番の商品を)をコンセプトとして掲げています。フレームの生涯保証を行なっており、信頼できるブランドです。TREKのエントリーモデルには、「FX」シリーズがあり、走行性と実用性を両立したバランスのよいクロスバイクになっています。
【TREK】のおすすめクロスバイク「FX1 DISC」
FX 1 Disc
参考価格: 55,000円
2021年最新モデルのクロスバイクです。ケーブルは内蔵され、見た目もスッキリしており、ケーブルのひっかかりや泥のハネなどを気にせず悪天候でも走れます。制動性の高いディスクブレーキを採用することで、安全なブレーキングが可能で、街乗りでも安心して乗れます。軽さにこだわったアルミ製のフレームで、3×7の変速を搭載し、どんな地形でも快適に走ることができます。
おすすめメーカーランキング2位【Bianchi(ビアンキ)】
「チェレステ」と呼ばれるパステルカラーの青っぽい緑色が大人気のビアンキは、イタリアのメーカーで、世界最古のスポーツ自転車メーカーです。世界最高峰の自転車レースで何度も優勝経験のある超有名ブランドです。クロスバイクには、高速走行を得意とするロードバイク寄りの「ROMA」と未舗装路でも難なく走行可能なマウンテバイク寄りの「C-SPORT」の2タイプのラインナップがあります。
【Bianchi】のおすすめクロスバイク「ROMA3」
ROMA 3
参考価格: 79,800円
タイヤが細く、快適な街乗りを楽しみたい方むけのエントリーモデルです。コンポーネントは、シマノで統一していますが、コストパフォーマンスを重視したグレードになっています。フレームはアルミ製で、2×7の変速です。
【Bianchi】のおすすめクロスバイク「C-SPORT2」
C-SPORT 2
参考価格: 69,800円
ビアンキの2020年モデルのクロスバイクです。未舗装路でも難なく走行できるマウンテンバイク寄りの丈夫なフレームで、アルミ製です。ギア周りは全てシマノで統一されており、8段階の変速を装備しています。
おすすめメーカーランキング1位【GIANT】
クロスバイクを買うなら、台湾メーカーであるGIANTがコストパフォーマンスの面で最強です。世界一の自転車生産台数を誇っている点でも信頼でき、その品揃えの豊富さと最高コスパが特徴のメーカーです。物価の安い台湾で作っているため、値段も安いです。世界有数のパーツメーカーであるシマノのコンポーネントを搭載していることも多く、高性能という点でも申し分ありません。
【GIANT】のおすすめクロスバイク「ESCAPE R3」
【GIANT】ESCAPE R3
参考価格: 34,760円
GIANTのクロスバイクの代表格のモデルです。フレームには、軽量アルミを採用し、ロードバイク並みの走行性能を実現させています。オーバードライブフォークを採用することで、ステアリング剛性を向上させ、フロントダブル仕様にすることで操作性が抜群です。
まとめ
自転車のメーカーは、ヨーロッパだけでなく、台湾や日本にもあります。ヨーロッパメーカーはロードバイクレースに力を入れているところが多いですが、スピードよりも乗り心地にこだわったクロスバイクを作っているメーカーもあります。どのメーカーにも特徴があり、一つを選ぶのは難しいですが、自分にあった自転車をきっと見つけることができるはずです。