キャノンデール「CAAD8」とは
ロードバイクの初心者におすすめなのがキャノンデール(cannondale)「CAAD8」です。値段が安く、乗り心地がいいとロードバイク初心者に評価が高いキャノンデール「CAAD8」とはどのようなロードバイクなのでしょか。キャノンデール「CAAD8」のロードバイクにフォーカスしてグレード、スペックや価格と乗り心地の違い、ブレーキ性能など解説していきます。
キャノンデール「CAAD8」とはどんなロードバイク
CAAD8は、アメリカにあるロードバイクメーカーキャノンデール(cannondale)が提供しているロードバイクです。CAAD8のロードバイクには、装着されているコンポーネントのスペックによってグレードに違いがあります。グレード表すのが、CAAD8の後ろに表記される「sora」「tiagra」「CLARIS」「TOURNY」と「105」の数字などです。これらのグレードはシマノ製のロードバイク用コンポーネントのことで、グレードによって採用されるコンポーネントの構造やスペックに違いが出ます。
シマノ製コンポーネントには
シマノ製のロードバイク用コンポーネントには、DURA-ACE・Ultegra・105・TIAGRA・SORA・CLARIS・TOURNYの7種類あります。DURA-ACEとULTEGRAのコンポーネントは上級グレード、105とTIAGRAなら中級グレード、SORA以下が初級グレードになります。つまり、CAAD8にどのコンポーネントを採用されているかによってCAAD8のグレードが変わるということです。
CAAD8のグレードには
CAAD8の「sora」「tiagra」「105」のグレードの違いはリア変速機の段数です。CAAD8に「sora」表記とあればリア変速機が9段まで、「tiagra」なら10速まで、DURA-ACE・Ultegra・105は11速までです。
CAAD8グレードにはリア変速機の段数以外が
CAAD8のグレード「sora」と「tiagra」「105」には、リア変速機の段数以外にも違いがあり、それがブレーキ性能です。また、フレームのデザインと値段も違います。「sora」より「tiagra」の方がフレームデザインが豊富にあり、値段も高くなります。「105」にはデュアルピボットブレーキが採用されているためブレーキ性能が高いことから「sora」のグレードより値段が高くなりますが、ブレーキ性能を重視するのであれば105のグレードCAAD8がおすすめです。
使い方で決める
CAAD8を性能重視で選ぶのであれば「105」、価格なら「sora」、デザインなら「tiagra」から選ぶといいでしょう。普通にロードバイクを楽しみたいのなら変速機が105の11段より少なくなり9速になりますが、値段が一番安いため「sora」がおすすめです。スピード走行したい人やレース仕様にしたいのであれば、軽くてコンパクトで耐久性に優れているデュアルピボットキャリパーブレーキ採用のブレーキ性能が一番高いDURA-ACE・Ultegra・105を選ぶといいでしょう。
CAAD8の価格・グレード
一般的なロードバイクは20万円以上値段がします。CAAD8はどのくらいの価格帯で買えるのでしょうか。CAAD8のグレードごとの値段についてみていきましょう。CAAD8のグレードが一番低いのが「sora」です。「sora」搭載のブレーキ単体で3万円の価格で、CAAD8なら10万円台の価格で購入できます。「Tiagra」搭載ならブレーキ単体4万円ほどの価格で、14万円前後の値段で購入が可能です。「105」搭載になると、ブレーキ単体で7万円ほどの価格になり、15万円以上の値段になります。
コンポーネントから見た価格とグレードの違い
CAAD8に採用されているシマノ製DURA-ACE・Ultegra・105・TIAGRA・SORA・Clarisのコンポーネントとグレードと価格の違いを詳しくみていきましょう。CAAD8に搭載されるコンポーネントの最大の違いは変速段数です。段数の違いによってチェーンホイール側に付けられているディレーラーが違います。段数を多くするには、長いディレーラーが必要なることで、値段が高くなるのです。
グレード:DURA-ACE
シマノ製の上位グレードDURA-ACEは、レース仕様に使う60万円ほどのロードバイクに搭載されています。DURA-ACEグレードのコンポーネントは、電動変速の機能・シンクロナイズドシフト機能に加えて、ロードバイクを減速して停止させ機能に優れている油圧ディスクブレーキなどが搭載されているのです。またパワーメータークランクや変速させやすいシャドーディレーラーの機能も搭載されています。
グレード:Ultegra
グレードUltegraの基本的なコンポーネントは、上位グレードDURA-ACEと同じです。違いは電動変速の機能のDi2に使われている重量などのスペックだけになります。Di2を採用すれば105・TIAGRA・SORAのグレードより数万円ほど値段が高くなります。
グレード:105
「105」はCAAD8の初心者に人気のグレードです。105には、耐久性に優れているブレーキパッドを採用したブレーキ性能が高いデュアルピボットデザインが採用されています。そのためCAAD8を安全に乗りたいことから少々値段は高くなりますが105のグレードを選ぶのでしょう。
105のグレードは他にも
105のグレードは、CAAD8のロードバイク以外にも採用されています。参考までに知っておきましょう。FELT(フェルト)・ANCHOR(アンカー)です。FELT(フェルト)には、超軽量の7005アルミフレームが採用、ANCHOR(アンカー)には、レース仕様として評価が高いAnchorのアルミフレームが採用されています。
グレード:Tiagra
グレードTiagraは105とコンポーネントは同じです。違いはブレーキ性能になります。と言ってもTiagraと105は同じ油圧ディスクブレーキを採用しています。しかし、105には放熱効果が高い素材のローターが採用されているためブレーキ性能つまり、制動力に差があります。
グレード:SORA
シマノ製の変速機のトップグレードは12速です。グレードSORAには9速が採用されています。スポーツ走行に優れている12速には及びませんが、9速コンポーネントは耐久性があり、他のグレードより丈夫です。12速より単純な構造にできるため丈夫な作り方ができるのです。9速コンポーネントは、SORA R3000シリーズだけに採用されています。
グレード:Claris
値段の安いCAAD8に採用されているグレードがClarisです。このグレードになると、DURA-ACE・Ultegra・105・TIAGRA・SORAといったグレードのブレーキレバーとシフトレバーが一緒になっているデュアルコントロールレバーの操作性にかなり違いがあります。このグレードのCAAD8は5万円前後の価格で購入することが可能です。
グレード:Tourney
CAAD8のロードバイクにはほとんど採用されていないのがグレードTourneyです。グレードTourneyは、ママチャリなどシティーサイクルや値段が安いスポーツタイプの自転車に採用されている外装6段変速機になりますので知識として覚えておきましょう。