パナレーサーのグラベルキングのラインナップとインプレを紹介!ほかとの比較も

パナレーサーのグラベルキングのラインナップとインプレを紹介!ほかとの比較も

今回はパナレーサーのグラベル用タイヤ「グラベルキング」を紹介します。種類別の特徴を解説し、ECサイトのレビューなどを参考にインプレも紹介します。また、ほかのタイヤとグラベルキングの比較も行いますので、ぜひタイヤ選びの参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.パナレーサー「グラベルキング」とはどんなタイヤ?
  2. 2.グラベルキングのラインナップ
  3. 3.グラベルキングシリーズのインプレ紹介
  4. 4.グラベルキングとほかのタイヤの比較
  5. 5.グラベルキングでサイクリングをもっと自由に!

パナレーサー「グラベルキング」とはどんなタイヤ?

出典:パナレーサー

グラベルキング(GRAVELKING)は、日本を代表する自転車タイヤメーカー「Panaracer(パナレーサー)」が販売しているタイヤです。舗装路前提のタイヤが多い中で、グラベルキングは砂利道や林道など未舗装路にも対応するタイヤです。グラベルキングは完成車に採用されることも多く、自転車メーカーにも信頼されている存在です。

グラベルとは?

出典: https://panaracer.co.jp/media/detail.php?id=65

グラベル(gravel)は直訳すれば砂利、砂利道のことで、自転車では未舗装路全体を表すことが多いです。最近はグラベル対応のロードバイク「グラベルロード」がトレンドになっており、グラベルキングもロードバイクの700c規格対応のサイズが中心です。グラベルキングは「舗装路から未舗装路まで自由に快適に走るサイクリストのために」というコンセプト通り、グラベルロードの走りにマッチするタイヤと言えます。

国産タイヤメーカーの雄「パナレーサー」

出典:パナレーサー

グラベルキングを製造する「パナレーサー」は、1952年創業の老舗メーカーです。親会社は名前から想像されるように家電大手の「パナソニック」になり自転車にとても造詣が深いメーカーで、日本メーカー唯一のツール・ド・フランスを走った経験もあるほどです。パナレーサーはパナソニックのタイヤ部門という位置づけで、タイヤのほかにクリンチャータイヤ用のチューブや、空気入れなども人気があります。

グラベルキングのラインナップ

パナレーサーのグラベルキングはシリーズ化されており、タイヤ表面のトレッド(地面と接する部分)別に、スリック、セミスリック(ss)、ブロックパターン(sk)の3種類となります。そして、それぞれにクリンチャー(TUBED)、チューブレスレディ(TUBELESS COMPATIBLE)が用意されています。また、スリックとブロックパターンには1ランク上のグレードとして、耐パンク性を高めた「Plus」もあります。

ここからはグラベルキングを種類別に紹介しますね!

グラベルキングのラインナップ①GRAVELKING(グラベルキング)

画像出典:パナレーサー
グラベルキングのノーマルバージョンで、表面に溝のないスリックタイヤです。クリンチャーは細く、軽量でロードバイク向き、チューブレスレディは太目で空気圧が低いためグラベルロードやクロスバイク向きで、700cと共に27.5インチサイズも用意されています。

【クリンチャー】
参考価格(税抜):¥4,858
サイズ(重量):700×23c(220g)・26c(240g)・28c(270g)

【チューブレスレディ】
参考価格(税抜):¥5,191
サイズ(重量):700×32c(290g)・35c(310g)・38c(340g)
27.5×1.50(320g)・1.75(360g)・1.90(520g)

グラベルキングのラインナップ②GRAVELKING Plus

画像出典:パナレーサー
スリックタイプの耐パンク性強化バージョンです。

【クリンチャー】
参考価格(税抜):¥5,600
サイズ(重量):700×26c(260g)・28c(300g)

【チューブレスレディ】
参考価格(税抜):¥5,700
サイズ(重量):700×32c(330g)

グラベルキングのラインナップ③GRAVELKING sk

画像出典:パナレーサー
skはグラベルキングの基本性能を引き継ぎながら、表面にブロックパターンを採用ししたタイプです。舗装路よりもグラベルでの走行を重視する方におすすめです。

【クリンチャー】
参考価格(税抜):¥4,858
サイズ(重量):700×26c(270g)・28c(280g)

【チューブレスレディ】
参考価格(税抜):¥5,191
サイズ(重量):700×32c(320g)・35c(380g)・38c(430g)・43c(480g)・50c(570g)
27.5×1.75(470g)・1.90(540g)・2.10(620g)
26×2.10(590g)

グラベルキングのラインナップ④GRAVELKING sk Plus

画像出典:パナレーサー
skの耐パンク性強化バージョンです。

【クリンチャー】
参考価格(税抜):¥5,600
サイズ(重量):700×26c(300g)・28c(310g)

【チューブレスレディ】
参考価格(税抜):¥5,700
サイズ(重量):700×32c(360g)・35c(420g)・38c(470g)

グラベルキングのラインナップ⑤GRAVELKING ss

画像出典:パナレーサー
ssはノーマルの基本性能はそのままに、表面センター部分は転がりを重視した新パターン、サイドにskのブロックを改良して配したセミスリックモデルです。セミスリックタイヤは舗装路での走りの軽さとグラベルでの走破性が両立しますので、最もグラベルキングらしいモデルと言えます。


【クリンチャー】
参考価格(税抜):¥4,900
サイズ(重量):700×28c(310g)

【チューブレスレディ】
参考価格(税抜):¥5,700
サイズ(重量):700×32c(330g)・35c(380g)・38c(410g)・43c(480g)
27.5×1.90(540g)

グラベルキングシリーズのインプレ紹介

ここからはECサイトのレビューなどを参考に、グラベルキングのインプレを紹介します。種類別に伝えていきますので、タイヤ選びの参考にしてみてください。

グラベルキングシリーズのインプレ①GRAVELKING

まずはノーマルバージョンのアマゾン、楽天のインプレを確認してみましょう!

タイトル通りですが
パナレーサーは、硬い!
交換の際にはめ込むのに苦労したので、☆4で(-ω-;)
品物としては大変満足です♪
28cのせいもあるかとおもいますが、25スリックのときに
ツーリング中にあったグラベルが、滑りにくく
安心して走れました。
パンクの心配もせずにガシガシ入っていけたので、
ツーリングなどの長距離にはかなりお勧めです。

クロスバイク用のタイヤとして購入しました。少し乱暴に、荒れた農道や歩道の段差も走ってますがパンクはありません。28cですが、走りも重くありません。少し値段が高いですが、買って良かったです。

走りが軽い

ノーマルモデルはトレッドがスリックですし、特にクリンチャーは軽量なため、よく転がり、走りが軽いというインプレが目立ちます。グラベル対応のタイヤは頑丈で重いという印象がある人が、グラベルキングの走りの軽さを実感しているインプレも見られます。

パンクに強い

ノーマルモデルのクリンチャーは太さが一般的なスリックタイヤと大差ないですが、さすが未舗装路対応のタイヤだけありパンクは少ないようです。また、サイドカットにも強く、グラベルにガシガシ踏み込んでもタイヤサイドに亀裂が入らないというインプレも目立ちます。

乗り心地がよい

グラベルキングは高反発弾性の天然ゴムを採用しており、ノーマルバージョンは転がり抵抗も少ないため、乗り心地の評価も高いです。特に低い空気圧で管理できるチューブレスレディに高評価が目立ちます。

グラベルキングのインプレ②GRAVELKING sk

グラベルキングskのアマゾン、楽天のインプレを確認しましょう!

標準ホイールの32CスリックタイヤをこちらのSK_26Cに換装しました。
オンロードを主体にした行程にオフロード(林道)を入れたいときに最適だと思います。
20kmほど舗装林道を試走し、路肩(砂利)にも入ってみましたが、グリップはとても
安定しています。
走り出しの重たさもとくに感じませんが、ハイスピードの下りコーナー(オンロード)では
グリップに若干不安を感じます。材質ではなくサイドの形状によるものだと思います。
路面状態を気にせずあちこちの林道を冒険するのが楽しみになるタイヤです。

太めタイヤによる乗り心地改善は良い。地面の凸凹やひび割れもあまりストレスにならない。
意外と走りは重くならないが、舗装路でのグリップは少しスリックに劣ると感じる。
道路端にたまった砂や泥に対しては安心感があるが、この程度の太さでは大きめ砕石が撒かれたガチグラベルには流石に無力だった。
荒れた舗装路を安全快適に走るのにはとても向いたタイヤだと思う。

グラベルでの安定感抜群!

skはブロックタイヤのため、やはりグラベルでの安定感は抜群です。インプレからは、小石や砂利が浮いている路面や、河川敷、林道などにも気にせず突っ込んでいける安心感が伝わってきます。また、舗装路でもそこまで快適性が落ちないというインプレがあり、通勤、通学などの普段使いでも、好んでskを使用している方がいます。

パンクが極めて少ない

耐パンク性強化のPlusはもちろん、スタンダードなskもパンクに強いことが報告されています。ただ、特にチューブレスレディは硬くてホイールにはめにくいというインプレが複数見られますので、出先でパンクした際に苦労する可能性はあります。

舗装路でのグリップ力・コーナリングにやや不安アリ

致し方ないことですが、ブロックタイヤは舗装路では接地面が少ないためグリップ力が少し落ちます。skも舗装路ではグリップ力や乗り心地が、一般的なスリックタイヤに比べやや劣ると感じられています。また、タイヤの形状が原因かもしれませんが、コーナリングで車体を傾けた時に、少々グリップに不安があるというインプレが複数見られます。

グラベルキングのインプレ③GRAVELKING ss

グラベルキングss(セミスリック)のアマゾン、楽天のインプレを確認してみましょう!

700cのロードバイクに装着しているけど、快適にそうこうしています♪

チューブレスレディですがチューブドで使用してます。MTBのブロックタイヤからの履き替えです。
まだ変えたばかりで舗装路メインの使用ですが転がりも軽くなり、それでいて48Bのエアボリュームもある為乗り心地も良く個人的にかなりおすすめのタイヤです!黒もいいと思いますが、茶サイドの見た目が思っていた通りでかなり気に入ってます!
強いて言うのであれば、ブロックタイヤより雨の日の跳ね上げが強くなりましたが、MTBなのでそこは全く気にしてません^_^ 耐久性に期待します!

評価が固まっていない

グラベルキングssは発売されてからまだ1年も経っていない新製品のため、インプレやレビューが少なく、評価が世間に広がっていません。グラベルロードが流行ってきている現状から、セミスリックタイヤの需要は高まると予測されますので、これからユーザーが増えて評価が固まってくると思われます。

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