Ottolockってどんな鍵?HEXBANDなどの種類や特徴・評判をご紹介!

Ottolockってどんな鍵?HEXBANDなどの種類や特徴・評判をご紹介!

Ottolockをご存知でしょうか。盗難防止用の鍵を探す全てのサイクリストの期待を一身に背負い、華々しく登場した商品です。そのOttolockとはどんな鍵で、なぜ人気なのか? ここではOttolockの特徴や評判を紹介していきましょう。

記事の目次

  1. 1.Ottolock(オットーロック)とは
  2. 2.Ottolockの特徴
  3. 3.Ottolockの種類
  4. 4.Ottolockの評判
  5. 5.Ottolockの注意点
  6. 6.まとめ

Ottolock(オットーロック)とは

Ottolock(オットーロック)とは、2016年にアメリカで作られたケーブル式のロックです。プロロードレース選手が、トレーニング中にちょっと自転車を離れた隙に盗難に遭ったことがきっかけで作られました。プロ選手は軽さを重視するので、頑丈だけど重いU字ロックやチェーンは持ちたくない。けれど軽いワイヤーでは心もとない。頑丈だけど軽いロックはないか。その要望が製品化につながりました。

クラウドファンディングで商品化に成功

Photo byTumisu

それまでにない新しいロックを開発するため、クラウドファンディングで資金を募るプロジェクトが2016年に立ち上がりました。結果、またたく間に目標金額を達成し、第一弾の商品化の運びとなります。その評価やフィードバックをうけ、翌年には改良されたver.2、さらにより堅牢なHEXBANDの発売へと至ります。

Ottolockの特徴

Photo byMabelAmber

自転車の盗難は全てのロードバイク乗りにとって大きな心配事であり、市場には実に多くの鍵やロックが出回っています。しかし、軽量でコンパクトなワイヤーはすぐに切られやすく、頑丈で破壊や切断が難しい物は、重くて持ち運びが大変です。軽量でコンパクトなのに頑丈。そんな相入れない条件を満たすロックを求め、作られたのがOttolockです。

特徴①軽量性

Ottolockの魅力的なの部分は、その軽さです。一番短い46cmで145g、最も長い152cmでも260gと、ほぼ缶ジュース一本分より軽量です。本格的なチェーンロックが500g〜1kgを超えてしまうのと比較しても、どれだけ軽いかがわかります。ロングライドやヒルクライムでは荷物の重さが負担になってくるので、そのメリットは絶大です。

特徴②コンパクト性

軽量さとともにクローズアップされるのがそのコンパクトさ、ハンドリング、つまり取り回しの良さです。3桁のダイヤルロックと3mmの厚さのベルトからなるOttolockは、使わない時は巻き取ると直径8〜12cmにまとめられ、サドルバッグどころか、サイクルジャージのバックポケットにも入ってしまいます。

特徴③頑丈さ

従来、軽くてコンパクトなワイヤーロックの弱点はその強度でした。Ottolockの構造は、ステンレススチールのバンドを3枚重ね、その周りを高弾性、高強度のケブラー繊維でカバーしています。さらに表面は、耐熱性に優れたサントプレーンゴムでコーティング。通常のニッパーやワイヤーカッターでは破壊や切断が困難で、焼き切ることも難しい。この頑丈さはそれまでのワイヤーロックとは一線を画します。

特徴④アメリカ本社でのハンドメイド生産

Ottolockは全て、アメリカ本国の自社工場で生産されています。そこでは職人によるハンドメイドでの製品づくりが行われ、品質の維持が重視されています。国内代理店での正規購入品には製品保証もあるので、万が一の不具合にも対応してもらえます。

Ottolockの種類

長さは3種類

Ottolock は、次の3種類の長さがあります。それぞれに適した用途も合わせて紹介していきましょう。

Ottolockのラインナップ

  • 46cm/重さ145g/収納時直径8cm/8,778円
    最もコンパクトなタイプです。自転車の地球ロックだけでなく、スーツケースのハンドルやアウトドア製品など、各種防犯の用途にも最適です。
  • 76cm/重さ175g/収納時直径10cm/9,878円
    ロードバイクでフレームとホイールを一緒にロックできます。コンパクトさと用途のバランスの良さで、最も人気のあるタイプです。
  • 152cm/重さ260g/収納時直径12cm/10,978円
    フレームと前後輪両方をロックするのに十分な長さがあります。ホイールの盗難も心配な方はこちらを選ぶと良いでしょう。

カラーは4種類

Ottolockのカラーバリエーションは4種類です。3種類の長さ全てに「ブラック」「グリーン」「オレンジ」、そして蛇柄模様のダイヤル部分とブラウン系ベルトの「カモ」があります。ちなみに「カモ」のみ、やや価格が高くなっています。また日本限定カラーで「チェレステ」も展開されているので、ビアンキの自転車に乗っている人は見逃せませんね。

さらなる堅牢性のHEXBAND登場

そしてOttolockシリーズには、 HEXBANDという上位モデルが用意されています。これは、Ottolockを上回る頑丈なロックが欲しい、というユーザーのレビューや要望を受けて、こちらもクラウドファンディングで商品化されました。

2倍のプレート層で強度アップ

従来のOttolockは中のステンレススチールのプレート層が3枚でした。これに対しHEXBANDは、その倍の6枚のプレート層を入れ、2倍の強度を実現させています。その分やや厚さが増え、高価にはなりますが、Ottolock本来の使い勝手の良さは変わらず、重量増も極力少なくなるように作られています。こちらもOttolockと同じ長さの3種類ですが、色はグレーのみとなっています。

46cm:10,165円/76cm:12,202円/152cm:14,238円

HEXBANDには盗難見舞金制度がつく

HEXBANDのもう一つの特徴は、通常の使用で自転車が盗難に遭ってしまった場合、10万円までの盗難見舞金が出るようになっていることです。自転車・HEXBAND共に購入から3年以内であること、HEXBANDは正規販売店での購入であることなどの条件がつきますが、こうした制度があるのは心強いですね。

続いて、Ottolockの評判と注意点を紹介!

次のページ

Ottolockの評判

関連記事

Article Ranking