クロスバイクに泥除けは必要?
クロスバイクが人気
もともとクロスバイクは、ロードバイクとシティサイクルのいいとこどりをしたスポーツバイクです。しかし、そのルックスのカッコよさやおしゃれさ、そして機動性に加えて、一般的なシティサイクルから乗り換えてもあまり違和感のない乗り心地などから、街乗りや通勤・通学の足としてクロスバイクに乗る人もたくさんいます。
ママチャリにはあるパーツがない⁈
とはいえスポーツバイクですから、カゴやライト、鍵などママチャリでは標準装備される日常使い用のパーツは付いていないのが一般的で、泥除けも同様です。最近では、最初からそれらのパーツが標準装備されたクロスバイクも販売されてますがまだまだその数は限られますし、本格的なモデルとなるとなおさらです。
泥除けは必要か
クロスバイクでは、泥除けなどの必要なパーツを後から自分で買い足していく必要があります。しかし、多くの人が「泥除けは必要だろうか」と悩んでいます。泥除けは「フェンダー」や「マッドガード」といった名称でも販売されてており、機能性を優先させるなら泥除けはあったほうがいいでしょう。
クロスバイクに泥除けの必要性
クロスバイクに泥除けはカッコ悪い?
クロスバイクに泥除けをつけると「カッコ悪い」「おしゃれじゃない」といった理由から、泥除けを取り付けるのを迷っている人も少なくないでしょう。もちろん、装着が義務付けられているわけではありませんし、付けていなくても乗ることはできます。
日常の足としてなら断然おすすめ
クロスバイクに泥除けが必要かどうかは、自分の乗り方次第です。雨の日は乗らない、サイクリングやポタリングでしか利用しないのであれば、泥除けを装着する必要はないでしょう。しかし、日常的に通勤や通学の足としてクロスバイクに乗るのであれば、泥除けをつけることをおすすめします。
水ハネ、泥ハネを防いでくれる
クロスバイクで雨上がりや濡れた路面、水たまりなどを走ると、どうしても水ハネや泥ハネが上がります。職場や学校に着いたら、スーツや制服の背中や荷台に積んであったカバンや荷物が水ハネで汚れているといったことも起こりがちです。泥除けがあれば、こういった事態を防ぐことができるのです。
タイプ別おすすめのクロスバイク泥除け6選
ひと言でクロスバイクの泥除けといってもいろいろな種類があります。固定式で泥や水ハネからしっかり守ってくれる雨に強いフェンダータイプやワンタッチで取り付け・取り外しができるもの、不要時には折りたたんで収納できるものなどさまざまです。タイプ別に人気のおすすめを見ていきましょう。
固定式①ジーアールケー サニーホイル 700C用
ジーアールケー サニーホイル 700C用
参考価格: 4,535円
700Cのクロスバイクに適したフルフェンダータイプなので、雨に強いです。タイヤサイズは、最近流行りの32Cまで対応します。ポリカーボネイト製で衝撃と歪みに強く、ステンレス製のV型ステーはサビに強いのも特徴です。本体とステーの接合部は、本体に強い衝撃がかかると外れる衝撃安全機能付きブラケットを採用しているので安心です。
固定式②サイクルデザイン 自転車フェンダー クロス用
サイクルデザイン 自転車フェンダー クロス用
参考価格: 2,750円
対応サイズは700C×23~28なので、多くのクロスバイクに適応します。樹脂製で重量が493gと軽量なので、フルフェンダーでもさほど重さを気にする必要はないでしょう。細身のフェンダーなのでクロスバイクのスポーティさを邪魔せず、自転車によっては、まるで純正品のようにぴったりフットするものもあるくらいです。
ワンタッチ取り付け式③ルーラー ロードフェンダーセット
ルーラー ロードフェンダーセット
参考価格: 1,636円
樹脂製で重量がわずか96gと非常に軽い前後フェンダーセットです。付属する工具で簡単に取り付けOKです。取り外しはレバーを上げてロックを解除するだけなので、普段は泥除けなしで雨の時だけ装着するといった使い方ができます。ロードバイクへの装着も可能です。
ワンタッチ取り付け式④ゼファール リアフェンダー スワンロード
ゼファール リアフェンダー スワンロード
参考価格: 2,111円
バンド取り付け式なので工具がいらずに簡単に取り付け・取り外しができるうえ、角度の調整も可能です。本体幅は45mmなので、太いタイヤでも対応できます。取り付けネジ部分がリフレクターになっていて、夜間でも安心して走れます。後輪用の泥除けですが、前輪分がなくてもボトムチューブが泥除けになって、よほどの大雨でなければ案外水ハネは少ないものです。
折りたたみ収納式⑤フリンガー フェンダー前後セット
フリンガー フェンダー前後セット
参考価格: 4,048円
晴天時には小さく収納し、雨天時に本体をスライドさせて泥除けとして使用できる折りたたみタイプなので、クロスバイクのルックスを邪魔しません。前輪用は使用時295mm、収納時115mm、後輪用は使用時405mm、収納時125mmと雨天時でも十分な大きさです。
折りたたみ収納式⑥ベロライン 収縮式前後フェンダー
ベロライン 収縮式前後フェンダー
参考価格: 1,790円
700Cのクロスバイクから14インチのミニベロまで対応可能な収納式前後フェンダーです。タイヤ径が小さければ、全部伸ばさず途中までで留めておけばOKです。車体によって取り付け箇所を選べるので、多くの自転車に取り付けができます。
クロスバイクの泥除けの選び方のポイント
クロスバイクの泥除けは、さまざまな種類がたくさん販売されているため、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。大切なのは、自分のバイクに合うかどうかという点です。
ポイント①タイヤサイズをチェック
太さをチェック
チェックするタイヤサイズのポイントは、太さと直径です。クロスバイクのタイヤの太さは一般的に28~30Cですが、最近ではそれ以上の太さのものも増えています。泥除けがタイヤの太さに対して細すぎると水ハネや泥ハネを、うまく抑えることができませんし、太すぎると見た目のバランスが崩れて不格好になってしまいます。
タイヤ径をチェック
クロスバイクのタイヤの直径は700Cが一般的で、この直径に見合った泥除けの長さにしましょう。泥除けにはタイヤの適合サイズが表示してあるので、自分の自転車のタイヤサイズと合わせて選ぶことが大切です。クロスバイクの泥除けなら、500mmほどの長さなら大体対応します。
ポイント②泥除けのタイプの選択
泥除けのタイプは、主に「固定式」「ワンタッチ式」「折りたたみ収納式」の3つに分けられます。それぞれのメリットやデメリットを認識しておくことも必要です。
泥除けのタイプ別メリット・デメリット
- 固定式
メリット:タイヤ全体を覆うのでしっかり水ハネを防げる
デメリット:サイズが大きいので重い - ワンタッチ式
メリット:取り付け・取り外しが楽、持ち運びしやすい
デメリット:コンパクトなものは水ハネを十分に防げない可能性も
サイズの選択が重要 - 折りたたみ収納式
メリット:見た目がバイクのじゃまをしない
デメリット:小さい目のサイズでは水ハネ防止が難しい
ポイント③デザイン性
案外存在感は大きい
クロスバイクはおしゃれでかっこよく乗りたいものです。しかし、シンプルな見た目をしているだけに、小さなパーツひとつ取り付けるだけでも印象が大きく変わります。泥除けでも、存在感は決して小さくありません。
人気の製品をチェック
泥除けの大きさや色によっては、そのクロスバイクの持っているデザインを崩しかねません。機能性を求めるのはもちろん、おしゃれさやかっこよさなどにもこだわりましょう。
まとめ
クロスバイクの泥除けは雨天時の水ハネや泥ハネから制服やスーツの背中を守るだけではありません。走行中に巻き上げた泥汚れなどは車体の細かなところまで及び、なかなか気づかないものです。そのまま放っておけば、クロスバイク自体にダメージをも与えかねません。愛車をいつまでもきれいな状態で乗りたいなら、泥除けを装着するのもひとつの方法ですよ。