カスタムロードバイクはじめの一歩
ではカスタマイズ初心者の方は、何から始めればよいのでしょうか。おすすめする順番としては、比較的簡単に作業ができて、なおかつおしゃれな見た目にドレスアップできる手軽な改造から手を付けてみましょう。
交換するパーツ①サドル
ロードバイクは長時間乗るにもかかわらず、薄く硬いサドルはシティサイクルより乗り心地は悪く、慣れない初心者のうちはつらいもの。真っ先に「替えたい」と感じるのはサドルかもしれません。自分のお尻に合うことが必須条件ですが、高性能なサドルは軽量化にもつながりますし、考え抜かれた造形美はバイクをおしゃれに見せてもくれます。
プロロゴ(Prologo) Nago Evo Ti-rox CPC Airing 134 ハードブラック
参考価格: 21,450円
より多くの人に適したセミラウンド形状。独自技術のCPCという小さな円錐形のクッション材が、衝撃吸収とグリップ強化の役目を果たし、お尻への負担をへらします。
交換するパーツ②バーテープ
サドルの次に、初心者の改造パーツとしておすすめなのがバーテープです。滑り止めやグリップ力の向上、手の疲労軽減の他、見た目が劇的に変わる効果もあります。市販のバーテープは色も模様もじつに多種多様で、とてもおしゃれな商品が数多くあるのでドレスアップに最適です。ハンドルは目立ちやすいので、センスしだいで自分だけのおしゃれなオリジナルバイクに仕立てることができます。
スパカズ オイルスリック スーパースティッキークッシュテープ ギャラクシー バーテープ
参考価格: 3,800円
個性的な模様が特徴的なスパカズのバーテープ。クッション性もグリップ力も良く、実用的なことでも知られています。黒ベースにシックなカラーのポイントは、派手すぎないので試しやすいです。
改造で更なる性能アップを目指そう
初心者でも難しくなくできる改造やカスタマイズは、他にもあります。おしゃれさだけでなく、走りそのものまで向上させてくれる効果がありますので、早い段階でぜひとも行っておきたいものです。
交換するパーツ①タイヤ
最も低コストで走りを変えようと思うなら、たとえ磨耗していなくてもまずはタイヤを交換しましょう。グレードの高いタイヤは耐パンク性能だけでなく、転がり抵抗や地面のグリップ力、さらには軽量化と、メリットしかありません。
低コストで変わる走行感覚
初心者の方はタイヤを替えるメリットは実感しにくいと思います。高価なタイヤでもパンクのリスクはゼロではありませんし、軽量化といってもほんの数gでしかありません。ですがある程度長い距離を走って疲労を感じ出すと、タイヤが地面にまとわりつく感覚や路面の抵抗は、無意識のうちに身体に影響を与えます。唯一路面に接する場所だからこそこだわりたいところです。
Vittoria【ヴィットリア】 RUBINO PRO【ルビノ プロ】G+ タイヤ 2本セット ブラック 700C [並行輸入品]
初めて交換するのに最適なタイヤとして挙げられることの多いベストセラー。軽さと強度を両立させるグラフェン素材を使用していながら、コストパフォーマンスに優れた一品。
交換するパーツ②ペダル
ロードバイクを購入する際には、本来完成車でもペダルが付くことはありません。付いてくるとしても、安価なフラットペダルであることがほとんどです。もちろんそれでも良いのですが、だんだん走り込んでいくうちに次第に物足りなくなり、早晩ビンディングペダルに交換する時がやってきます。
ロードバイクの性能をフルに引き出すペダル
ビンディングペダルに交換すると何が変わるのでしょう。まず足がペダルに固定されることで踏む力が逃げにくくなり、より効率的に自転車にパワーを伝えることができます。同時に足を引き上げてもペダルがくっついてくるので、引き上げる力も推進力にできる、いわゆる「引き足」が使えます。これにより、自分の力がロードバイクにフルに伝わるのです。
シマノ(SHIMANO) SPDペダル PD-EH500 片面SPD/片面フラット SMSH56クリート付属 EPDEH500
参考価格: 9,118円
ツーリングやロングライドに適した、SPDタイプのビンディングペダル。片面が普通の靴にも対応しているフラット形状で、足裏をグリップするスパイク加工なのも便利です。
交換するパーツ③ホイール
ロードバイクのカスタマイズの中で、最もその効果を感じることができるのはホイールの交換でしょう。ホイールのグレードを上げることで、回転、空気抵抗、軽量化と全ての面で大きな恩恵が得られます。もちろん相応のお金がかかりますが、交換自体は簡単なので、予算が許せば初心者にもおすすめできるカスタマイズです。
campagnolo(フリガナ: カンパニョーロ) ZONDA C17 BLK F/R HG ホイール ・フリーボディ:シマノ9/10/11S ・スチールベアリング WH17-ZOCFRX
参考価格: 68,200円
初めてのホイール交換で必ずといっていいほど名前の挙がるゾンダ。ビギナーからベテランライダーまで高く評価されるその走行性能は、一味も二味も違う走りをもたらしてくれます。
交換したいパーツが決まったら、さっそくカスタマイズしてみましょう。次のページでは、パーツ交換の方法をご紹介します。