ラレーCRFの高性能と使い勝手の良さの原動力
これはラレーCRFの特徴とも言えるのですが、高性能を生み出している要素を3点、そして使い勝手の良さを生み出している要素を2点、ご紹介します。
高性能の原動力①:コンポーネント
ラレーCRFには、シマノ105 R700シリーズのコンポーネントがフル採用されています。105は、デュラエース、アルテグラに次ぐ位置付けの上級コンポであり、レースに参加可能な高性能と良好な操作性を備えています。また、デュラエース・アルテグラとの互換性も確保されていますので、将来的に上のレベルの走りを目指す方には最適のコンポと言えます。
高性能の原動力②:フレーム
ラレーCRFのフレーム・チューブには、レイノルズ631が採用されています。レイノルズ631は、マンガンモリブデン鋼(マンガン+モリブデン+普通鋼)で作られており、クロモリ鋼と同等の強度を持ちながら、若干柔らかい性質を持っています。このフレームにより、CRFの乗り心地はとてもしなやかであり、サイクリストの身体に及ぼす負担が軽いのです。
身体的負担が少ない=疲れが溜まらない、ということです。レースをするにせよ、ツーリングを楽しむにせよ、疲れが溜まらないというのは、とても重要な要素ですね。
高性能の原動力③:軽量化の努力
ラレーCRFは、カーボン製フロントフォークを使用し、フレームもレイノルズ631(マンガンモリブデン鋼)の肉厚を、各部位で必要十分な厚みに最適化するなどの軽量化を行った結果、車両重量を8.9kgと、スチールフレーム車での最軽量レベルにしています。軽量化にこだわる理由は、重量軽減が速さと疲労軽減に直結するからなのです。
軽いロードバイクは、ペダルを踏んだときにすっと前に出ます。ロードバイクにとって「軽い」ということは、絶対的なプラス要素なのです。
使い勝手の良さ①:細やかな気配りの装備
ラレーCRFには、マッドガードやリヤバッグサポーターなどのオプション品が用意されています。これに対応して、CRFのシートステー内側には、マッドガードを取り付けるためのダボがあらかじめ用意されているのです。さらにギヤ側のボルトはチェーンフックも兼ねており、こうした点にメーカーの細やかな気配りが感じられます。
CRFであれば、普段は軽量化のためにマッドガードレスで、ツーリングに行く前日にはマッドガードを装着して、ツアラー仕様に変更することも難なくできるのです。
使い勝手の良さ②:豊富なフレームサイズ
ラレーCRFのフレームは、420mmから570mmまで、5サイズ用意されています。その適合身長は、下表の通り145cmから188cmまでと、広い範囲をカバーしています。かつては、ロードバイクは体格の小さい方には厳しいというケースもあったのですが、ラレーCRFは女性の方でも乗りこなすことができますので、この点は高く評価できる点です。
ラレーCRFのフレームサイズと適合身長
- 420mm : 145-158cm
- 490mm : 155-168cm
- 510mm : 160-174cm
- 540mm : 168-178cm
- 570mm : 175-188cm
出典:ラレー・ジャパン