バーエンドバーのデメリットと解消方法
ここまでクロスバイクでバーエンドバーを使用するメリットを解説してきましたが、このカスタマイズには少なからずデメリットもあります。まずは一覧で確認してみます。
クロスバイクにバーエンドバーをカスタマイズするデメリット
- ブレーキが遅れる
- 歩行者や障害物に接触する危険性
- 空気抵抗が大きくなる
デメリット解消にはバーエンドバーをハンドル内側に取り付ける!
バーエンドバーには上記したデメリットが考えられるのですが、これらは全てハンドルの外側に取り付けた際のデメリットであり、内側に取り付ければ解消できます。ここからはクロスバイクにおいてバーエンドバーをハンドルの内側に取り付けるメリットと、注意点を伝えます。
バーエンドバーをハンドル内側に取り付けるメリット①ブレーキに手が届く
ハンドル内側のバーエンドバーなら握ったままでブレーキレバーに手が届きます。しかし、外側に付けた場合は握ったままではブレーキレバーに手が届きませんので、握り替える必要があり、ブレーキの対応が遅れます。バーエンドバーを握りスピードが出ている状態でブレーキが遅れるのは大きな危険を伴いますので、安全に速く走るためには内側がおすすめです。
バーエンドバーをハンドル内側に取り付けるメリット②接触の危険性が減る!
内側に取り付けたバーエンドバーを握っている場合、狭いところをすり抜けたり、歩行者や車両などとすれ違う際にハンドルや手が接触する可能性は皆無です。一方、外側のバーエンドバーを握っている際には、障害物と接触する可能性が出てきますし、自分の手の甲が直接触れますのでケガのリスクも高まります。
バーエンドバーをハンドル内側に取り付けるメリット③空気抵抗が減る
ハンドル外側のバーエンドバーを握ると、グリップを握るよりも腕がさらに広がってしまい胸が開かれた状態になるため、空気抵抗が大きくなります。スピードを抑えて走っている時にはさほど大きな影響はありませんが、せっかく速く走るためにバーエンドバーを取り付けているのにスピードの妨げになる空気抵抗が増えるのでは本末転倒ですので、スピードを意識するなら内側がおすすめです。
バーエンドバーをハンドル内側に取り付ける際の注意点
バーエンドバーを内側に取り付ける場合は、シフターやライト、ベルなどの位置をずらさなくてはならない可能性があります。特にシフターとの間隔が狭いとシフトチェンジがしにくくなりますので、支障がないところに取り付けてください。また、サイコン(サイクルコンピューター)やスマホホルダーがある場合はハンドルが全体的に手狭になってしまいますので、短めのグリップに変更するなどしてバーエンドバー分のスペースを確保しましょう。
クロスバイクにおすすめのバーエンドバー7選
それではここまでの話を踏まえ、クロスバイクにおすすめのバーエンドバーを7種類紹介します。
おすすめバーエンドバー①FOGLIA(フォグリア)バーエンドバー
FOGLIA バーエンドバー
参考価格: 1,829円
バーエンドバーと言えば「フォグリア」と言っても過言ではないほど、定番で人気の製品です。コンパクトな上にクセのないストレート形状ですので、ハンドルの外側でも内側でも場所による相応のメリットを十分に享受できます。
長さ | 85mm |
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重量 | 116g(ペア) |
クランプ径 | 22.2mm |
おすすめバーエンドバー②Leetaker 自転車バーエンド
Leetaker 自転車バーエンド
参考価格: 2,188円
カーボン製のチューブにアルミ合金を埋め込んだストレートタイプです。人間工学に基づいたデザインを採用しており、手のひらにフィットするためしっかり握れてハンドルを引き付けやすくなっています。また、握り心地が良く、手首などの疲れも軽減してくれます。
長さ | 130mm |
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重量 | 120g(ペア) |
クランプ径 | 22.2mm |
おすすめバーエンドバー③SRECNO 自転車 バーエンドバー
SRECNO 自転車 バーエンドバー
参考価格: 699円
多くのレビューが「取り付けてよかった」と、その効果を実感している製品です。突き出し長が実質50mmもないショートタイプで、ハンドルに突起を作るようなイメージです。おすすめの使用方法ですが、ハンドル内側に取り付け、このバーに親指の付け根を引っ掛けるようにしてハンドルを握ります。がっちり握り込まずに済むために、手首や腕の疲労が軽減され、握り方が1つ増えるため疲労の分散にもなります。
長さ | 71mm |
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重量 | ー |
クランプ径 | 22mm |
おすすめバーエンドバー④BBB 自転車用 ハンドルバーエンド クラシック ベンド
BBB 自転車用 ハンドルバーエンド クラシック ベンド
参考価格: 2,821円
オランダの老舗パーツメーカーBBBのクラシックベンド形状の定番製品です。手のひらにフィットしやすいカーブデザインで、このバーだけで根元、真ん中、先端と3か所も握り位置が増えます。ただし、突き出しが長く、特にハンドルの外側に付けるとブレーキの掛け遅れが心配ですので、頻繁に握るようなら内側に取り付け「センターバー」としての使用をおすすめします。
長さ | 150mm |
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重量 | 144g |
クランプ径 | 22.2mm |
おすすめバーエンドバー⑤AMOEBA アルミバーエンド
AMOEBA アルミバーエンド
参考価格: 2,673円
クラシックベンド形状、突き出し長125mmのセミロングタイプです。「握りやすく長さが丁度いい」という高評価のレビューが目立ちますのでおすすめとしました。ただ、滑りやすいというレビューが何件か見られましたので、バーテープを巻くなど滑り止め対策が必要かもしれません。
長さ | 125mm |
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重量 | 146g |
クランプ径 | ー |
おすすめバーエンドバー⑥TMARS(ティーマース)SD-218R ドロップバーエンド
TMARS SD-218R ドロップバーエンド
参考価格: 3,164円
フラットバーハンドルを疑似的にドロップハンドル化するためのアダプターです。クロスバイクをドロップハンドルに換装するのは、大掛かりなカスタマイズになる上に万人が思い通りの効果を実感するのが難しいため、あまりおすすめできません。その点、この製品であればハンドルに装着するだけですので、手軽にドロップハンドルを体感できます。
ドロップ(落差) | 120mm |
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重量 | 200g(ペア) |
クランプ径 | 22.2mm |
おすすめバーエンドバー⑦PRUNUS 自転車ハンドルグリップ
PRUNUS 自転車ハンドルグリップ
参考価格: 1,999円
表面積が大きめのラバーグリップに、角度を変えられるバーエンドバーが付属しています。グリップをハンドルに装着するだけですので、バーエンドバーの角度などを気にせず初心者でも簡単に取り付けられます。
長さ(グリップ最下部から突き出し先端まで) | 約122mm(4.8インチ) |
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重量 | ー |
クランプ径 | 22.2mm |
クロスバイクにバーエンドバーを取り付けて快適なサイクリングを!
今回は「クロスバイクのバーエンドの種類は?メリットやおすすめをご紹介!」と題して話しました。話をまとめます。
- バーエンドバーはクロスバイクのハンドルに握り位置を増やせるパーツ
- 種類はストレート、クラシックベンドが一般的で、グリップ一体型も人気!
- ハンドルの外側に取り付けるカスタマイズと思われがちだが、内側に付けるメリットも多い!
- おすすめは突き出し長10mm前後の使い勝手が良いタイプ
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出典:amazon