バーテープの巻き方・交換方法!手順を写真でわかりやすく解説!

バーテープの巻き方・交換方法!手順を写真でわかりやすく解説!

ロードバイクの部品の中でも傷みやすく交換が多いのがバーテープです。巻き方は何となくわかるけど実際にやってみると「あれ?」という人も多いのではないでしょうか。そんな方のために今回は、バーテープの巻き方をしっかりと解説していきましょう。

記事の目次

  1. 1.バーテープの交換とは
  2. 2.バーテープを交換するメリット
  3. 3.バーテープの巻き方
  4. 4.バーテープの下から巻く手順
  5. 5.バーテープの逆巻き手順
  6. 6.エアロハンドルの巻き方
  7. 7.バーテープをきれいに巻くコツ
  8. 8.まとめ

バーテープの交換とは

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ロードバイクはペダルやサドル、ハンドルの3カ所が体に接します。中でもハンドルは、直接肌に触れる機会のある唯一の場所です。長い間同じ場所を握ることが多いドロップハンドルのバーテープは、グリップによる摩耗の他、汗や脂、雨や紫外線による劣化が避けられません。ロードバイクの中でも消耗が激しいバーテープは、極めて交換頻度の高い種類のパーツなのです。

バーテープの役割

バーテープはグリップとして滑り止めの役割を果たすほか、ハンドルの保護や、路面の衝撃から手を守る緩衝材として必要であり、巻かないととても大変です。また、さまざまな種類の色や模様、素材でバイクの個性を主張するアクセサリーとして、おしゃれ感を出す方法の一つでもあります。

バーテープの交換は難しくない

タイヤやチューブ、チェーンといった走行性能に関わる消耗品に比べ、バーテープの交換方法はそこまで難しいものではありません。正しい手順と方法で丁寧に行なえば、誰でもきれいに仕上げられます。

バーテープを交換するメリット

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バーテープの交換は、単に古くなって傷んだものを新しく取り換えるというだけではありません。操作性の面から外見的な部分まで、さまざまなメリットがあります。

メリット①グリップが変わる

バーテープには色々な種類があります。厚いもの、薄いもの、手に吸い付くような感触のものなどさまざまです。素材や厚さの違いで、グリップ感の違いを実感できるのが一番のメリットです。グリップの違いは手の疲労にも関わってきますので、ぜひこだわりたいところです。

メリット②安全かつ清潔になる

もう一つのメリットが、酷使され傷んだバーテープを新しいものに交換することで、グリップそのものが改善され、より安全にライドができることです。また、雨や汗、ドリンクや砂ぼこりなどが長年にわたり付着した状態は、衛生面でもよくありません。きれいなバーテープで気持ちよく走りたいものです。

メリット③おしゃれ感を演出できる

バイクの見た目はバーテープを交換するだけでガラリと変わります。なのでバイクで自分の個性を主張したり、おしゃれ感を出す最も簡単な方法なのです。通常は1色ですが、2種類以上の色を掛け合わせても、左右で違う色を使ってみるのも面白いですね。柄や模様の種類も豊富に展開されていますし、センスしだいで自分だけのおしゃれな一台が出来上がります。

バーテープの巻き方

筆者撮影

それではバーテープを交換する方法を紹介していきましょう。最初に、作業に最低限必要なビニールテープとはさみを用意します。それ以外に必要なものはバーテープ本体のセットに含まれていますので安心です。

古いバーテープをはがしてワイヤーを固定

筆者撮影

最初に、古いバーテープをはがします。ドロップハンドルの場合は、ブラケットのカバーをまくり上げ、バーエンド(ドロップハンドルの一番端)のキャップを外します。バーエンドから引っ張ってはがし、終端を固定してあるテープも取ります。ハンドルに固着した両面テープの糊をディグリーザーなどで拭き取ってきれいにしましょう。そのあと、ブレーキ/シフトワイヤーをビニールテープなどで固定しておきます。動きに支障がないようにしましょう。

裏面の保護シートをはがす

筆者撮影

バーテープ本体の裏側の中心部には、固定用の両面テープが通っていますので、このテープの保護シートを取ってしまいます。巻きながらはがしていってもいいですが、逆に手間がかかるので全てはがしてからの方がいいでしょう。ちなみにバーテープの種類によっては両面テープがないものもありますので、その場合この作業は不要です。

バーテープの下から巻く手順

筆者撮影

最もオーソドックスな方法なのが、最初にバーエンドから巻き始め、フラットハンドルのステムに近い所まで巻くやり方です。順を追って解説していきますので、確実に習得しましょう。

下から巻く手順①ブラケット用テープを貼る

筆者撮影

最初にブラケット用の短いテープを、ハンドルを横切ってブラケットの下半分を囲うように貼っておきます。この短いテープは最初からパッケージに入っている場合もありますが、なければあらかじめ切って用意しておきましょう。

下から巻く手順②バーエンドから巻いていく

筆者撮影

まずテープの端をバーエンドに当てて、ハンドルの外側から内側に向かうようにしてらせん状に巻いていきます。この時、テープの幅半分がバーエンドのふちの周りに余るようにしてください。また、巻くときはテープの幅3分の1ずつ重なるように巻きましょう。

下から巻く手順③最初の難関ブラケット

筆者撮影

バーエンドから巻いてきたテープを、ハンドルの下側を通してブラケットを避けるように、直角の方向に巻き、ブラケットの上に持っていきます。このとき、すき間ができないように全ての方向から見ながら巻いていきましょう。また、ブラケット用テープを巻かないと、上の写真のように三角形のすき間ができることがあるので注意してください。余分なブラケット用テープを切り、カバーを戻しましょう。

下から巻く手順④巻き幅要注意のハンドルカーブ

筆者撮影

再びハンドルを巻いていくと、ドロップ部分からフラット部分への直角カーブへと差しかかります。この時、カーブの内側は重なり幅を大きく取ってテープの間を狭くし、外側は重なりが狭くテープの間を広く取りましょう。ここを上手に巻かないと、大きなすき間があいてしまうので気をつけましょう。

下から巻く手順⑤巻き終わり

筆者撮影

最後のフラット部分まで巻いていき、ライトやサイクルコンピュータなどの取り付けに支障がない程度に地金の露出部を残して終点になります。バーテープの巻き終わりをハサミで斜めにカットします。ハンドルに対してハサミが垂直になるように切るとうまくいきます。

下から巻く手順⑥最後の処理

バーテープを最後まで巻いたら、終わった所を上からビニールテープで固定します。ハンドルの下側で切るとつなぎ目が見えずきれいに仕上がります。化粧テープ(フィニッシングテープ)があればよりおしゃれに見えます。バーエンドの端からはみ出たテープを内側に折り込み、エンドキャップをしっかりとはめて完成です。

続いて、巻き方②逆巻き手順を紹介!

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バーテープの逆巻き手順

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