ロードバイク完成車の重さをご紹介!パーツ(素材別)の重量も各種解説!

ロードバイク完成車の重さをご紹介!パーツ(素材別)の重量も各種解説!

ロードバイクの完成車の重さはどれくらい?入門用から最軽量級までグレード別にロードバイクの重量の目安や価格を紹介します。あわせてパーツについても、コンポやホイールといったパーツ別の重量や、カーボン、アルミなどの素材別に解説します。

記事の目次

  1. 1.ロードバイクの完成車の重量ってどれくらい?
  2. 2.ロードバイク完成車の重量【エントリーグレード&ミドルグレード】
  3. 3.ロードバイク完成車の重量【エアロロード&最軽量級】
  4. 4.パーツ(素材別)の重量も各種解説!
  5. 5.まとめ

パーツ(素材別)の重量も各種解説!

Photo by Glory Cycles

ロードバイクは様々なパーツを組み合わせてできています。これらのパーツにはスチール、アルミ、チタン、カーボン、プラスチック、セラミックなどの素材が使われています。ここでは主なパーツについての素材と重量について説明していきます。

コンポの重量はグレードによってどれくらい違うの?

Photo by Glory Cycles

コンポは、クランク、シフター/ブレーキレバー、ディレーラなどのパーツセットからなります。各パーツにより違いはありますが、ハイグレードになるほど、素材がスチール→アルミ→カーボンとより軽量なものに、さらに各パーツ内の部品も肉抜き加工や削り出し加工により、軽量化が図られています。

代表的コンポの重量比較

出典:筆者

上の表に各コンポのパーツ別の重量を示します。グレード別でみると、最上級グレードのシマノDURA ACE、スラムREDで1700g台、上級グレードのシマノULTEGRAで2000g台、ミドルグレードのシマノ105で2200g台と、上級グレードほど軽いことがわかります。シマノはDURA ACEとULTEGRAの機能的な性能差はほとんど無いとアナウンスしているので、その差は素材や加工による重量差であると言えます。

ホイールの重量はどれくらい?

出典:インターマックス
ZIPP 202 NSW CLINCHER
重量:前615g/後760g

ホイールはリムの素材により、アルミホイールとカーボンホイールの2種類に分けることができます。やはり素材が軽い分、カーボンホイールの方がアルミホイールより軽いものができます。一方、ホイールはリム、ハブ、スポーク、ニップルで構成されているので、パーツ別の重量によりホイールの重量は変わってきます。ヒルクライム用のカーボンホイールで前後セット1500gを切るものもあれば、入門用完成車付属のアルミホイールで3000gに近いものもあります。

サドルの重量にも差がある

出典:Amazon
SELLE ITALIA(セライタリア) SLR C59
重量:61g
 

サドルは座面、シートレール、クッションでできています。廉価モデルでは、プラスチック(ABS)の座面、スチールパイプのシートレール、ウレタンのクッションといった組み合わせで、おおむね3~400g程度の重量があります。一方軽量モデルでは、座面、シートレールがカーボン製、さらにクッションは無しとなり、100gを切るものもあります。

ハンドル・ステムの重量

出典:3T BIKE JAPAN
3T SUPERLEGGERA LTD STEALTH
重量:166g
 

ハンドルの素材はアルミかカーボン。やはりカーボンハンドルのほうが軽く作ることができます。またカーボンは様々な形状がアルミに比べて作りやすく、空気抵抗を減らすために断面が扁平な翼断面形状になったものや、さらにはステムと一体として、空力とトータルでの軽量化を狙ったものもあります。

ボルト・ネジは素材によって重量と強度が違う

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ロードバイクにはパーツを固定するためあるいはパーツ内部に多くのボルトやネジが使用されています。これらボルト・ネジは、スチール(ステンレス)、チタン、アルミなどの素材が用いられます。廉価モデルではスチールが多く、ハイエンドになるとチタンとなってきます。アルミはボルト・ネジとしては強度が弱く衝撃等で折れることもあるため、固定用としてはあまり使われず、調整部分のネジなどで使用されます。

まとめ

Photo bymaxmann

ロードバイクの完成車の重量と、パーツ別(素材別)の重量について説明してきました。グレードごとに素材やパーツ重量が平均化されていて、目安となる重量がご理解いただけたでしょうか。これからロードバイクを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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はかせ
ライター

はかせ

タイ在住の消去法的クライマー。そして日々のパワートレーニングはセルフ人体実験。

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