街乗りにロードバイクは不向き?その理由やデメリットをご紹介!

街乗りにロードバイクは不向き?その理由やデメリットをご紹介!

ロードバイクはレースでの使用が前提にあるため、その真逆といえる普段使いの街乗りには正直不向きです。全く使えないということではないですが、自転車に乗る主な用途が街乗りであればおすすめしません。今回はロードバイクが街乗りに不向きな理由やデメリットを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ロードバイクの仕様と街乗りに不向きな理由
  2. 2.ロードバイクで街乗りするデメリット
  3. 3.ロードバイクを街乗り向けにカスタムする方法
  4. 4.街乗りにおすすめのロードバイク
  5. 5.ロードバイクは街乗りに不向き!

ロードバイクの仕様と街乗りに不向きな理由

Photo byConstantineWolf

まずはロードバイクが街乗りに向かない理由を話します。ロードバイク特有の仕様が街乗りに不向きな理由に繋がりますので、仕様を確認しつつ解説します。

ロードバイクが街乗りに不向きな理由①前傾姿勢が基本

Photo byDanielaJakob

ロードバイクの乗車姿勢が前傾になる理由

ロードバイクはサドルにまたがってハンドルを握ると前傾姿勢になる仕様です。フレームのジオメトリ、ドロップハンドルのあの特殊な形、ハンドルよりサドルの方が高いポジションなどで前傾姿勢が取りやすくなっています。ロードバイクは何よりもスピード優先の自転車ですので、空気抵抗を減らしペダルを効率よく漕ぐ必要があります。それに最適なのが前傾姿勢ということです。

街乗りにロードバイクほどの前傾姿勢は不要!

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歩行者やほかの自転車もいる街乗りではスピードが出せないので、空気抵抗や効率にそこまでこだわる必要がなく、前傾姿勢を取ることにさほど意味がありません。また、周囲に注意を配りながら走る必要がありますので、前傾姿勢で目線が下がってしまうと、目配りがしにくくなり危険です。

ロードバイクが街乗りに不向きな理由②ブレーキがかけづらい

出典:写真AC

ドロップハンドルの基本握り位置は上端のブラケット部分です。そこで操作しやすい仕様にするために、シフト・ブレーキ一体型レバーが装着されています。しかし、街乗りでは上体を起こして乗るため、ハンドルの水平部分を握ることが多くなります。その場合はブレーキを掛けるたびにハンドルを握り直す必要があるため、遅れてしまったり、不便さを感じることがあります。

ロードバイクが街乗りに不向きな理由③不便!

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ロードバイクは走りに不要なものは装備されていない仕様です。そのため、スタンドや泥除け、荷物を運ぶためのカゴやキャリアが付いていません。これらは街乗り自転車には必須アイテムですので、付いていないと間違いなく不便に感じます。カスタム(改造)で後付けすることも可能ですが、最初から街乗りが目的なら不便なロードバイクを選ぶ必要性は低いです。

泥除けが無い不便さ!

ロードバイクに乗りたての頃のあるあるに、「シャツの背中に1本の汚れの筋ができる」というものがあります。これはタイヤが巻き上げた砂や泥が、背中に筋状に付着するためです。ママチャリでは当たり前のように装備されているためほぼ起こりませんが、付いていなければ必然的に起こります。意識することのなかった泥除けの効果に、気づかされるということです。

駐輪に不便!

最寄り駅までの通勤や買い物でお店に立ち寄るなど、街乗りは駐輪が不可欠です。ロードバイクは、カスタムしてスタンドを後付けしないかぎり自立できません。そのため、お店の軒先にちょっと停めるいうわけにもいきませんし、駐輪場が確保できたとしても、サイクルラックのようなものが無い場所には駐輪できませんので、非常に不便に感じるはずです。

ロードバイクが街乗りに不向きな理由④おしゃれさを欠く!

自転車で街乗りをする場合は、おしゃれにこだわりたい方もいるでしょう。ロードバイクは競技性が強く、本格的な仕様なので自転車マニアに見られるところがあります。受け止め方次第のところもありますが、おしゃれとはかけ離れるイメージです。そのため、おしゃれな自転車を望むのであれば、ロードバイクはあまりおすすめできません。

ロードバイクで街乗りするデメリット

ロードバイクが街乗りに不向きな理由を伝えましたが、ここではもう少し突っ込んで、ロードバイクで街乗りをするデメリットを解説していきます。

ロードバイクで街乗りするデメリット①スピードを活かせない!

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ロードバイクは舗装された道を高速で走ることが前提です。そのため、街乗りでストップ&ゴーを繰り返すようなスピードを活かせない走り方では、性能を発揮しきれず宝の持ち腐れ状態になってしまいます。また、スピードを出せないことにはデメリットもありますので、詳しく解説します。

ロードバイクは低速走行に不向きな仕様

自転車はある程度スピードを出さないとふらついてしまい車体が安定しません。特にロードバイクは前傾がきつい仕様で体重が前がかりになるため、低速で走ると余計に車体が安定しません。そのため、低速で走ることが多い街乗りではふらついてしまう可能性が高く、かえって危険なのです。

ロードバイクで街乗りするデメリット②タイヤが細い

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ロードバイクのタイヤの太さは自転車の中では最も細い部類で、25c(25mm)が主流、ワンサイズ太い28cまでが(28mm)一般的です。細いタイヤは接地面が小さく、高圧でよく転がりますので、スピードが身上のロードバイクに適しています。

細いタイヤのデメリット

Photo byTheArkow

自転車はタイヤが細いと、街乗りで舗装されていない場所や砂利やゴミが落ちている場所を走る際は、小さな段差でも衝撃をうけやすく、スリップもしやすくなります。また、細いタイヤはクッション性が低く乗り心地が悪くなりますので、普段使いの街乗りには致命的ともいえるデメリットです。

ロードバイクで街乗りするデメリット③盗難されやすい!

出典:写真AC

高額なロードバイクは常に犯罪者から狙われています。ツーリングなどであれば駐輪すること自体が少ないですし、自分の目が届かない場所にとめる可能性も低いです。しかし、街乗りでは長時間駐輪することもありますし、例え駐輪場であっても盗難されるケースが少なくありません。まとめていうならば、ロードバイクは屋外に駐輪すること自体がデメリットなのです。

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ロードバイクを街乗り向けにカスタムする方法

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