寿命を迎えたタイヤを使う悪影響
寿命を迎えてしまったタイヤを使い続けている方もいるかもしれません。しかし、寿命を迎えてしまったタイヤを使い続けることは、最悪の場合、命の危機にも直結してしまいます。次に寿命を迎えてしまったタイヤを使い続けるとどんな悪影響があるのかを説明します。
悪影響①パンクしやすい
寿命を迎えてしまったタイヤはパンクが頻発しやすくなります。タイヤはインナーチューブを包み込んで保護していますが、古くなったタイヤはインナーチューブを十分に保護できなくなっています。そのため、ちょっとした段差でもリム打ちパンクを起こしやすくなっています。リム打ちパンクの頻度が多い場合には、タイヤを交換するのも有効かもしれません。
悪影響②スリップしやすい
すり減りが大きいタイヤや経年劣化したタイヤでは、タイヤの本来のグリップ力を失ってしまっています。グリップ力が低下してしまっていると、曲がり角で十分なグリップが得られずに、最悪の場合はスリップして転倒にもつながってしまいます。もしも、下り坂でグリップを急に失ってしまうと、自分の命が危機にさらされることになります。
悪影響③乗り心地が悪くなる
紫外線からのダメージを受けて経年劣化を起こしてしまったタイヤは、本来の柔軟性も失われてしまっています。本来であれば走行中にロードバイクに伝わる路面からの振動はタイヤで緩衝されるものですが、柔軟性が低下してしまったタイヤでは振動の吸収が不十分になります。その結果乗り心地の低下にもつながってしまいます。
タイヤの寿命を長くするポイント
ポイント①適切な空気圧で使用する
まずは、走行時のタイヤの空気圧を適切にしておくことが重要です。ロードバイクのタイヤには商品によって適正空気圧に差はありますが、ほとんどのタイヤはタイヤの側面に空気圧の範囲が記載されています。乗り手の体重が重い方は空気圧の上限値に近い値で、体重が軽い方は空気圧の下限値に近い値で空気を入れるといいでしょう。
ポイント②保管時は直射日光を避ける
使用しているうちに紫外線にさらされる時間が長ければ長いほど、タイヤへのダメージが多くなってしまって、寿命を縮める原因になってしまいます。そのため、自転車を保管しておく場所は、なるべく直射日光が当たらないところにしましょう。自宅の中で保管できる方は、自宅の中の日の当たらないところに保管することをおすすめします。
ホイールに装着していないタイヤの保管方法にも注意
まだホイールに装着していない新品のタイヤでも保管場所には注意が必要です。たとえ未使用のタイヤであっても直射日光による劣化は起きてしまいます。劣化してしまった新品のタイヤは危険なので、新品のタイヤを保管する場所も直射日光が当たらないようなところを選びましょう。
まとめ
寿命が近くなったロードバイクのタイヤは早めに交換しよう!
ロードバイクのタイヤには寿命が存在しています。その寿命を無視して劣化したタイヤを使い続けることは、最悪の場合、命を危険にさらしてしまうこともあります。使用しているタイヤの状態をしっかり確認して、使用距離や年数も目安にして、適切なタイミングで交換するようにしましょう。使用方法に注意していれば、タイヤの寿命を大きく伸ばすことも可能なので、ぜひ心がけてみましょう。
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