補給食おすすめ10選！ロードバイクの持ち運びに便利で食べやすいのは？

体重60kgの人が20km/hでロードバイクを漕ぐと、一時間で500kcalを消費するといわれています。これは、お茶碗2杯分のご飯の熱量に相当します。つまり、一時間のライドをするにはお茶碗二杯分のご飯と同等のカロリーを摂取する必要があり、ライドの距離や速さ気候などに応じて適切に補給を行う必要があります。補給を怠ると、ガス欠状態となり事故や体調不良のリスクに繋がります。

ハンガーノックとは、運動中に極度の低血糖状態になることです。つまり、ガス欠の状態になり、思考や意識の低下、運動能力の低下といった症状があらわれます。ハンガーノックを防ぐためには、適切なタイミングに適切な量の補給を行う必要があります。いつ補給するのか、予め計画しておくことでハンガーノックの防止にもなります。

インスリンとは、血糖値を低下させて体内のバランスを保つための分泌物です。糖質の急激な摂取や、多量摂取によってインスリンが過剰に分泌されてしまい、急激に血糖値が下がってしまうことを「インスリンショック」と呼びます。ハンガーノック同様、適切なタイミングでの補給がインスリンショック防止に繋がります。なお、糖質の種類によってもハンガーノックのなりやすさは異なります。

梅丹本舗から発売されている「メイタン・サイクルチャージ」はサイクリストには定番の、ジェルタイプの補給食です。一包40gあたり112kcalあります。マジックカットを採用しているので、ロードバイクに乗ったままでも簡単に開封でき、手軽にエナジーチャージができます。ライド中はもちろん、ライド前の補給にもおすすめです。甘酸っぱい味は、好き嫌いがわかれるかもしれません。

Mag-onエナジージェルには、一包で120kcalあります。さらに、一包あたり50mgのマグネシウムを含有しており、エネルギーとミネラルを一度に補給できる便利なジェルです。コンパクトなパッケージなので、ロングライドの際にも邪魔になりません。フレーバーが多いので、お気に入りの味を見つけてみてください。

「JET GEL」は、ヴィクトリーラボが販売するゼリーです。運動後のリカバリーに主眼を置いたアイテムですが、運動中にも補給したいアミノ酸のBCAAを1000mg配合しています。ロングライドの終盤等、ここぞという粘りを発揮したいタイミングでチャージしましょう。かすかに薬のような独特の香りがあるため、味の好みにより好き嫌いが分かれます。

エネモチは、パラチノースというゆるやかに吸収される糖質を含んだジェルです。一包40gあたり149kcalあり、おにぎり一つ分にも迫るエネルギー量です。「ゆるやかに吸収される＝持続性がある」ということなので、ロングライドにも適した補給食です。縦長のパッケージは、ジャージのバックポケットに入れても取り出しやすい形状です。

TVコマーシャル等でもおなじみの「inゼリー」は一包180kcalあり、およそおにぎり一個分のエネルギー量です。コンパクトさ持ち運びやすさには欠けるものの、飲用後のおなかの充足感や、いつでもどこでも購入できるお手軽さがおすすめの理由です。

メダリストといえば、クエン酸顆粒のイメージが強いのではないでしょうか。このエナジージェルは、必要なエネルギーと疲労に効くクエン酸を同時にチャージできる優れものです。ロングライドの終盤のような疲労が気になるタイミングはもちろんのこと、動き始める30分前くらいから補給を始めると効率よく効果を得ることができます。

ハニースティンガーオーガニックジェルは、その名の通りはちみつ由来のジェルです。オーガニックの素材を使っているため、人気があります。一包で100kcalなので、摂取カロリーの計算がしやすい、という声もあります。賞味期限が比較的短いので、まとめ買いには注意しましょう。

アミノバイタルパーフェクトエネルギーは、エネルギー180kcalとアミノ酸5000mgの驚異的なゼリーです。ドラッグストアでの取り扱いもあり、いつでも購入しやすい点が魅力です。なお、スクリューキャップなので、サイクリング中の摂取は注意しましょう。

WASPスポーツピューレをおすすめする理由は、低GIという点です。炭水化物が糖質に分解される速さを表すGI値を低く設定しているため、持続性の高い補給食です。これまで紹介したゼリー・ジェルとは異なり、リンゴのピューレなので疲れた体にも飲みやすく作られています。

泳ぎ続けるマグロからヒントを得て作られたゼリーで、原材料にマグロコラーゲンを使っています。アミノ酸含有量は8353mgと、どんな製品よりも多く含まれています。アミノ酸を手っ取り早く補給したい時には欠かせないものでしょう。リカバリーを目的としたものですが、粘りを発揮したいときにも摂取してください。

今回は、手軽に摂取できるジェル・ゼリータイプのものを中心にご紹介しました。いつ、何を摂取するのか事前に予め計画しておくことや、自分の体質、好み、得意不得意などを把握することで、サイクリングがさらに楽しくなることでしょう。まずはあらゆる補給食を様々なシチュエーションで試してみてください。