トップチューブバッグとは
ロードバイク用のバッグというとサドルバッグやハンドルバッグなどがあり、愛用している人も多いでしょう。そして、トップチューブバッグも人気があります。トップチューブバッグとは、自転車のハンドルとサドルをつなぐフレーム部分であるトップチューブに取り付けるバッグです。
バッグで荷物の問題を解決
前カゴやリアキャリアなど、荷物を載せるパーツの備わっていないロードバイクの場合、貴重品やスマホを持ってライドする際はいろいろと面倒です。多くの人は荷物をサイクルジャージの後ろポケットに入れているのですが、それにも入れられる限度があります。
バッグがあると便利
バッグがあれば、ポケットに入りきらない荷物を入れられます。またパンク修理キットや工具などは、バッグに入れたままにしておけばライドの際にバッグをそのまま持って行けばいいので楽になります。そんな便利なバッグのひとつがトップチューブバッグです。
トップチューブバッグのメリット
サドルバッグやハンドルバッグと同様、貴重品やメンテナンス工具などを入れるのですが、それらより優れた点があります。それは、バッグの中身がすぐ出せるということです。
走りながらの出し入れが簡単
サドルバッグやハンドルバッグから中身を取り出そうとすると、いったん走行をやめて停止しなければなりません。しかし、トップチューブバッグなら走りながらそのままの姿勢で飲み物や補給食を手に取ることができるので、特にブルベなど時間をロスしたくないケースで非常に便利です。
予備バッテリーとの接続もOK
スマホをナビ代わりにハンドルに設置していたり、アクションカムで走行風景を撮影している人も少なくありませんが、スマホやカメラをトップチューブバッグに入れた予備のバッテリーとUSBケーブルでつなぐこともできるので、使用中に電池切れの心配もいりません。
トップチューブバッグの選び方
ロードバイクにおすすめのトップチューブバッグですが、種類が豊富で、いざ選ぶとなるとどれがいいのか迷ってしまうかもしれません。ここでは、トップチューブバッグを選ぶ際の注目ポイントを紹介しましょう。
ポイント①大きさ
大き過ぎるのも考えもの
大きなほうが物をたくさん入れられるので便利なように思うかもしれませんが、大き過ぎると走行バランスが悪くなったり、ペダリングで足にあたったり、ダンシングの際に邪魔になる可能性もあります。
少し小さめがおすすめ
選択の際には、少し小さめのサイズを選ぶことをおすすめします。大きいと、たくさん入るからと必ずしも必要のないものまで詰め込んでしまいがちです。特に横幅には注意しましょう。バッグに入れるアイテムは必要最小限に絞って、それらが入る大きさを選ぶのがいいでしょう。
ポイント②取り付け位置
トップチューブバッグの取り付け位置は、トップチューブの上部、または下部があります。どちらに取り付けるかによって、使い勝手が違うので注意しましょう。
上部取り付けタイプの特徴
上部取り付けタイプのメリットは、すぐに荷物が取り出せることやUSBケーブルでスマホやカメラと接続しやすい点と、また、ハンドル近くに取り付けるので、ペダリングやダンシングの邪魔になりにくい点が挙げられます。ただ、細めのトップチューブの場合は、取り付けたあとに不安定になるケースがあるかもしれません。
下部取り付けタイプの特徴
下部取り付けタイプは、重心が下がるので走行中に安定しやすい点がメリットです。一方、走っている最中に中のものを取り出しにくいことや、サイズによってはペダリングやダンシングの邪魔になるかもしれない点はデメリットとなり得ます。
ポイント③防水機能
バッグの中にスマホやバッテリーなど電子機器をいれるのであれば、防水機能は重要です。本体に防水素材を使用していても、ファスナーなどから浸水する恐れもあるので、その点もしっかりチェックしましょう。防水機能のない商品の中には、レインカバーが付属しているものもあります。
ポイント④固定方法
トップチューブへの固定方法も重要ポイントです。おすすめなのは、取り付けや取り外しの簡単な面ファスナータイプです。しっかり取り付けできる目安は最低3か所での固定なので、その点もチェックしましょう。
おすすめトップチューブバッグ5選
おすすめのトップチューブバッグを、上部取り付けタイプ、下部取り付けタイプ、そしてスマホケースタイプに分けて紹介していきましょう。
上部取り付けタイプ①ドイター エナジーバッグ
[ドイター] サイクル用アクセサリー エナジーバック ブラック
参考価格: 2,200円
ロードバイクのリュックとして「レースシリーズ」が人気の、ドイツのアウトドア用バックパックブランド「ドイター」のトップチューブバッグです。アウトドアアイテムの製造で培われた技術により、軽量で耐水性能が高く、質感もよいと多くの支持を集めています。
ペダリングの邪魔にならない
容量は0.5Lと多くはありませんが、スマホのほか必要最低限なものは入ります。何より、横幅が広くないのでペダリングの際に膝当たりがない点が高評価です。
上部取り付けタイプ②トピーク トップローダー
トピーク トップローダー
参考価格: 16,330円
サドルバッグが大人気の自転車アイテムメーカー「トピーク」のトップチューブバッグです。容量0.75Lのメインコンパーメントはパッドで保護されているので、中身がしっかりと守られます。
雨はレインカバーで対応
バッグの素材は耐久性や耐退色性が高く、169gと軽量です。防水性の素材ではないので、雨の際にはサイドに収納されたレインカバーで対応します。
上部取り付けタイプ③R250トップチューブケース
R250(アールニーゴーマル) トップチューブケース R25-L-TOPTUBECASE
参考価格: 3,035円
トップチューブバッグの中では最大級の長さ210×高さ100~55×幅55~40(mm)ながら、90gと非常に軽量です。膝が当たりにくいようにサドル側を細くするなど気を配っています。大きめのスマホも入りますが、幅にあまり余裕はないので斜めにいれるといった工夫が必要です。
クッション素材が荷物を守る
本体に反発力の高いクッション素材を仕込んであるので、型崩れがしにくく、内容物も保護されます。予備バッテリーを使用する際に便利なコードを通す穴もあります。
下部取り付けタイプ④ゼファール Zフレームパック
Zefal(ゼファール) バッグ Zフレームパック [Z FRAME PACK] フレーム取付型小物入れ 270×100×80mm 1.3L 7049
参考価格: 2,096円
1880年創業の老舗自転車アクセサリー会社「ゼファール」の、トップチューブ下側に取り付けるタイプです。サイズは270×100×80mmで容量は1.3Lとたくさんのものが入ります。
便利な機能がたくさん
本体横のファスナーで開閉するので、フレームに取り付けたままでも出し入れがしやすいです。また、逆サイドにメッシュポケットも備え付けてあります。上部に取っ手がついており、降車時の持ち運びに便利です。
スマホケースタイプ⑤ロックブロス トップチューブバッグ
ROCKBROS(ロックブロス)トップチューブバッグ 大容量 フレームバッグ 日除け 自転車 バッグ 軽量 スマホホルダー ナビホルダー 6.5インチスマホ対応 充電 ハンドルバッグ
参考価格: 2,299円
200×103×820(mm)の大容量ながらカーボンファイバー素材なので軽量です。本体上部の透明フィルムウィンドウ部分にスマホを収納して、ナビ代わりに使用できます。収納部分は柔らかいスポンジ素材なので、スマホを路面の衝撃から守ってくれます。
スマホも使いやすい
フィルムウィンドウは高感度タッチスクリーンなので、カバーの上からの操作も問題ありません。また、本体上部には遮光フードがついているので、フィルム部分が反射してスマホ画面が見にくくなるのを防いでくれます。
まとめ
トップチューブバッグは、ペダリングやダンシングの邪魔になりやすいと思って敬遠している人も少なくありませんが、小さめのものを選べばさほど問題はないでしょう。機能もさまざまで、一度使うとその使い勝手の良さから二度と手放せないという人もたくさんいますよ。
http://worldcycle.info/bag/r25-m-wpttubecase