クロスバイク用リアキャリア5選！荷物は荷台に取り付けて楽に走ろう！

手軽にスポーツ自転車の楽しむを味わえると人気のクロスバイクを、通勤や通学など日常の足として乗っている人もたくさんいます。しかし、基本的にスポーツバイクなので、装備関係は極力省かれ装着されていません。

クロスバイクは、ママチャリやシティサイクルには標準装備される鍵やライト、スタンドなどの大半を後付けで購入しなければなりません。荷物を載せるカゴといったものも同様ですし、荷台付きのモデルのクロスバイクはほとんどありません。したがってクロスバイクで荷物を運ぶ際には、メッセンジャーバッグを使ったりリュックを背負う人がたくさんいます。

しかし、クロスバイクでは荷物が多いときや突然の買い物で荷物ができたときなど、それらでは対応できずに困った経験を持つ人も少なくないでしょう。また、リュックで背負うと荷物の重みは体への負担になりますし、夏はバッグと体の間に汗をかいて不快です。そこでおすすめするのが、リアキャリアです。

クロスバイクにリアキャリアを装着しておけば、少々の荷物なら問題ありませんし、突然の買い物で荷物が増えても対応できます。体への負担も楽になり、汗の不快感からも解放されるでしょう。荷台付きはいろいろ便利なのです。

荷物を運ぶには、フロントキャリア(前の荷台）とリアキャリア（後ろの荷台）があります。どちらを選ぶかは状況次第ですが、クロスバイクにはリアキャリアのほうがおすすめです。フロントキャリアはフォークおよびハンドル部分に取り付けますが、この部分に重量がかかると前方が重くなり、ハンドル操作がやりづらくなってしまいます。

ママチャリやシティサイクルでも同様のことが起こりますが、ハンドル操作のクイックなクロスバイクのほうが影響を受けやすいといえます。特にストップ＆ゴーの多い街乗りには負担が増え、また人や車が飛び出てきたときの反応も遅れてしまうため、リアキャリアのほうが好ましいのです。

パニアバッグも取り付けられるので、ツーリングのお供にも最適です。ホイール径は26インチまでの対応ですが、別売のオプション金具で27インチや700Cサイズのホイールにも取り付けが可能となります。スチール製なので、少々の破損なら溶接で修理も可能です。

Ｖブレーキとディスクブレーキの両方に対応している稀なキャリアなのも、特徴のひとつです。サイズを調整することで、26～29インチ/700Ｃのフレームに対応します。別売のパニアバッグやリアバッグを購入すれば、着脱がより簡単になります。

本体自体の重量も660gと気になるほどの重さではありません。荷物を固定するゴムバンドも付属しています。リアライト取り付け用の穴もあるので、夜間の走行も安心です。ただし、シートポストのみで固定してあることや荷台が高い位置にあることなどから、ダンシングをすると結構振られるので要注意です。

素材は軽量・丈夫・耐食性に優れるアルミに加え、アルマイト塗装を採用しているので、より耐久性が高いのもメリットです。本体の後ろにはリフレクターが備わっているので、夜間の走行も安心です。

中空アルミ合金製なので620gと軽く、最大荷重も25kgと必要十分です。キャリア部分には天板がついているので、雨の日の泥除け代わりとしても便利です。また、テールライト用マウントが付属しているので、夜間に自転車に乗る機会のある人はテールライトを取り付ければ、安心して走れるでしょう。

リアキャリアに荷物を載せる際の一般的かつ手軽なのは、荷台にロープなどで直接固定する方法でしょう。荷台付きのママチャリなどでも、後ろの荷台にゴムロープを巻き付けているのをよく見かけます。ただし、荷物が大きくなると載せにくかったりバランスが悪くなりやすいので要注意です。

もうひとつの方法が、パニアバッグやサイドバッグを取り付けることです。リアキャリアにこれらのバッグを取り付けることで、ただ荷台にくくりつけるより多く荷物を運ぶことができますし、バランスも崩れにくくなります。クロスバイクで自転車旅をするときなどに、特におすすめです。

クロスバイクのリアキャリアの多くはシートステーのダボ穴を利用して取り付けますが、ダボ穴がなくても取り付けられるものもあります。ひとつはシートポストに取り付けるタイプですが、耐荷重が大きくないのであまり重い荷物は積めません。

もうひとつが、専用のアダプターを使用する方法です。ただ、荷物をたくさん積みたい、しっかり固定したいのなら、ダボ穴を利用するタイプがおすすめです。したがって、まず自分のバイクのシートステー部分にダボ穴があるかどうかの確認をしましょう。

キャリアに直接荷物を載せるなら、幅が広いほうがたくさんの荷物を積むことができるので、天板の幅の広いタイプがいいでしょう。一方、パニアバッグを使用する場合は、天板の幅が広ければ重心が左右に広がって乗車時のバランスが悪くなりがちです。バッグを使用するのかしないのかによっても、選ぶモデルは異なります。

タイヤサイズによっては装着できないモデルもあります。また、Vブレーキのみでディスクブレーキに対応していないものも少なくありません。通勤や通学であまり重い荷物は載せないなら、耐荷重制限が特別大きなものもあまり必要がないでしょう。耐荷重が大きくなるほどキャリア本体が重くなって、クロスバイクの軽快さが損なわれてしまいます。

クロスバイクに荷台をつけるのはカッコ悪いと思っている人も少なくありませんが、実用的に乗るならリアキャリアはおすすめです。それまで荷物を運ぶためにリュックを背負っていた人も、キャリアを取り付けたなら、その楽さから、きっともう二度とリュックを背負うことはしたくないと思いますよ。