ライドには欠かせないツールボトル
ツールボトルは、サイクリングやライドで必要な荷物を入れるペットボトルサイズのケースです。ロードバイクのトラブルに対応する工具類や、細々した手荷物を筒状のケースに収納してボトルケージと呼ばれるロードバイクのドリンクホルダーに入れておきます。ロードバイクでは不測の事態に自力で対処しなければならない局面が多く、ツールボトルは安心して走るための必須のアイテムといえます。
ツールボトルには何を入れる?
サイクリストがツールボトルに入れるものはさまざまです。走る距離や目的、タイヤの種類などによって持っていくものは違ってきますが、ほとんどの人はパンク対策の道具や工具一式を最低限入れていきます。その他には細いワイヤーロックの鍵や、補給食のジェルなどを入れる人もいます。
これだけは必要!ツールボトルに入れる主な荷物
携帯工具:アーレンキーやチェーンツールなどの工具がコンパクトにまとまっています。
- タイヤレバー:パンクの際、タイヤを外すのに使います。最低2本は必要です。
- スペアチューブ:クリンチャータイヤではパンクしたら交換します。
- パンク修理キット:チューブがない、または使ってしまったらあると便利です。
- 空気入れ:CO2ボンベが便利ですが、使い切った時のために小型ポンプもあると安心です。
ボトル型ケースが人気な理由
現在自転車用のバッグやリュックも大小いろいろな商品が発売されています。それでもボトル型のツールケースはいまだ多くのロードバイク乗りが愛用する必需品の一つです。彼らがバッグではなくツールボトルを使うのはなぜなのでしょうか。
ボトル型の理由①少ない荷物ですっきりおしゃれに
主な理由としては「余計な荷物を持ちたくない」という意見です。軽さやコンパクトさを重要視するロードバイク乗りにとっては、リュックや大きいサドルバッグは荷物になるうえに見た目にもおしゃれではありません。ホルダー収納型のツールボトルはロードバイクの美観をできるだけ損なわずに必要な道具を収納できるため、多くのライダーがツールボトルを選択します。
ボトル型の理由②バッグにはない走行安定性
サドルバッグやフレームバッグはたくさん荷物を入れるのには便利ですが、フレームに装着する所はどうしても重心の高いサドル下やトップチューブなどに限られてしまいます。そのため走行中の揺れや重さがストレスになることも少なくありません。これはリュックも同様です。その点ボトルケージは重心も低く固定されているので走行も安定し、気兼ねなく走りに集中することができます。
ボトル型の理由③取り出しやすいアクセスのよさ
工具や小物が必要な時に素早く手が届くのもツールボトルの利点です。わざわざリュックを下ろさなくてもボトルホルダーに手を伸ばせばすぐに取り出せます。必要な小物を効率よくペットボトルサイズにまとめておけば、大きいサドルバッグの中を奥まで探る必要もありません。
ツールボトルおすすめ9選
ツールボトルは各メーカーから非常に多くの製品が発売されています。その中から多くのライダーに人気の高い定番商品を中心とした9つのおすすめツールボトルを紹介していきましょう。
ELITE Super Byasi ストレージボトル
プロ御用達のブランドだけに、高級感のあるおしゃれなデザインが魅力です。ハードタイプのスクリューキャップ式ですが本体はやや柔らかめで、内側のカップで分割収納ができる2段構造になっています。1段で使えばウィンドブレーカーも入れられる大容量さにも定評があります。
- 容量:上段130ml/下段740ml(上段を付けた際の下段670ml)
- ハードタイプ
- スクリューキャップ型
TOPEAK ケージパック XL
容量900mlはトップクラス。従来品より長くなって携帯ポンプも楽々入れることができます。また着脱可能なオーガナイザーが付属し、バラけやすい小物も整然と収まります。よりたくさんの荷物を持ち運びたいという方にはおすすめのモデルです。
- 容量:900ml
- 素材:ソフトタイプ
- 開口部:フルオープン型
R250 ツールケース スリムスーパーロングタイプ
R250 ツールケース スリムスーパーロングタイプ
参考価格: 2,300円
全商品最長クラスの260mmを誇り、長さ250mmまでの携帯ポンプが収納可能。おしゃれなカーボン模様はどんなバイクにもフィットします。メッシュポケットによる仕切りがついて内部を3分割する仕切りも採用されて小物の収納も簡単です。走行中のカタカタ音を解消するジッパーホルダーを採用するなど細かな配慮も忘れません。
- 素材:ソフトタイプ
- 開口部:フルオープン型
LEZYNE フローキャディ WITH ORGANIZER
レザインの製品はクールなデザインで人気です。大きなブランドロゴがおしゃれなスクリュー式のツールボトルは、小型ながら700mlの容量を誇ります。軽量で防水性に優れているだけではなく、ケース内で小物や工具類を整理しやすいオーガナイザーもついています。
- 容量:700ml
- 素材:ハードタイプ
- 開口部:スクリューキャップ型
Zefal ツールケース Z BOX L
Zefal ツールケース Z BOX L
参考価格: 1,592円
長さ25㎝を誇るスクリューキャップ式の大容量ボトルです。取り外し可能な中間ケースにより2種類のサイズで使えます。中の仕切りを外せば大きな荷物も収納でき、3タイプの使い分けができる優れもの。マットブラックとおしゃれなロゴで、バイクの種類を選びません。プラスチック製のハードタイプなので防水性も万全です。
- 容量:最大800ml
- 素材:ハードタイプ
- 開口部:スクリューキャップ型
PRO カプセルコンビパック
このコンビパックは携帯工具からミニポンプまでを一通り揃えたセットになっており、ロードバイクのツールを初めて買う入門者には嬉しい製品です。PROはトッププロでも使われるシマノのハイブランドなので、工具類も信頼の品質です。
- 容量:500ml
- 素材:ソフトタイプ
- 開口部:フルオープン型
Vittoria ツールボトル プレミアムジップツールケース
高品質なタイヤで人気のブランド、ヴィットリアのツールボトルです。ブランドロゴとジッパー部のイタリアンカラーがおしゃれですが、必要な工具や携帯ツールを収納するための基本性能もしっかりしています。ほどよい硬さのセミハードタイプで80gと軽量さも見逃せません。
- 素材:ハードタイプ
- 開口部:フルオープン型
BBB BTL-18
耐久性と防水に優れたハードタイプのツールケース。中で音が鳴らないためのゴムバンドや、裏ぶたの小物収納スペースなど独自の機能が特色です。SとLの2サイズ展開で、ボトルケージにすっきり収まるペットボトルサイズのデザインながら、Lサイズは630mlという十分な容量を備えています。1000円を切る低価格さも人気の理由です。
- 容量:Sサイズ450ml/Lサイズ630ml
- 素材:ハードタイプ
- 開口部:スクリューキャップ型
フィドロック TWIST toolbox+bike base
こちらは最近発表された新製品で、ツールケースとホルダーをマグネットで脱着するという新しいタイプの製品です。磁石の強い固定力とひねるだけで簡単に外せる便利さに加え、ボトルケージのホールド部分がないので自転車のフレームサイズが小さくても取り付けられます。ゴムバンド付きの仕切りや防水加工、550mlの容量など、ツールケースとしての基本性能もおろそかにはしていません。
- 容量:550ml
- 素材:ソフトタイプ
- 開口部:フルオープン型