ルートラボとは
ルートラボとは、自転車専用アプリで、Yahoo!(ヤフー)の地図サービスのひとつです。一般的なナビアプリと同様、出発点と到着点を設定すれば移動の所要時間を簡単に知ることができます。しかし、多くのサイクリストに親しまれてきた理由は、サイクリングのルートの作成やルートの検索、アプリ内で公開されている他の人が走ったルートを見ることができる機能なども挙げられます。
ルートラボは2020年3月で終了
しかし、約10年間もの長きに亘り多くのサイクリストに親しまれてきたルートラボは、2020年3月31日を以って終了します。これ以上事業として継続するのが難しいというのが、サービス終了の理由だそうです。非常に名残惜しいのですが、そうなるとルートラボの代替サービスを探さなければなりません。
ルートラボの代わりとなるサービス5選
ルートラボの代わりとなるサービスを提供するアプリをいくつか紹介しましょう。これらのサービスは、ルートラボと同等の機能に加え、さらに使いやすいように工夫されているものもあるので、十分ルートラボの代替として役に立つでしょう。
ルートラボの代替①STRAVA(ストラバ)
ロードバイクライダー御用達のアプリともされるほど、日本だけでなく海外ともに多くのユーザーが存在するのがSTRAVA(ストラバ)です。STRAVAは、簡単にいうと自転車の走行距離の記録を残してくれるアプリです。走ったルートや走行時間・距離・獲得標高の記録のほか、消費カロリーや平均パワーなども表示してくれます。
SNS機能が支持されている
それ以外に、STRAVAが多くの人に利用されている大きな理由として、SNS機能が挙げられます。他の人の走りをSNSを介してコメントやフォローをしたり、ユーザー内で設定した区間における自分の走行記録のランキングが表示されるなど、ユーザー同士のつながりが持てる点が大いに支持されています。
ルートビルダーでルート作成
ルートラボの最大のメリットは、ルート作成ができるという点ですが、STRAVAにもルート作成機能として「ルートビルダー」があります。しかし、STRAVAのアプリから作成は不可なので、PCやスマホのブラウザからSTRAVAにログインして使用しなければなりません。これまでルートラボを使っていた人でも、そのデーターをSTRAVAに移動させることが可能です。
ルートラボの代替②RouteHub (ルートハブ)
サイトのトップページに「UPGRADE ルートラボ」とあるのが目を引きます。「ルートラボに+αで追加したい機能をみんなでサクサク追加していくアプリだよ」と書かれているように、ルートラボのルート作成機能を高めたサービスのようです。
嬉しい機能が付属
標高がカラーのグラデーションで表示されるので、上りがどのあたりから始まるのか、標高のピークはどのあたりかなどが、視覚で一目瞭然に判断できるのは嬉しい機能といえます。ルートラボからのデータの取り込みも簡単です。
これからに期待
サイト公開が2019年6月というまだβ版の新しいサービスで、現時点ではルート検索のみでルート作成や編集機能は使えませんが、今後どんどん改良アップデートを重ねていくようです。ルート作成やルート検索だけに使いたいというのであれば、ルートラボの代替として十分使えるのではないでしょうか。
ルートラボの代替③Ride with GPS(ライド ウィズ GPS)
ルートラボと同様、ルート作成機能に優れているのが、Ride with GPSです。標準マップがグーグルマップなので、登録されている施設や口コミ、またストリートビューなどの情報が得られるなどの点は、ルート作成や他の人の作成したルートを参照する際に、むしろルートラボより便利かもしれません。
機能はルートラボより上かも
グーグル以外の地図や衛星写真に切り替えて使用することもできるので、地形が確認しやすいことやストリートビューが使える点も活用範囲が広がります。距離や所要時間、獲得標高の算出など、機能全体においてルートラボより優れているといっていいでしょう。
ネックは日本語化されていない点
ルートラボのデーターも保存できますが、問題はサイトが「日本語化」されておらず英語で表記されている点です。とはいえ、標準マップにグーグルマップを使っているので、地図上の表記は日本語ですし、使っているうちに慣れてくれば、何となく使いこなせるようになるでしょう。
続いて、ルートラボの代替④GARMIN CONNECT(ガーミンコネクト)