ルートラボとは?サービスの概要や使い方を解説!2020年3月で終了?

ルートラボとは?サービスの概要や使い方を解説!2020年3月で終了?

ルートを検索したり作成したりできるWebサービス「ルートラボ」は、多くの自転車乗りに支持されてきました。本記事ではこのサービスの使い方をご紹介します。ただ、ルートラボは2020年3月にサービスを停止しますので、その代替サービスの候補もご案内しましょう。

記事の目次

  1. 1.ルートラボとは?
  2. 2.ルートラボの機能一覧
  3. 3.ルートラボの使い方
  4. 4.ルートラボ終了と代替サービス
  5. 5.まとめ

ルートラボとは?

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

ルートラボとは、自転車のルートを検索したり作成したりできるWebサービスです。以前であれば紙の地図と、にらめっこしたり、情報誌などを集めたりして情報収集も大変でしたが、インターネットの発達によりそれらの作業が効率的にできるようになりました。そうしたWebサービスの中でも、使いやすく人気なのが「ルートラボ」です。

ルートラボの出自

「ルートラボ」は、ヤフーが行っている実験的プロジェクト「LatLogLab」が、手がけているサービスのひとつです。もともとアルプス社のプロジェクトでしたが、同社がYahoo! Japan傘下に入ることによって、「ルートラボ」という名称でサービスが行われてきました。ここでは、自転車乗りにとって便利なツール=ルートラボの使い方を解説していきます。

ルートラボの機能と使い方

Photo byFree-Photos

ルートラボを使う場合、公開ルートを検索するだけであれば単に使うだけでいいのですが、自分でルートを作成しそれを保存して管理するということであれば、まずヤフーのIDを取得する必要があります。

Javascripのインストールが必要な場合もある

ルートラボは、以前は「Silverlight」というプラグインをインストールしている必要がありましたが、このプラグインを提供していたマイクロソフト社が、その最新版を2021年10月12日にサポートを終了します。そのためヤフーは、以前からのユーザーのためにSilverlightモードを残すとともに、メインの動作はJavascriptというプラグインで行うようにしました。これからのユーザーのブラウザにはJavascriptがインストールされている必要があります。

ルートラボの機能一覧

この実験的プロジェクトには、自転車好きのスタッフが関わっていることから、自転車乗りがほしい情報をかゆい手が届くような形で提供しています。機能としては次のようなものがあげられます。

  • ルートの作成において、道路上をクリックしていくだけでルートが描かれる
  • 出発点からゴールまでの距離、その間の最大標高差、平均斜度、獲得標高などの情報が提供される
  • 斜度やアップダウンの状態が、標高グラフによって視覚的に表示される
  • iPhoneやスマートフォン(以下、スマホ)のアプリやサイクルコンピューター(以下、サイコン)にルートデータを転送してナビゲーション機能を使うことができる
  • 逆にスマホやサイコンに記録されたGPSデータをインポートしてルートの編集ができる
  • 「おすすめルート」で公開ルートを検索できる
  • 仲間とルートの共有ができる
  • 利用者が管理・運営するブログにルートを貼り付けることができる

ルートラボの使い方

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

ルートを考えるツールとして多くの機能を備えたルートラボですが、ここでは、その中でも中心的な機能である、「公開ルートの検索」「ルートの作成」「ルートラボと他デバイス/アプリとのデータ交換」の3つの機能に絞って使い方を紹介します。

機能①公開ルートの検索

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

「ルートラボ」のトップページは、一番上に「ルートを見る」「ルートを描く」「地図から検索」のボタンがあり、その下には「おすすめルート」があり、はじめて訪れる人にもわかりやすい表示になっています。

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

一番上の「ルートを見る」のボタンをクリックすると、多くの「ルートラボ」ユーザーが公開したおすすめルートが並んでおり、自分の住んでいる地域や興味のあるルートを検索できます。

機能②ルートの作成

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

自分で新規にルートを作ることもできます。その場合、事前にYahoo! Japan IDを使ってログインしておいてください。

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/create

「ルートを描く」をクリックしてみてください。すると地図が出てきますので、そこに自分が行きたい道路上の任意の地点をクリックするだけで、ルートが描かれていきます。右上にアイコンがありますが、左から「道ピタモード」「直線モード」「有料道路優先」「1つ戻る」「ルートをクリア」「データをインポート」の名前がついています。

道ピタモードと直線モード

「道ピタモード」は道路上をクリックしていくだけで、自動的にルートが描かれていきます。優れたツール「直線モード」はカーブが細かすぎるルートの場合に有効なツールです。もし、有料道路を優先的に通りたいときには「有料道路優先」ボタンを使いましょう。

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/create

任意の道路上をクリック(タップ)すると「START」のアイコンが現れます。そこから要所要所で、クリック(タップ)していくと「GOAL」のアイコンが、次々に移動してルートになっていきます。地図の下には、標高と距離が表示されてい行きます。これを見ることによって、自分が行ってみたいルートかどうかが判断できます。気に入ったら「ルートを保存」しましょう。

ルートラボと他デバイス/アプリとのデータ交換

出典:https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/create

「ルートラボ」は、作成した(検索した)ルートをプリントアウトして持って行くことも可能です。さらに、データをサイコンやスマホ(iPhoneを含む)のアプリにエクスポートして、それらのデバイスをナビにすることもできます。地図の左の方にある「エクスポート」ボタンをクリック(タップ)して、データをそれらのデバイスに保存してください。

仲間とのシェアも可能

サイコンやスマホで記録したデータをルートラボにインポートして、仲間でシェアするというようなこともできます。

続いて、ルートラボ終了と代替サービスの紹介!

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ルートラボ終了と代替サービス

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