リムテープはどう選ぶか?
リムテープの適正サイズの選び方は、リムやタイヤの規格をチェックして、そのサイズを知っておく必要があります。タイヤやリムの横に数字がありますが、初心者の方には、自分で選び方やサイズの測り方もわからないとう方もいるかと思います。ここでは、サイズの選び方の手順とリムの測り方を説明していきます。
リムテープのサイズの選び方を間違うと、細すぎるとずれることもありますし、太すぎるとチューブをかみ込むなど、パンクなどにつながりますので、正しい選び方を知っておくと安心です。
リムテープの選び方①ETRTO規格を確認
タイヤとリムにはETRTO(エトルト)という欧州の技術規格があります。リムテープの選び方としては、このETRTO規格がリムに表示されているので参考にしてください。具体的には、622×15Cなど表示があります。これはビード座の直径が62mm、リム幅(内幅)が15mmいう意味です。リム幅からテープの幅が15mmは必要だということがわかります。ただ、これがそのままリム溝の幅ではないので注意してください。なお、タイヤサイズには700×23Cなどの表示がありますが、これはタイヤの直径とタイヤ幅のことです。
リムテープの選び方②リム幅の見方
リムは溝のようになっていて、実際にリムテープをはめる部分の幅はわかりにくいです。リム溝はリム幅よりも少し大きめになります。適正なサイズはもともとついていたリムテープの幅を参考にするのが無難です。ただ、もともとついていたリムテープがずれるような状態の場合は、適正とは言えませんので、もう少し幅があるリムテープにしたほうが無難です。
リムテープの選び方③商品のテープ幅を確認
リムテープを交換したいリムのサイズを把握したところで、実際に付けたいリムテープの幅を確認します。例えば、シュワルベのリムテープには、サイズ表がついていますので参考にするとよいです。主なサイズはロードバイクだと700Cのタイヤでリムテープの適正サイズはほぼ16~18mm幅です。ワイドリムの場合は、幅が広いので注意してください。MTBもサイズがいろいろとあるのでよく確認してください。
リムテープの選び方④空気圧も確認
選び方の最後に、リムテープの対応できるタイヤの空気圧もチェックしておきましょう。タイヤの適正な空気圧は、タイヤ横に表示されています。ロードの場合には、タイヤ幅や体重にもよりますが、6~8barくらいで使われている方が多いのではないでしょうか?シュワルベのリムテープは7barや10barがMAXとなっています。この規格以上に空気を入れると、タイヤがバーストする可能性がありますので注意してください。
リムテープの選び方⑤テープタイプも一手
SCHWALBE(シュワルベ) HIGH-PRESSURE-CLOTH RIM TAPE(ハイレシャークロス リムテープ) [ホイール] [リムテープ]
参考価格: 3,350円
リムテープにはテープ式のものもあり、バンド式とは違い、ホイールの径を気にせず使えます。また、交換に力がいりません。さらに、複数回分のメーター分が巻かれているものが多いので、トータル的なコストは安くなる場合が多いです。ただ、テープ式は粘着物がホイールに残りますので、異物が付いたり、凹凸ができ、トラブルの原因になる可能性がありますので、きれいにしてから張り替えましょう。
リムの測り方
適正なリム幅の測り方は、ノギスでリム幅を測るのが正確です。ただ、このためにノギスを買うのももったいないので、紙を適当な幅に切って、リムに当ててみるのが簡単な測り方です。またこれまで使用していた古いリムテープを測ることでも適正サイズはわかります。
次のページでは、リムテープの交換手順をくわしく解説します。
出展:筆者撮影