スラムのコンポーネントの特徴とグレード
MTBコンポがはじまり スラム
もともとはMTBコンポ製造のメーカーでロードバイクコンポのシェアは他の2社と比べるとまだまだ低いのですが、軽量なモデルの開発やすべてのモデルに油圧ディスクブレーキの搭載、業界初のワイヤレス変速システムのリリースなどさまざまな独自アイデアで注目を集めているブランドです。グレード順は「レッド」「フォース」「ライバル」「エイペックス」です。
レッド(RED)の特徴
レッドはスラムの最上級コンポで、リア11速の機械式とリア12速の電動式eTAPの2つのラインナップがあります。鋼鉄の塊から削り出されて作られるカセットスプロケットは軽量かつ高剛性です。互換性があえば別のグレードと組み合わせられるだけでなく、パーツによってはシマノ製品と組み合わすことも可能です。
フォース(FORCE)の特徴
スラムのセカンドグレードながら、機械式でリア11速、電動式でリア12速のeTAPがラインナップされています。レッドが発表されるまではフラッグシップモデルだっただけあり、性能やデザインの高級感などが非常に優れていますし、パーツ素材にカーボンやアルミを使用し軽量に仕上げています。
ライバル(RIVAL)の特徴
スラムのミドルグレードコンポーネントです。ミドルグレードということでシマノの105と比較されることも多いのですが、105がリア11速なのに対してライバルはフロント2速、リア10速と性能を抑えていることもあり105のほうが圧倒的にシェアが大きいですが重量はライバルのほうが軽く、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
エイペックス(APEX)の特徴
10速のエントリーモデルとはいえ、スラム独特のダブルタップレバーを採用しているため、優れた操作感を味わえます。スポーツライドからヒルクライム、ロングライド、さらにはシクロクロスなど幅広く対応してくれるので、一度スラムのコンポーネントを使ってみたいという人にもおすすめです。
メーカーの特徴を理解して選ぼう
ロードバイクの完成車の多くは、シマノのコンポーネントを採用しているので、カンパニョーロやスラムの製品に出会うことは少ないでしょう。しかし、新たなコンポーネントを乗せ換える際やフレームから組み上げる際にはシマノ以外の製品という選択肢も出てくるかもしれませんし、人とは違ったコンポに乗りたいという人にもおすすめです。それぞれの特徴を理解して、自分の目的に合ったメーカーのコンポーネントを選んでください。
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http://www.intermax.co.jp/products/sram/red22.html