ルックのロードバイクおすすめモデル③
おすすめモデル③ 785 HUEZ 105
ルックのロードバイクが優れているのはわかっているけれども、フレームだけで50万円やそれ以上は手が届かない、もう少し安いモデルはないの?という人も少なくないでしょう。そんな人向けに完成車があります。ここで紹介するのは、コンポーネントにシマノの105をフル採用したモデルで、そのモデル名も「785 HUEZ 105」です。
105コンポを採用した完成車
785 HUEZシリーズには他に、コンポーネントにシマノのULTEGRAを採用したモデルと、ULTEGRAモデルのブレーキがリムからディスクに変更されたディスクブレーキモデルもあります。105モデルとULTEGRAモデルの違いはコンポーネントとホイールくらいで、あとの基本的なスペックは共通です。
のちのちのグレードアップにも対応可
このモデルでの価格の差は、ディスクブレーキかリムブレーキか、コンポがULTEGRAか105か、といった点です。ルックのカーボンを味わってみたいけれども予算が…といった人なら、105モデルがおすすめでしょう。基本設計が上級モデルと同じでフル105なら、あとで予算ができたときにコンポのグレードアップをすれば上級モデルのスペックを手に入れることも可能ですからね。
785 HUEZ 105 のインプレ
一般ユーザーにはこれがおすすめ
HUEZ RSほどの剛性感や加速性能はありませんが、これはRSが高いレベルにあり過ぎることが理由です。この105モデルは非常に扱いやすく、価格以上のポテンシャルを見せてくれると好評です。むしろ一般ユーザーが乗るのであれば、加速やコーナリング、挙動などにおいて高次元でオールラウンドよりな性質を持つ105のほうがおすすめかも…といった意見も見られました。
785 HUEZ 105 のスペック
- カーボンフレーム完成車
- フレームサイズ XS、S、M、L、XL
- フレーム+フォーク重量(リムブレーキ仕様) 1,340g(Sサイズ)
- 価格 340,000円(税抜)
ルックのロードバイクおすすめモデル④
おすすめモデル④ 765 OPTIMUM ULTEGRA MIX
765 OPTIMUMは、コンフォート・エンデュランスバイクです。フレームはルックの高性能カーボンですが、フロントフォークと左右非対称チェーンステーの中間にカーボンより衝撃吸収性に優れる素材を使用しています。これにより、剛性を損なわず衝撃吸収性能がアップし、ロングライドの快適性を向上させています。
コンポの違いによる3種類
765モデルには、コンポーネントの違いにより3つの種類があります。ひとつがシマノのフルULTEGRA、もうひとつはULTEGRAのミックス、そして105のミックスです。コンポーネント以外の基本的なスペックは、ホイール以外どれも同じなので、予算に応じて決めるといいでしょう。
ULTEGRA ミックスがおすすめ
予算は気にしないという人なら、もちろんフルULTEGRAモデルでいいのですが、そうでなければ、おすすめはULTEGRA ミックスモデルですね。ULTEGRA ミックスより105ミックスのほうが20,000円安いのですが、購入後にグレードアップするとなると、その金額内では収まらないからです。
765 OPTIMUM ULTEGRA MIX のインプレ
ロングライドに最適
インプレでは、ロングライドに最適なポジションが得られるジオメトリーが好評です。カーボンより衝撃吸収性の高い素材を使用したフロントフォークとチェーンステーにより、路面からの振動が穏やかなのも高評価です。ハンドリングが安定志向なのはメリットだが、コーナーを攻めるときに不安定さを感じたという意見もありますが、エンデュランスロードという点を考えれば仕方ないでしょう。
ルックに乗りたいエントリーユーザー向け
ロードバイクとしての基本性能は持ち合わせているからレースで使えないことはないが、ロングライドで快適・安心にライドできる1台で、とにかくルックのロードバイクに乗ってみたいというエントリーユーザーにおすすめという意見も多く見られました。
765 OPTIMUM ULTEGRA MIX のスペック
- カーボンフレーム完成車
- フレームサイズ XS、S、M、L、XL
- フレーム+フォーク重量 1,450g(Sサイズ)
- 価格 310,000円(税抜)
ルック豆知識
モデル名につく3桁の数字の謎
ルックのバイクのモデル名には、3桁の数字がついており、これには法則があります。もともとはバイクのカテゴリーやフレームの素材と構造といったものを表していましたが、今ではそのルールが刷新されています。
100の位はバイクのカテゴリー
まず、100の位はバイクのカテゴリーで、7はロードバイク、8がトラック、9がMTBとなっています。数字の代わりにアルファベットがついているのはトラック競技モデルで、たとえば、Lならロンドン、Rはリオデジャネイロといったように、夏季オリンピックの開催都市の頭文字となっています。
下2桁はバイクのキャラクター
下二けたは、バイクのキャラクターを表します。65はエンデュランス、75はトラック、85が軽量クライミング、95がエアロロード、96がトラックやTTといった具合です。そして、そのあとに「RS」とあれば「特別仕様レーシングモデル ”RACING SPORT”」を意味します。
数字でコンセプトがわかる
たとえば「785 HUEZ 105」であれば、105コンポーネントを採用したHUEZというモデル名の、軽量クライミングロードバイクであるというわけです。こういうことを知っておくと、バイクのモデル名につく数字を見るだけで、そのバイクのコンセプトがすぐにわかりますよ。
まとめ
ルックのロードバイクは、金額的や世間がブランドに持つイメージ、また、多くがフレームのみで完成車の選択肢が少ないという点など、初めてロードバイクに乗る人には若干ハードルが高いかもしれません。しかし、高性能なカーボンフレームのバイクに乗りたいというこだわりのある人、予算に余裕のある人なら、ルックは選択肢として上位に挙げることもおすすめします。
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