ロードバイクを処分したい!
自転車が人気
健康やエコロジー、環境のことを考えて、自転車を利用している人はたくさんいます。その中には、スピードやスタイルに魅了されてロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクを購入した人も少なくないはずです。また、人気マンガに影響されてロードバイクを買ったという人もいるでしょう。
ロードバイクを手放したい人もいる
一方、持っているロードバイクを手放したいという人もいるのではないでしょうか。手放したい理由はさまざまで、単に乗らなくなったからという人もいれば、環境が変わって乗る必要がなくなった、保管場所がなくなったからといった場合もあるでしょう。
ロードバイクは売却しよう
高いお金を出して買ったのですから大型ごみに出すのではもったいないですし、せっかくの愛車なので、売却することをおすすめします。とはいえ、単にリサイクルショップに引き取ってもらったのでは二束三文にしかなりません。どうせなら、なるべく高価で売却したいものですよね。
ロードバイクを売却する方法
ロードバイクを売却しようと思っても「どこに売ればいいの?」「どうやって売ればいいの?」という人もいるかもしれません。ここではロードバイクのおもな売却方法を紹介しましょう。
①ネットオークションやフリマアプリで売却する
オークションやアプリのメリット
不特定多数の人を対象に広く購入者を募ることができるのが、インターネットオークションやフリマアプリのメリットです。業者を通さずに出品から相手とのやり取り、発送などすべての作業を個人で行うため手数料などがかからないので売れた金額すべてが手に入るのもメリットです。また、人気モデルならオークションで思わぬ高値で売れる可能性もあるでしょう。
オークションやアプリのデメリット
ただし事務的処理や相手とのやり取りが面倒ですし、梱包や発送も手間が掛かります。また、金銭トラブルなどのリスクもあり得ます。希望した売却価格で売れるとは限らないだけでなく、買い手が現れるかどうかさえ分からない点もデメリットに挙げられるでしょう。
②行きつけや街の自転車屋で買取してもらう
ロードバイクを買った店や近所のサイクルショップで買い取ってもらう方法もあります。自転車を持ち込むだけなので面倒な手間が省けることやすぐに現金が手に入るのはメリットですが、買取を行っていない店も少なくありません。また、店によって買取金額はまちまちというケースも多くあります。
③委託販売を利用する
ロードバイクを店に持ち込んで委託して売るという方法です。委託された店は、店舗やネットオークションに出品するなどの方法で販売してくれます。これも手間は省けますが、売れるまで時間がかかるかもしれませんし売れ残る可能性もないとはいえません。売れても高い手数料を請求されたり、売れ残った場合にキャンセルしたらキャンセル料を請求されるといったケースもあります。
④買取専門業者を利用する
買取サービスが人気
近年人気が高まり利用者が増えているのが、ロードバイク専門の買取サービスを提供する業者を利用する方法です。買取サービス業者はインターネット上にたくさんあり、人気のブランドやモデルの買取相場価格をサイトに明示しているケースも多く、事前に自分のバイクがどの程度で売れるかが把握しやすいです。
「店頭」「出張」「宅配」サービスがあり
また、店舗に持って行って買取してもらう「店頭買取」や業者から自宅にスタッフが来て査定や見積もり、引き取りまでしてくれる「出張買取」、自転車を買取店舗に送る「宅配買取」といった3つのシステムがあるので、自分の都合のよい方法で売却できるのもメリットです。よほどボロボロで「ジャンク」なロードバイクでない限り、買取してもらえるはずです。
おすすめは「買取専門業者」
どれも一長一短がありますが、最もおすすめなのは専門買取サービス業者を利用することです。ただ、業者の数は多く、中にはあまり対応がよくなかったり信頼できないところもあるので注意が必要です。信頼できるかどうかは、買取の際の対応である程度判断できるでしょう。また、事前に比較サイトなどの口コミで評判のよい業者をチェックして選ぶのもアリです。
高価買取のためのコツやポイント
ロードバイクを売却する方法はいくつかあるので、自分に合ったものを選べばOKです。しかし、どんな方法を選んだとしてもなるべく高価買取してもらいたいものですよね。ちょっとしたことに注意するだけで高価買取につながる場合もあるので、そのポイントやコツを紹介しましょう。
①きれいにクリーニングする
査定の基準は4つ
ロードバイクの査定の基本は、「キズ」「摩耗」「付属品の有無」「汚れ」の4点が主なポイントです。このうち、キズや摩耗、付属品の有無については売却しようとした際にはすでに手の施しようはありませんが、汚れだけはなんとかできます。
見た目だけでもきれいに
きれいにクリーニングしてあるバイクは「きっと丁寧に扱っていたのだろう」とよい印象を与える効果もあるでしょう。もちろん普段からしっかりメンテナンスしてきれいな状態を保っているのが好ましいのですが、せめて買取査定に出す際にはしっかりクリーニングしておくことが高額査定につながるコツです。
②買取相場価格を知る
自分のバイクの相場を知ろう
自分のロードバイクは、中古車市場価格でいくらくらいが相場なのかをチェックしておきましょう。相場の価格がわからなければ、業者が買取金額を提示しても果たして妥当なのかどうかの判断ができません。人気のブランドやモデルなら、相場より高く売れることもあり得ます。
事前のチェックがおすすめ
また、古くてもヴィンテージモデルとして人気があるケースもあります。メーカーやブランド、コンポーネントレベル、年式くらいの情報をもとに、インターネットででも相場価格をチェックしておきましょう。
③売るタイミングを見極める
「春」は需要が増える
ロードバイクを売る時期も大きなポイントとなります。相対的にロードバイクの需要が高まるのは「春」、新年度が始まり季節がよくなって自転車で走りやすくなり需要が増えるので、業者はたくさんの在庫を持ちたいために普段より高めの金額で買取してくれる傾向が見られます。したがって、2月下旬から3月にかけて売却するのもコツです。
ニューモデル発表前もおすすめ
また、ニューモデルが出る前に売るのもコツです。自分のロードバイクの新しいモデルが出てから売却すると、買取価格は下がりがちです。メーカーやブランドによって異なりますが、だいたい9月ごろに新しいモデルの発表時期、10~11月ごろに販売開始というところが多いので、こまめに情報をチェックしておきましょう。
④パーツが揃っている
ロードバイクの場合、いろいろとパーツを交換するなど、カスタムしているケースも少なくありませんが、オリジナルでない状態は減額査定の対象となるので、できるだけ購入時の状態に戻すようにしましょう。自分で戻すことができない場合でも、標準装備のパーツが揃っていれば査定の減額は抑えられます。
⑤パーツは別々に売る
ロードバイク本体だけでなく、ホイールやコンポーネントなどのパーツ類だけでも買取してしてくれる業者もあります。売却したいパーツがあるなら、本体と併せて買取してくれる業者を探すのもコツのひとつです。また、パーツだけならネットオークションやフリマアプリのほうが売りやすい、または高値が付きやすいケースもあるので、そちらに出品するのもいいでしょう。
⑥下取りを利用する
新しいロードバイクに乗り換えるために今まで乗っていたものを処分したいのであれば、お店に下取りしてもらいましょう。単純に売りに出すより下取りのほうが多少であれ高価で買取してもらえる可能性があるので、交渉してみるのもコツのひとつです。
⑦見積もりは複数の業者で
同じロードバイクでも買取業者によって査定金額が大幅に異なることもあります。したがって、買取サービスを利用する場合は複数のサービス業者に査定を依頼して最も高値の査定のところに買取依頼をすればいいでしょう。ただし、金額だけで判断せず、信頼できる業者かどうかのチェックもお忘れなく。
ロードバイク売却時に必要な手続き
ロードバイクを売却する際には、いくつかの手続きが必要です。手続きを怠ると、売却できなかったりトラブルが発生する恐れもあるので注意しましょう。
手続き①防犯登録の解除
防犯登録の解除は必須
ロードバイクに限らず自転車を購入した際には、防犯登録が義務付けられています。売却の際にこの防犯登録を解除しておかなければ、新しい持ち主に窃盗の疑いが及んでしまうかもしれません。
解除の際の手続きは?
防犯登録の解除手続きは、防犯登録の申請を受け付ける自転車店や最寄りの警察署、交番でも可能ですが、一部できないところもあるので、事前に確認しておきましょう。手続きの際に必要なものとしては、登録を取り消す自転車、自転車購入時に発行された防犯登録カードの控え、運転免許証や健康保険証などの身分証明書が挙げられます。
手続き②譲渡証明書の作成
譲渡相手に渡す書類
ネットオークションやフリマアプリなどを利用した個人売買で手放す場合は、「譲渡証明書」を作成して購入相手に渡す必要があります。これは購入した人が新たに防犯登録をする際に元の所有者から譲り受けたことを証明するもので、譲渡証明書がなければ基本的に防犯登録はできません。
書類の入手は簡単
記入内容は、自分と相手の名前や住所、電話番号、譲り渡すロードバイクの登録番号などですが、譲渡証明書はインターネットで「自転車譲渡証明書 ダウンロード」と検索すればフォーマットが用意されているので、それを利用すればOKです。
③自転車保険の解約
近年は自転車保険への加入を義務付けている自治体も増えていますし、万が一の際の備えとして自主的に加入している人もたくさんいます。ロードバイクを売却してその後自転車に乗らないなら、自転車保険の解約も行いましょう。解約しないと、自転車に乗っていないのに保険料を支払い続けることになってしまいます。解約は保険会社に連絡して解約を申し出るだけです。
目指せ!ロードバイクの高価売却
ロードバイクを売却する方法はいくつかありますが、一番のおすすめは買取業者に買い取ってもらうことです。ロードバイク本体だけでなくパーツやサイクルウェア、関連アイテムなども買取してくれるところも多いので、売却する際にはぜひチェックしましょう。併せて記事内で紹介したいくつかのコツを活かして、愛車の高価買取を目指しましょう。
防犯登録の解除は、自転車を購入した都道府県でしかできないので要注意です。