自転車通勤で求められるタイヤ性能とは?
お気に入りのクロスバイクやロードバイクで自転車通勤を始めたものの、何度もパンクしてしまったり、雨の日に滑って恐い思いをした方も多いはずです。そんな時は自転車の「タイヤ」を変えてみるとよいでしょう。タイヤは自転車の中で唯一路面に接触する部分ですから、それだけ走りに影響が出るパーツです。
路面には多くのリスクがある
路面には、小石やガラス片、段差など危険なリスクがたくさん潜んでいます。各メーカーは、それらのリスクを回避するための優秀なタイヤを豊富にラインナップしています。今回は、自転車通勤でおすすめのタイヤをランキング形式で紹介すると共に、タイヤの選び方についても解説しますので参考にしてみてください。
自転車通勤におすすめのタイヤ人気TOP8
ここからは自転車通勤におすすめのクロスバイクやロードバイクに使えるクリンチャータイヤを紹介していきます。
おすすめのタイヤ⑧位【ミシュラン Pro4 エンデュランス V2】
MICHELIN PRO 4 ENDURANCE V2
参考価格: 5,290円
ミシュラン「Pro4 エンデュランス」は、その名前の通り高い耐久性をもったタイヤです。特殊なダブルコンパウンドにより摩耗耐久性とグリップ力を高めています。また、パンクやサイド切れを防止するためにナイロンブレーカーを設置することにより耐パンク性能も高く、通勤には適しています。
耐パンク性 | ★★★★☆ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★☆ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
走りの軽さ | ★★★☆☆ |
サイズ | 23C/25C/28C |
---|---|
重量 | 225g/245g/285g |
カラー | ブラック/レッド/ブルー/イエロー/グレー |
おすすめのタイヤ⑦位【ビットリア ザフィーロ3】
Vittoria(ビットリア)ザフィーロ 3
参考価格: 2,475円
ビットリア「ザフィーロ3」は、トレーニングタイヤとして打ち出されているだけあって、耐パンク性や耐摩耗性に非常に優れていながら比較的安価に設定されているのでコスパに優れた商品です。カラーバリエーションも5色と豊富なので、好みに合わせて選ぶことができます。
耐パンク性 | ★★★★☆ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★★ |
グリップ力 | ★★★☆☆ |
走りの軽さ | ★★☆☆☆ |
サイズ | 23C/25C/28C |
---|---|
重量 | 275g/300g/350g |
カラー | ブラック/レッド/ブルー/イエロー/ホワイト |
おすすめのタイヤ⑥位【Panaracer ツーキニスト】
パナレーサー(Panaracer) ツーキニスト
参考価格: 3,245円
パナレーサーの「ツーキニスト」は、その商品名からもわかる通り通勤のために作られたタイヤです。肉厚で頑丈ですので耐久性、耐パンク性は最高レベルですが、その分だけ重量があるので走りの軽さは犠牲になっています。ただし、実用性を求める方には最適なタイヤですね。パナレーサーはコスパに優れた商品が多いのも嬉しいところです。
耐パンク性 | ★★★★★ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★★ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
走りの軽さ | ★★☆☆☆ |
サイズ | 25C/28C/35C |
---|---|
重量 | 350g/410g/550g |
カラー | ブラック/レッド/ブルー/イエロー/ホワイト |
おすすめのタイヤ⑤位【Panaracer Pasela】
パナレーサー(Panaracer) パセラ
参考価格: 2,209円
パナレーサーの「パセラ」はリーズナブルながらコストパフォーマンスに優れたタイヤです。かといって耐久性に難があるわけではなく、通勤で十分に活躍できる耐パンク性能も有しています。折り畳めないワイヤービードなので重さがありますが、コスパを考えれば初心者でもおすすめできるタイヤです。サイドスキンもおしゃれですね。
耐パンク性 | ★★★★☆ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★★ |
グリップ力 | ★★★☆☆ |
走りの軽さ | ★★☆☆☆ |
サイズ | 23C/25C/28C/32C/35C/38C |
---|---|
重量 | 280g/290g/320g/390g/470g/720g |
カラー | ブラック |
おすすめのタイヤ④位【SCHWALBE DURANO】
シュワルベ SCHWALBE デュラノ DURANO
参考価格: 7,500円
「デュラノ」は全体的にバランスのとれたタイヤですが、耐久性ではかなり高い性能を持っていることから「マイルイーター」と呼ばれるほどです。さらに、「レースガード」と呼ばれるナイロン素材をサイドに施しているので耐パンク性能も非常に高く、軽量性も実現しているので通勤でも活躍します。25Cではカラーストライプもラインナップしています。
耐パンク性 | ★★★★☆ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★★ |
グリップ力 | ★★★☆☆ |
走りの軽さ | ★★★☆☆ |
サイズ | 23C/25C/28C/他 |
---|---|
重量 | 225g/245g/290g/他 |
カラー | ブラック/サイズにより各種カラーストライプあり |
おすすめのタイヤ③位【Michelin Powerオールシーズン】
Power オールシーズン
参考価格: 5,500円
「Power オールシーズン」は、過酷な路面状況でも安定したグリップ力を発揮するタイヤです。特殊なコンパウンドを採用することで雨天やぬかるみでも安定した走行性能を保ちます。さらに、新開発のアラミド繊維を配置することで耐パンク性能もアップしているので、通勤にはおすすめです。
耐パンク性 | ★★★★☆ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★☆ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
走りの軽さ | ★★☆☆☆ |
サイズ | 23C/25C/28C |
---|---|
重量 | 235g/270g/295g |
カラー | ブラック |
おすすめのタイヤ②位【コンチネンタル グランプリ 5000】
CONTINENTAL GRAND PRIX 5000
参考価格: 5,469円
コンチネンタル「グランプリ5000」は、トータルバランスに優れた高性能なタイヤです。5000は前モデルと比べて転がり抵抗が12%向上、耐パンク性能は20%向上し、さらに軽量化まで実現しています。様々な路面状況にタイヤを細やかに変形させて対応できるためグリップ力も高いので、通勤にも活躍するでしょう。
耐パンク性 | ★★★★☆ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★☆ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
走りの軽さ | ★★★★☆ |
サイズ | 23C/25C/28C/32C |
---|---|
重量 | 200g/215g/235g/290g |
カラー | ブラック |
おすすめのタイヤ①位【コンチネンタル ゲータースキン】
Continental(コンチネンタル) GATORSKIN
参考価格: 5,975円
「ゲータースキン」は、耐パンク性能が非常に高いタイヤです。タイヤのサイドにはデュラスキンと呼ばれる繊維、特殊コンパウンドによりパンクしにくいタイヤとなっています。段差や小石など様々な障害物がある通勤経路でも難なく走破でき、雨天時のグリップ力も高い優秀なタイヤです。
耐パンク性 | ★★★★★ |
---|---|
摩耗耐久性 | ★★★★☆ |
グリップ力 | ★★★★☆ |
走りの軽さ | ★★★☆☆ |
サイズ | 23C/25C/28C |
---|---|
重量 | 230g/250g/320g |
カラー | ブラック |
自転車通勤におすすめできるタイヤの選び方
ここからは通勤に適したタイヤの選び方を解説していきます。
選び方①耐パンク性能
自転車通勤でも街乗りでも、一番求められるのは「パンクしにくい」ことです。経路にもよりますが、路面には小石やガラス片などパンクのリスクを高めるものがたくさん落ちています。朝の通勤時にパンクしてしまうと転倒によるケガや遅刻につながるので、耐パンク性能の高いタイヤを選びましょう
選び方②重量で選ぶ
タイヤの重量は走行性能に直接影響する要素です。前後合わせて200g変わるだけでも違いを体感できるほどです。基本的に耐パンク性能の高いタイヤはどうしても重めになります。走りの軽さも犠牲にしたくないのですが、通勤で使うなら多少重さがあってもパンクしにくいタイヤを選ぶ方が効率的です。
選び方③太さで選ぶ
タイヤの太さも走りに大きな影響を及ぼします。ロードバイクの場合は21~25C、クロスバイクの場合は28~32Cが一般的ですが、当然細ければ抵抗が少ないので速く走れますが耐久性や耐パンク性能は下がります。逆に太ければ抵抗が増えるため漕ぐ力がより必要になりますが、耐久性や耐パンク性能は上がります。通勤経路の路面状況や、通勤で何を一番重視するかで太さを選びましょう。
選び方④コスパで選ぶ
自転車通勤の頻度や距離などによりますが、基本的に通勤ではタイヤの消耗が早いので「コスパ」も気になるところです。軽量化や速さを追求したタイヤはその分だけ高価になる傾向がありますが、耐久性では劣るので通勤には不向きといえるでしょう。逆に安さだけで決めてしまうと交換しづらかったり走りが重くなってしまいます。自転車通勤には1万円以下で選べるバランスの良いモデルがおすすめです。
自転車通勤ならクリンチャータイプがおすすめ
一口にタイヤと言ってもさまざまなタイプがありますが、通勤に最も適しているのは「クリンチャータイプ」です。タイヤとチューブが分離しているため、もしパンクしてもチューブを交換するだけで修理ができるのが嬉しいところです。さらに、最も普及していることから種類も豊富でコスパに優れています。
ぴったりなタイヤを履いて快適な自転車通勤を!
今回は、自転車通勤におすすめのタイヤをランキング形式で紹介するとともに、タイヤの選び方も取り上げましたがいかがだったでしょうか。転車通勤に求められるタイヤ性能には、耐パンク性やグリップ力だけでなく快適性も捨てがたいところです。自分の通勤経路をイメージするとともに、何を一番重視するかを考えてお気に入りのタイヤをみつけてくださいね。