補助輪を外す練習方法③ペダルをこぐ
補助輪なし自転車のバランスに慣れて顔をあげられるようになってきたら、乗れるまでもう少しです! いよいよペダルを漕ぐ練習に入ります。ペダルを外してしまっていた場合は、左右両方のペダルを戻してください。このステップをクリアするための目標も3段階にわけて紹介していきます。
目標①進みながら片方ペダルに足を乗せる
バランスを取って進みながら片足をペダルに置く練習をしましょう。ペダルの場所を確認しようとして顔を下に向けたり、バランスが変わってしまって急停止してしまう場合もあるので大人は周囲の状況に注意してあげてください。片足がちょっとの時間でもペダルに乗せられたらクリアです。
目標②進みながら両方ペダルに足を乗せる
片足をペダルに置けるようになったら、両足をペダルに置くように促しましょう。片足を踏み込んで上がったペダルに両足を置くのは難しく、子どもは足元を見ようとしたりと混乱しがちです。怖がるようなら、自転車に伴走してハンドルやシートを軽く支えます。
ちょっとでもできたら褒めましょう
なかなかできなくても怒ったりプレッシャーをかけてはいけません。ちょっとでも足がペダルに触れたら「惜しかったね!頑張り賞だ!」、きちんと乗せられなくても「さっきより上手になっててすごい!」などこまめに声掛けをしましょう。乗れるようになるまでもう少しです。
目標③ペダルを漕ぐ
両足がペダルにうまく乗せられたら、すかさず「漕ぐ」練習に入りましょう。まずは一度踏み込むだけでOKです。スピードを出すことを怖がってしまう場合は、大人が伴走しながら軽く自転車を支えます。
連続して漕げることが目標
スピードが乗った方がバランスがとりやすいので、連続してペダルを漕げるように声掛けをしましょう。大人が伴走して支えている場合は、2度3度と踏み込みができた段階で様子を見ながら手を離してOKです。
補助輪を外す練習方法④操縦する
ペダルが漕げるようになれば、いよいよ操縦の練習です。まっすぐ走ったり曲がったり、止まりたいところでブレーキをかけたり、思い通りに乗れるようになりましょう。公道に出る前にクリアしたい目標3つをご紹介していきます。
目標①まっすぐ走れる
ここからは、ちゃんと道を走れるようになるための練習を始めます。20mくらい離れたところに目標地点を決めて、自転車を走らせてみましょう。まっすぐ進めたらOKです。
モチベーションに気をつけながら練習
力んでしまってうまく操縦できない場合は、子どものモチベーションに配慮します。あえて目標を作らず子どもが好きなように走る「自由時間」を作って、楽しく遊ばせてから練習に戻ってもよいでしょう。
目標②好きな方向に曲がれる
好きな方向に曲がる練習をします。マーカーやミニコーンがあると便利です。20mくらい離れたところに置いてUターンやジグザグ走行の練習をしていきます。慣れるまで、コースは大回りでOKですが左右どちらでも曲がれるように練習しましょう。
目標③ブレーキがかけられる
最後は、きちんと止まれるようにハンドブレーキの使い方を確認します。マーカーなどで位置を指定して止まる練習ができれば効果的です。この段階まで来ると公道でも乗れるので、停止線や信号などの交通マナーも教えてあげましょう。
まとめ
子どもの自転車練習方法を4ステップにわけて紹介しました。バランスのコツさえつかめれば、たった数時間で子どもの自転車補助輪を外すのも夢ではありません。しかし、時間がかかってしまう場合もあるので、あせらず子どものペースで練習を行いましょう。きっと、家族でサイクリングでが楽しめますよ。
公道に出られるまでもう少し! 次はいよいよ操縦の練習です。